現代社会

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 現代社会
科目番号 0066 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 新現代社会 新訂版」(清水書院)
担当教員 松岡 由佳

到達目標

1. 主要な宗教と日本国憲法について、データ等を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
2. 資本主義と企業について、データ等を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
3. 国際社会とグローバル化について、地図やデータを用いてそれぞれの特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主要な宗教や日本国憲法に関する高度な専門用語を理解し、データ等を用いて特徴を明快に説明することができる。主要な宗教や日本国憲法に関する基礎的な用語を理解し、データ等を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。
評価項目2資本主義と企業に関する高度な専門用語を理解し、データを用いて特徴を明快に説明することができる。資本主義と企業に関する基礎的な用語を理解し、データ等を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。
評価項目3国際社会の現状とグローバル化に関する高度な専門用語を理解し、データや地図を用いて特徴を明快に説明することができる。国際社会の現状とグローバル化に関する基礎的な用語を理解し、データや地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会は人文・社会科学的視点から人間・社会・文化について多面的に理解するための科目である。現代社会が直面する諸課題について、各種データや地図等を用いてアプローチする。そして、現代社会が直面するさまざまな問題に対して、データや地図を用いて説明できるようになろう。
授業の進め方・方法:
現代社会における諸課題をとらえ、考察するための枠組みを身に付けること。また、21世紀に入りますます激しく変化する社会に対する関心を高め、この社会のなかでいかによく生きていくのかを考察することの大切さを自覚すること。世界で活躍する技術者にはこうした知識が必要不可欠であり、本授業内容の完全理解と自学自習への積極的な取り組みが求められる。授業のパワーポイントやワークシートを活用して、予習復習に自ら進んで取り組むこと。
注意点:
◎教科書等の忘れ物、授業中の居眠り、携帯電話の使用等は減点の対象となるので、十分に注意すること。
◎レポートの提出遅れや未提出は減点の対象となるので、必ず提出期限を守ること。
◎写しと判断したレポート等の提出物はすべて0点とするので、十分に注意すること。
※授業内課題やグループワークを実施することがある。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、授業内容の一部を変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
1.生き方と宗教
・現代社会での学習内容・学習方法を理解する。
・キリスト教・イスラーム教の違いと思想を理解できる。
2週 2.憲法とは何か ・憲法の歴史と憲法の特徴を理解できる。
3週 3.日本国憲法制定とその原理 ・日本国憲法制定の経緯とその原理を理解できる。
4週 4.基本的人権の尊重と平等権の保障 ・基本的人権の意味と平等権について理解できる。
5週 5.資本主義経済のしくみとその変容 ・資本主義経済のしくみとその変容を理解できる。
6週 6.市場経済の機能と限界 ・市場経済のしくみと問題点を理解できる。
7週 7.現代の企業 ・企業のしくみとその動向を理解できる。
8週 8.消費者問題と企業の責任 ・消費者問題の定義と企業の責任を理解できる。
2ndQ
9週 9.雇用・労働問題1 ・雇用の課題を幸福・公正・正義の観点から理解できる。
10週 10.雇用・労働問題2 ・グループワークを通じて、わが国の雇用・労働問題や将来の見通しを理解できる。
11週 11.社会保障の意義・しくみと
             その課題1
・社会保障制度を幸福・公正・正義の観点から理解できる。
12週 12.社会保障の意義・ しくみと
             その課題2
・グループワークを通じて、わが国の社会保障の問題点や将来の見通しを理解できる。
13週 13 .これからの国際社会1 ・新興国の躍進と国際経済のグローバル化を理解できる
14週 14.これからの国際社会2 ・グループワークを通じて、グローバル化とわが国の製造業との関係や将来の見通しを理解できる。
15週 定期試験
16週 試験答案返却・解答解説 ・間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

定期試験レポートワークシートポートフォリオその他合計
総合評価割合8020000100
基礎的能力701000080
専門的能力000000
分野横断的能力101000020