数学特講Ⅶ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学特講Ⅶ
科目番号 0218 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 新微分積分Ⅰ 高遠節夫ほか著 大日本図書、新微分積分Ⅱ 高遠節夫ほか著 大日本図書、新線形代数 高遠節夫ほか著 大日本図書
担当教員 北見 健

到達目標

1.偏微分・重積分を用いて具体的問題を論理を組み立てて解くことができる。
2.行列の固有値・固有ベクトルを用いて具体的問題を理解し解くことができる。
3.確率・微分方程式の具体的問題を理解し解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1偏微分・重積分の概念を理解し具体的応用問題を解くことができる。偏微分・重積分の基礎的概念を理解し計算問題を解く事ができる。偏微分・重積分の基礎的計算ができない。
評価項目2行列の対角化を実行でき具体的問題に応用できる。行列の固有値・固有ベクトルを計算して求めることができる。行列の固有値・固有ベクトルを求められない。
評価項目3条件付確率等の具体的計算ができる。行列の対角化を用いての2階線形微分方程式の解法を理解し解く事ができる。基本的確率計算ができる。定数変化法や2階線形微分方程式の計算ができる。確率の基本的計算ができない。また微分方程式の変数分離形などの基本計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年までに学んだ数学を基礎として主に偏微分・重積分、行列の固有値・固有ベクトル、確率及び微分方程式の分野の重要事項の復習を通じて基本的な大学編入試験・技術士試験等の問題を自力で解くことができることを目標として学習する。
授業の進め方・方法:
・レポート・課題等を中間試験の前後で設定し配点の半分を態度・志向性(主体性および自己管理能力)として評価する。
注意点:
・毎回の復習・予習を行うことが肝要である。本講義は大学編入を目指しているものを主な対象としているので受験する過去問題を補助教材として各自自発的に活用して学習することが重要である。

教育目標評価:試験80%(B),レポート20%(B)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 積分の応用 積分によって極限値を求める。
漸化式によって定積分を求める。
2週 偏微分の応用 二変数関数の極値を求める。条件付極値問題を解ける。
3週 重積分の変数変換 ヤコビアンを計算して重積分の変数変換ができる。
4週 行列の対角化 固有値・固有ベクトルを求めて行列を対角化できる。
5週 微分方程式 変数分離形・2階線形微分方程式が解ける。
6週 確率 条件付き確率が計算できる。
7週 到達度試験
8週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力8000001090
専門的能力0000000
分野横断的能力000001010