概要:
種々の工作機械を用いた材料加工により,モノづくりの基本となる創造力と実践力とを身につけ,製品を作るための基礎的な知識を習得する。また、情報技術を活用した製作図作成と加工方法を理解する。製品の組立・修正作業を通して、加工方法と加工精度の関連・その意味を理解し,それらの知識を必要に応じて活用できることを目標とする。
なお授業内容は公知の情報のみに限定されている。
授業の進め方・方法:
作業には危険が伴うので,指示に従い,安全な服装(作業服)で作業すること。レポートはパート毎の提出とする.ただし,実習内容の理解を深めるため週毎にまとめること。工作機械使用時,使用前の点検,使用後の清掃をきちんと行うこと。
評価について、レポート40%,態度は実習への取組姿勢,理解度,協調性を評価し35%,成果品検査に関しては25%、ただし授業内容6週目製品検査法については小テスト(15%)を含み25%とし,4パート平均で評定する.ただし,1パートでもレポートが提出されない場合は,学年末におけるレポートの評点をゼロとする.
注意点:
遅刻や欠席をしても補習を行わない事もあるので、必ず出席すること。また、機械加工は危険と隣り合わせであることを肝に銘じ、緊張感を持ってのぞむこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(4h)コア ※班ごとに4テーマをローテーションする。以下に実験テーマを示す。 |
・実習の目標と,心構え,進め方を理解する.
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2週 |
旋盤加工(4h)コア |
旋削にて端面、外径加工等を行い、普通旋盤について理解を深める。
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3週 |
旋盤加工(4h)コア |
旋削にて端面、外径、溝、ねじ加工等を行い、普通旋盤について理解を深める。
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4週 |
旋盤加工(4h)コア |
普通旋盤作業の準備・加工・清掃までの一通りを行うことができる。また、CNC旋盤の機能を理解し説明できる。
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5週 |
計測,検品作業(4h)コア |
・スターリングエンジン模型の部品を用いて,ノギスやマイクロメータでの寸法測定ができる. ・測定した寸法から図面との確認により検品ができる.
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6週 |
組み立て,調整作業(4h)コア |
スターリングエンジン模型の組み立て及び調整を行える.
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7週 |
組み立て,調整作業(4h)コア |
スターリングエンジン模型の組み立て及び調整を行える.
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8週 |
CAD/CAM、3Dプリンタ(4h)コア |
CAD/CAMを用いた除去加工(切削加工)と3Dプリンタを用いた付加加工の特徴を理解する。
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2ndQ |
9週 |
CAD/CAM、3Dプリンタ(4h)コア |
使用目的に応じた部品設計および3Dプリンタの作業ができる。
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10週 |
CAD/CAM、3Dプリンタ(4h)コア |
CAD/CAMを用いて立体形状加工のNCプログラムを作成できる。
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11週 |
鋳造作業(4h)コア |
フルモールド法を理解し、その造型作業ができる。(アルミニウム熔解)
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12週 |
鋳造作業(4h)コア |
生型鋳造法を理解し、その造型作業ができる。(鋳鉄熔解)
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13週 |
鋳造作業(4h)コア |
モールディングマシン(造型機)による造型法を理解し、その作業ができる。
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14週 |
追加作業,レポート指導(4h)コア |
・実習の内容をレポートにまとめることができる.また,不足がある場合は追加作業を行う.
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15週 |
追加作業,レポート指導(4h)コア |
・実習の内容をレポートにまとめることができる.また,不足がある場合は追加作業を行う.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野(実験・実習能力) | 機械系分野(実験・実習能力) | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5 |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5 |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 前1 |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 4 | |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 4 | |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 4 | 前8,前9,前10 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 4 | |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10 |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 4 | 前8,前9,前10 |