到達目標
1.クラスの概念を説明でき、ソースプログラムを記述できる。
2.ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。
3.ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | クラスの概念を理解し、連動する複数のクラスを設計できる。 | クラスの概念を理解し、スタンドアローンクラスを設計出来る。 | クラスの概念を理解せず、クラスを設計できない。 |
評価項目2 | 統合開発環境を用いて連動する複数のクラスのソースプログラムをロードモジュールに変換し実行できる。 | 統合開発環境を用いてスタンドアローンクラスのソースプログラムをロードモジュールに変換し実行できる。 | 統合開発環境を用いてソースプログラムをロードモジュールに変換できない。 |
評価項目3 | 総合開発環境を用いて連動する複数のクラスのロードモジュールをデバッグできる。 | 総合開発環境を用いてスタンドアローンクラスのロードモジュールをデバッグできる。 | 総合開発環境を用いてロードモジュールをデバッグすることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 B
説明
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函館高専教育目標 C
説明
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教育方法等
概要:
現在主流となっているプログラミング言語はほぼ例外なくオブジェクト指向言語です。従って技術者はオブジェクト指向プログラミングを学ぶ必要があります。
研究・課題や実社会における課題の解決や問題の原因を明らかにするために、オブジェクト指向プログラミングの知識を系統的に活用できるようになることが到達レベルです。
なお授業内容は公知の情報のみに限定されています。
授業の進め方・方法:
・プログラミング言語としてJavaとPythonを使用します。
注意点:
本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間30時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間です。
自学自習の成果は課題によって評価します。
評価割合 課題 100%(B,C)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
環境構築: AWSとCloud9 |
AWS上のCloud9を使うことが出来る。
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2週 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎: クラスとインスタンス(1) |
クラスとインスタンスの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
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3週 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎: クラスとインスタンス(2) |
クラスとインスタンスの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
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4週 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎: メソッドとメッセージパッシング(1) |
メソッドとメッセージパッシングの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
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5週 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎: メソッドとメッセージパッシング(2) |
メソッドの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
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6週 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎: コンストラクタとオーバロード |
コンストラクタとオーバーロードの概念について理解し、オブジェクト指向によるプログラミングができる。
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7週 |
三大要素: インヘリタンス(1) |
インヘリタンスについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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8週 |
三大要素: インヘリタンス(2) |
インヘリタンスについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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2ndQ |
9週 |
三大要素: カプセル化 |
カプセル化について理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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10週 |
三大要素: ポリモーフィズム |
ポリモーフィズムについて理解し、これをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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11週 |
クラス図とオブジェクト図: クラス図(1) |
クラス図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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12週 |
クラス図とオブジェクト図: クラス図(2) |
クラス図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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13週 |
クラス図とオブジェクト図: オブジェクト図 |
オブジェクト図を描き、それらをオブジェクト指向プログラミングに応用できる。
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14週 |
Python入門(1) |
Pythonの基本について理解し、Pythonをもちいたプログラミングができる。
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15週 |
Python入門(2) |
Pythonの基本について理解し、Pythonをもちいたプログラミングができる。
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16週 |
※ 定期試験は実施しません |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | 前1,前14,前15 |
ソフトウェア | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |