古典文学講読

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 古典文学講読
科目番号 0104 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 三上英司ら編『漢文名文選』(筑摩書房)
担当教員 鳴海 雅哉

到達目標

1.古典文学の概要を理解することができる。
2.古典文学に由来する言葉や文化を理解することができる。
3.古典文学の内容を基に、思考を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古典文学の概要を理解し、文化への影響を考えられる。古典文学の概要を理解することができる。古典文学の概要を理解することができない。
評価項目2古典文学に由来する言葉や文化を理解し、現代への影響を考えられる。古典文学に由来する言葉や文化を理解することができる。古典文学に由来する言葉や文化を理解することができない。
評価項目3古典文学の内容を基に、思考を深め、現代の我々の生活に生かすことができる。古典文学の内容を基に、思考を深めることができる。古典文学の内容を基に、思考を深めることができない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
古典文学の読解を通して、我が国の文化や思想、および我が国に影響を与えた中国古典の文化や思想への理解を深めるとともに、古典の文学的文章の鑑賞をとおして、言語文化についての理解を深め、感受性を培う(5-3-1 Ⅲ-A 国語)。具体的には、故事成語に関する古典作品を読んで、日本や中国の古典文化や歴史等について理解を深めるという内容である。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式。
本講義は、古典文学を読み進めていくものである。3年次「国語総合Ⅱ」の内容を踏まえ、基本的な訓読を理解し、作品を鑑賞する方法を学びながら、いわゆる「詩心」を体得してもらいたいと考えている。古来、多くの文学者たちが創ってきたさまざまな文学作品には、作者の心の昂ぶりや感情のゆらぎが存分に表現されている。それらを読み、理解することで、読者の心は豊かになっていく。ここでは「漢文」や「漢詩」の読解をとおして、みなさんの「文学の心」を耕そうと思う。積極的な受講を期待する。
注意点:
評価については、定期試験とレポートによって行う。毎回の授業をしっかり受講し、ノートや資料をまとめておけば、試験やレポートの対応は難しくない。日頃からコツコツとした姿勢でいることを望む。
すでに述べたとおり、本講義は文学作品を読み進めていくスタイルである。できる限り双方向の講義となるようにするが、基本的には授業者の話を聞くことが多くなるだろう。従って、講義中に関係の無い取り組みをしていたり、不要の物を操作していたりした場合は、「意欲無し」と見なし、相応の減点措置となることを覚悟されたい。加えて、そのような姿勢であれば、将来に向けて必ずや失点となるであろうことを指摘しておく。
※この科目の授業は第2クォーター(前期後半)に2時間連続で実施される。
JABEE教育到達目標評価:課題20%(D-1)、小テスト20%(D-1)、定期試験60%(D-1)
※成績は自分で計算できるようにしている。定期試験点及び小テスト点は各自で覚えておくこと。課題についても各自で提出・未提出を把握しておくこと。試験点数及び課題未提出回数の問い合わせは拒否する。
※小テスト及び定期試験が未記名であったり、不備が認められる場合は採点をしない(0点となる)。問いの指示に従っていない場合も採点をしない、または減点とする。また、解答用紙における字が乱雑であると認められる場合は減点か不正解扱いとする。その他試験に関する注意事項は問題用紙に記載することとする。
※提出課題が不備であったり、取り組み不足が感じられたりする場合は減点または0点とする。
※小テスト及び定期試験の点数が6割を下回った者については再試験を実施する。ただし、小テスト及び定期試験を欠席した者(特別欠席は除く)の再試験は実施しない。
※再試験を自分の判断で欠席した者(結果として合格点になるだろうという見通しの末、不合格となったりする)への配慮はしない。また、連絡(基本的にTeamsによる連絡)を見落としたことによる再試験の欠席及び課題未提出も配慮しない。
※課題未提出については配慮しない。後日提出を受理したとしても、合格点となることを保証しない。
※最終成績については、小数点以下を切り捨てる。極端なことをいえば、59.999点でも不合格とする。配慮はしない。
※課題の提出が一切無かった場合、試験点及び小テスト点のみで合格点に達していたとしても不合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週 ガイダンス、漢文基礎、中国史基礎 講義の詳細と、漢文の基礎、中国史の基礎を理解できる。
10週 「思想」に関する故事成語 授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
11週 「歴史」に関する故事成語① 授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
12週 「歴史」に関する故事成語② 授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
13週 「文学」に関する故事成語①、小テスト 授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。これまでの範囲について、内容を確認することができる。
14週 「文学」に関する故事成語② 授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
15週 前期期末試験 これまでの範囲について、内容を確認することができる。
16週 答案返却、解説 これまでの範囲について、内容を確認することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力50102000080
専門的能力0000000
分野横断的能力1010000020