オブジェクト指向プログラミング

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 オブジェクト指向プログラミング
科目番号 0118 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 WEBで公開
担当教員 東海林 智也

到達目標

1.クラスの概念を説明でき、ソースプログラムを記述できる。
2.ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。
3.ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1クラスの概念を理解し、連動する複数のクラスを設計できる。クラスの概念を理解し、スタンドアローンクラスを設計出来る。クラスの概念を理解せず、クラスを設計できない。
評価項目2統合開発環境を用いて連動する複数のクラスのソースプログラムをロードモジュールに変換し実行できる。統合開発環境を用いてスタンドアローンクラスのソースプログラムをロードモジュールに変換し実行できる。統合開発環境を用いてソースプログラムをロードモジュールに変換できない。
評価項目3総合開発環境を用いて連動する複数のクラスのロードモジュールをデバッグできる。総合開発環境を用いてスタンドアローンクラスのロードモジュールをデバッグできる。総合開発環境を用いてロードモジュールをデバッグすることができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
現在主流となっているプログラミング言語はほぼ例外なくオブジェクト指向言語です。従って技術者はオブジェクト指向プログラミングを学ぶ必要があります。
なお、研究・課題や実社会における課題の解決や問題の原因を明らかにするために、オブジェクト指向プログラミングの知識を系統的に活用できるようになることが到達レベルです。
授業の進め方・方法:
・複数人でチームを組んでアクティブラーニングを行います。
・オブジェクト指向プログラミング言語としてJava を使用します。
・その他、詳しくはテキストを参照して下さい。 テキスト: https://tmytokai.github.io/open-ed/course/oop/
注意点:
評価割合 課題 100%(B,C)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Hello World: AWS(1) AWSを設定して使うことが出来る。
2週 Hello World: AWS(2) AWSを設定して使うことが出来る。
3週 Hello World: Hello World のプログラミング オブジェクト指向プログラミングでHello Worldを実行できる。
4週 オブジェクト指向プログラミングの基礎: クラスとインスタンス(1) クラスとインスタンスの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
5週 オブジェクト指向プログラミングの基礎: クラスとインスタンス(2) クラスとインスタンスの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
6週 オブジェクト指向プログラミングの基礎: メソッド(1) メソッドの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
7週 オブジェクト指向プログラミングの基礎: メソッド(2) メソッドの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
8週 オブジェクト指向プログラミングの基礎: オーバロード オーバーロードの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
2ndQ
9週 三大要素: インヘリタンス(1) インヘリタンスについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
10週 三大要素: インヘリタンス(2) インヘリタンスについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
11週 三大要素: カプセル化 カプセル化について理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
12週 三大要素: ポリモーフィズム ポリモーフィズムについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
13週 クラス図とオブジェクト図: クラス図(1) クラス図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
14週 クラス図とオブジェクト図: クラス図(2) クラス図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
15週 クラス図とオブジェクト図: オブジェクト図 オブジェクト図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
16週 ※ 定期試験は実施しません

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000