日本史

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本史
科目番号 0096 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 授業内でプリントを配布するほか、適宜紹介する。
担当教員 牧之内 友

到達目標

1.日本の近代化について、国際環境と関連づけて理解する。
2.歴史的事象の変化・因果関係を考察し、歴史の展開における諸事象の意味を解釈する。
3.複数の資料を活用し、資料に対する批判的な見方を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業で扱った教材に記述されている説明・用語を十分理解し、自分なりに考察して表現できる。授業で扱った教材に記述されている説明・用語を十分理解している。授業で扱った教材に記述されている説明・用語の理解が不十分である。
評価項目2授業で配布した教材の整理と内容理解が十分であり、自分なりに考察して表現できる。授業で配布した教材の整理と内容理解が十分にできている。授業で配布した教材の整理と内容理解が不十分である。
評価項目3自分で各種参考文献や参考資料に当たるなどの自学自習を行い、自分なりに考察を深めて表現できる。自分で各種参考文献や参考資料に当たるなどの自学自習をしている。自分で各種参考文献や参考資料に当たるなどの自学自習をしていない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
我が国の歴史展開を諸資料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連づけて総合的に考察し、我が国の伝統と文化の特色についての認識を深め、歴史的思考力を培う科目である。
・近代化は学校・工場・軍隊から始まるといわれる。日本の近代化について、主に軍隊と戦争という側面から、国際環境と関連づけて理解する。
・歴史的事象の変化・因果関係を考察し、歴史の展開における諸事象の意味を解釈する。
・複数の資料を活用し、資料に対する批判的な見方を養う。
なお授業内容は公知の情報のみに限定されている。
授業の進め方・方法:
歴史における諸事象の本質をその歴史的形成・展開の過程の実証的に考察するなかで、歴史的な見方や考え方を身に付け、国際社会で活躍する日本国民としての自覚と資質を養って欲しい。教科書のほか、多くの資料プリントを配布するので、しっかり読み込んで欲しい。
注意点:
・教科書等の忘れ物、授業中の居眠り、携帯電話の使用等は減点の対象となるので、十分に注意すること。
・指示された予習・復習については確実に行うこと。
・課題やレポート等は期限までに確実に提出すること。
・学習・教育到達目標の評価:試験(D-1)(70%)、確認課題(D-1)(30%)
※本科目は学修単位(1単位)の授業であるため、履修時間は授業時間15時間と授業時間以外の学修(予習・復習・課題・テスト等のための学修)を併せて45時間である。自学自習の成果は、課題によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週 日本の近代化と軍隊
日本の近代化に伴う兵制改革とその意義について理解する。
10週 日本の近代化と社会 学校・軍隊・工場などにおける民衆と「近代」との出会いについて理解する。
11週 日清・日露戦争 日清・日露戦争が持った意味について理解する。
12週 第一次世界大戦と大正時代 第一次世界大戦の日本への影響を考察し、ロシア革命・米騒動・シベリア出兵の流れの中で起こった大正デモクラシーとの関わりで当時の軍隊の有様を考察し、その意味について理解する。
13週 アジア・太平洋戦争 戦間期ののち、満洲事変以降、日中戦争、太平洋戦争を経て、敗戦にいたる過程を考察し、その意味について理解する。
14週 戦後日本と戦争の記憶 敗戦後の国民意識の変容とともに、戦後80年になろうとする現在、私たちが持つ戦争の記憶について、特にアジア諸国との関連で考察し、その意味を理解する。
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験確認課題合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力6020000080
専門的能力0000000
分野横断的能力1010000020