到達目標
Webシステムを実現するために必要な技術要素を理解し、簡単なWebシステムを実装することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) |
評価項目1 | Webシステムを実現するために必要な技術要素を理解し、各技術を組み合わせ、MVCモデルに基づいたWebシステムを実装することができる。 | Webシステムを実現するために必要な技術要素を理解しており、指導を受けた技術をシステム上に実装することができる。 | Webシステムを実現するために必要な技術要素を理解しておらず、それらを活用して簡単なシステムを実装することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 B
説明
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函館高専教育目標 C
説明
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教育方法等
概要:
現在、様々な産業において情報を適切に収集・管理・活用するためのソフトウェアである情報システムが利用されている。本講義では情報システムについて理解を深めたのち、その一方式であるWebシステムの実装に重点をおいた講義を行う。Webシステムを構成する各種技術について理解しているとともに、実装できる技術力を身に着けていることを学習到達目標とする。
授業の進め方・方法:
1.評価
演習課題にてチェックする。必ず課題に取り組むこと。
2.事前準備
プログラミング言語としてJavaを使用する。Javaの基本的な文法を理解していることを前提として授業を行うため、
各自復習をしておくこと。Javaの文法に関する講義は実施しない。
3.学修単位について
この科目は学修単位科目であり、授業時間のみで全ての学習内容が完了する科目ではない。
授業の最後には、授業で指導した内容を習得してもらうための演習課題を課す。
その授業の事後学習であると同時に、次回の授業内容を理解するための準備としての事前学習とする。
基本的に次回授業日前までが提出〆切として設定されるので、放課後に必ず取り組むこと。
注意点:
授業後内容としては、理論だけでなく、情報システムの実装技術について、その基礎を修得するもとを目標とした科目である。
情報システムを構成するためには様々な技術を連携させる必要があるため、各授業での内容は連続している。
したがって、各回の授業で理解できなかった個所は次回授業までに自学自習を行い、修得してくることを必須とする。
それを怠ると授業内容を理解できず、演習課題に取り組めなくなる。
その授業での課題に遅れている学生に対しての措置は授業内では行わず、放課後対応する。
履修する学生は授業後は必ず自学自習に必ず励み、わからない場合は担当教員へ質問を行い、理解を深めること。
総合成績=演習課題100%(B:80%,C:20%)
※中間試験、期末試験は実施しない。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
・ガイダンス ・情報システムとその構成 |
・この授業の進め方、評価方法を理解し、説明するこ とができる。 ・情報システムの概要(社会における役割や利用例、ハードウェア構成など)を説明できる。
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2週 |
・HTTP通信の基礎 ・Webサーバの構築とWebページの作成 |
・HTTP通信の概要を理解し、説明できる。 ・HTML・CSSを使用した簡単なページを作成できる。
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3週 |
・フォームの利用 |
・フォームの実際の利用法や各種パラメータを理解し、HTMLを作成することができる。
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4週 |
・JavaScript1 |
・JavaScriptの概要(文法、実行環境、利用法)を理解し、DOMに基づいた簡単なプログラムを実装することができる。
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5週 |
・JavaScript2 ・APサーバの構築 ・Servletの実装1(Hello World) |
・JavaScriptのWebシステムでの利用法を理解し、入力チェックなどを行う簡単なプログラムを実装できる。 ・APサーバの役割を理解し、説明できる。 ・Servletの動作原理を理解し、簡単なServletの実装を行える。
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6週 |
・Servletの実装2(フォームデータの取得) |
・フォーム取得データを取得して操作するServletの実装を行える。
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7週 |
・JSPの実装 |
・JSPの動作原理や仕様を理解し、簡単な実装を行える。
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8週 |
・Webシステムのスコープとsession ※中間試験は実施しません。代わりの授業を1回行います。 |
・スコープの概念を理解し、sessionを利用したプログラムの実装を行える。
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4thQ |
9週 |
・RDBとServletとの連携1 |
・RDBの概要を理解し、説明することができる。 ・DBと接続するプログラムを作成することができる。
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10週 |
・RDBとServletとの連携2 |
・DBを検索するSQLを理解し、説明することができる。 ・DBから情報を取得し、表示するプログラムを作成することができる。
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11週 |
・RDBとServletとの連携3 |
・DBにデータを追加するSQLを理解し、説明できる。 ・DBにデータの書き込みを行うプログラムを作成することができる。
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12週 |
・JavaBeanの利用 |
・JavaBeansの仕様を理解し、利用したプログラムを作成できる。
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13週 |
・MVCモデル1 |
・ServletからJSPへDispatchすることの意味を理解し、MVCモデルに基づきJavaBeans、JSP、Servlet、DBを連携させたDBの検索及び書き込みプログラムの実装を行える。
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14週 |
・MVCモデル2 |
・MVCモデルに基づいたDBのデータ削除プログラムを作成することができる。
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15週 |
・Webシステムのまとめ |
・Webシステムで活用されている各種技術を振り返り、それらの技術内容と、それらを結びつけて構築する方法について説明することができる。
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16週 |
※期末試験は実施しません。 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 演習課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |