1. 基本的な機構の構造と機能,トランジスタ等の電子回路によるアクチュエータの制御法,各種センサの原理と利用法,及びPICによる入出力制御法などのメカトロニクス技術の基礎を習得する.
2. 設定された課題を解決するロボットの製作演習により,開発プロセスを理解し,チームによる共同開発に必要なスキル(議論,目標設定,計画,役割分担,製作,成果のまとめ、発表)を習得する.
3. チームで課題解決に取り組むことで、協調性,責任感,リーダーシップを発揮する.
4. 安全性とコストに配慮した機器開発を行うための基礎的能力を習得する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 3 | 後2,後3 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 3 | 後2,後3 |
線の種類と用途を説明できる。 | 3 | 後2,後3 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 3 | 後2,後3 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 3 | 後2,後3 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 3 | 後2,後3 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 3 | 後2,後3 |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 3 | 後2,後3 |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 3 | 後2,後3 |
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。 | 3 | 後2,後3 |
機械設計 | 歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 3 | 後2,後3 |
リンク装置の機構を理解し、その運動を説明できる。 | 3 | 後2,後3 |
情報系分野 | 計算機工学 | 要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。 | 3 | 後6,後7 |
その他の学習内容 | トランジスタなど、ディジタルシステムで利用される半導体素子の基本的な特徴について説明できる。 | 4 | 後6,後7 |
少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 4 | 後3 |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 4 | 後3 |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 4 | 後5,後9 |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 4 | 後1,後4,後9 |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 4 | 後3 |
ディジタルICの使用方法を習得する。 | 4 | 後5,後6,後7 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 後1,後2,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後1,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |