コミュニケーション英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 コミュニケーション英語Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 生産システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 English World / Writing Method Basic ※辞書はセイコークラウド辞書 Gigantes を使用
担当教員 臼田 悦之

到達目標

1. 英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき実際に発音できる。
2. 4技能を駆使して、様々な情報や考えなどを的確に理解したり、相手に伝えることができる。
3. 語彙や言語運用についての知識を身につけ、背景にある文化を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1語彙や言語運用の知識を身につけ実際に運用でき、背景にある文化を理解できる。語彙や言語運用の知識を身につけある程度運用でき、背景にある文化を理解できる。語彙や言語運用の知識を身につけられない。 背景にある文化を理解できない。
評価項目2様々な情報や考えなどを的確に理解でき、相手に概要をわかりやすく伝え、意見交換がで きる。様々な情報や考えなどを理解でき、相手に概要をおおまかに伝え、簡単な意見交換ができる。情報や考えなどを理解できない。また相手に概要を伝えられない。簡単な意見交換ができない。
評価項目3英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき、正しく発音できる。英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号をだいたい理解でき、意識すればほぼ正しく発音できる。英語の子音・母音、音 変化、プロソディー、 発音記号を理解できな い。また、意識しても 正しく発音できない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け、身近なこと、自然現象、社会の出来事などの話題についてタスク・ベースの活動を通じて英語で理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。また、基本的な英語発音・プロソディー・発音記号に関して理解でき、実際に発音できるようにする。4技能5領域をバランスよく統合的に向上させ、そのために必要な語いや定型表現知識を広げることを目指す。
授業の進め方・方法:
・間違いを恐れず自分の考えや意見を積極的に英語で表現しようとする姿勢が重要
・4技能5領域の統合的な活動を通じ、積極的に英語を理解したり発信したりする心がけが大切
・カタカナ英語にならないよう、英語らしい発音を心がける ※特に英語発音における口の形、日本語にない子音、英語特有の音変化をしっかりと意識させる
・タスク・ベースの言語活動を多く取り入れる
※この講義内容は全てコアカリキュラムの内容に基づいている
注意点:
・英語は積み上げ科目なので、語彙学習、予習復習、課題、e-Learningなど継続的に勉強すること
・授業以外でも、クラウド辞書(Gigantes)や単語リストなどを使って語彙力をつけるようにすること(発音、意味、品詞、派生語を意識したり、例文をよく読むこと)
・自分のノートPCでスピーキングの問題やトレーニングできるように、イヤホンにマイクがついていることを確認すること
・コミュニケーション英語Ⅰは学修単位(3単位)なので、後期の8週目で終了する
・本科目は学修単位(3単位)の授業であるため、履修時間は授業時間45時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて135時間である。自学自習の成果は課題及び定期試験等によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・Self-introduction 1
・Gigantesの使い方
・LMSの使い方
・学習の到達目標、学習内容、および留意点を理解できる
・英語で自己紹介ができる
・クラウド辞書Gigantesの使い方がわかる
2週 ・英語発音の基礎:音変化
・Self-introduction 2
【発音】音変化の仕組みがわかり、発音できる
・スライドを使って自己紹介を30秒程度英語でできる
3週 ・Lesson 1 School life
・Task 1
【発音】無声音と有声音の[th]を正確に発音できる
【スマコレ】Life について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Information-gap taskを遂行できる
4週 ・Lesson 2 Food
・Task 2
【発音】子音[f]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Food について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Information-gap taskを遂行できる
5週 ・Lesson 3 Seasons
・Task 3
【発音】子音[v]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Seasons について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Information-gap taskを遂行できる
6週 ・Lesson 4 Experience
・Task 4
【発音】子音[r]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Experience について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Opinion-exchange taskを遂行できる
7週 ・Lesson 5 Careers
・Task 5
【発音】子音[l]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Careers について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Information-gap taskとOpnion-exchange taskを遂行できる
8週 中間試験 学修した内容を60%以上理解できる
2ndQ
9週 ・答案返却
・Lesson 6 Language
・Task 6
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
【スマコレ】Language について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Opinion-exchange taskを遂行できる
10週 ・Lesson 7 Life
・Task 7
【発音】[子音+r]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Life について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・道案内タスクを遂行できる
11週 ・Lesson 8 Price or quality
・Task 8
【発音】子音[pl]の音を正確に発音できる
【スマコレ】Price or quality について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Information-gap taskを遂行できる
12週 ・Lesson 9 Media
・Task 9
【発音】子音[r],[l]の音が連続しても正確に発音できる(応用)
【スマコレ】Media について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Opinion-exchange taskを遂行できる
13週 ・Presentation 1 (Country) 【発音】子音[w]の音を正確に発音できる
【スマコレ】世界の国について英語でプレゼンテーションできる
14週 ・Lesson 10 City or the country
・Task 10
【発音】子音[n],[ng]の音を正確に発音できる
【スマコレ】City or the country について自分の考えを整理し、ペアやグループで表現し合うことができる
・Opinion-exchange taskを遂行できる
15週 ・前期期末試験
学習した内容を60%以上理解できる
16週 答案返却・解答解説
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
後期
3rdQ
1週 ・Topic talking (Summer vacation)
・Task 11
・Opinion-exchange taskを遂行できる
・Decision-making taskを遂行できる
2週 ・Presentation 2
・Task 12
・My summer vacation というトピックでスライドを使いながらプレゼンテーションできる
・Decision-making taskを遂行できる
3週 ・Presentation 3 の準備
・Task 13
・Presentation 3 (English-speaking country) について、概要がわかり準備ができる
・Information-gap taskを遂行できる
4週 ・Presentation 3 の本番
・Task 14
・English-speaking country というトピックでスライドを使いながらプレゼンテーションできる
・Information-gap taskを遂行できる
5週 ・Classroom Survey の準備
・Task 15
・Classroom Survey について、概要がわかり準備ができる
・Information-gap taskを遂行できる
6週 ・Classroom Survey の準備
・Discussion
・Classroom Survey の準備ができる
・グループで簡単なDisucssionができる
7週 ・Classroom Survey の本番
・Classroom Survey というトピックでスライドを使いながらプレゼンテーションできる
8週 最終試験 学修した内容を60%以上理解できる
4thQ
9週 答案返却・解答解説
振り返り
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
・学習した内容を振り返り、今後の学習計画を立てられる
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に正しく伝わるよう、語・句・文における強勢、文におけるリズム・イントネーション、音のつながり・区切りを意識しながら明瞭に音読あるいは発話できる。1
中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。1
中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、はっきりとした発音で、調整された速さで話された内容から、必要な情報を聞き取り、話し手の意図を把握できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、基本的な表現を用いて、情報や考え、気持ちなどを話すことができる。1
日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、自分の意見や感想を整理し、情報や考え、気持ちなどを伝える文章を書くことができる。1
自分の専門分野などの予備知識のある事柄や関心のあるトピックについて、話の展開や話者の意図に注意しながら必要な情報を聞き取り、概要や要点を把握できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・小テストなど合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力602000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000