到達目標
1.マネジメントの意義と課題について理解を深め、企業や病院等の組織の社会的責任について考察する。
2.企業のマネジメントの実態について理解を深め、マネジメントと人間・文化の関わりについて考察する。
3.ドラッガーのマネジメント戦略を地域に当てはめ、地域の課題を解決する方策について考察する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | マネジメントの基礎的知識を身に付け、組織の社会的責任を考察することができる。 | マネジメントの基礎的知識を身に付け、組織の社会的責任を理解することができる。 | マネジメントの基礎的知識を身に付け、組織の社会的責任を理解することができない。 |
評価項目2 | 企業戦略を理解し、マネジメントと人間・文化の関わりを考察することができる。 | 企業戦略を理解し、マネジメントと人間・文化の関わりを理解することができる。 | 企業戦略を理解し、マネジメントと人間・文化の関わりを理解することができない。 |
評価項目3 | 地域の課題を解決するビジネスモデル等を作成することができる。 | 地域の課題を解決するビジネスモデル等を作成する手立てについて理解できる。 | 地域の課題を解決するビジネスモデル等を作成する手立てについて理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE学習・教育到達目標 (D-2)
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JABEE学習・教育到達目標 (D-3)
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JABEE学習・教育到達目標 (E-1)
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函館高専教育目標 D
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函館高専教育目標 E
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教育方法等
概要:
P.F.ドラッガーによると「マネジメントの役割がさらに大きくなり、企業だけでなく大学や病院などあらゆる組織にとって、命運を決する鍵をにぎる存在になる。」ということである。本授業では、ビジネスの世界で最も影響力をもつ思想家P.F.ドラッガーのマネジメント論を学ぶことを通して、社会・人間・文化について多面的・多角的に考察しながら、自己の在り方生き方を考えるとともに問題を解決する資質や能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
① 知識を行動に具体化する。
・マネジメントの意義や課題について基本的な知識の定着をはかり、企業や病院等の組織の社会的責任について理解を深める。ただし、一般社会では知識量よりも行動が重視される。ゆえに、授業中に接した情報を知識に転換し、行動に具体化することを意識すること。
② リーダーとしての資質を身に付ける。
・哲学はものの見方や人間としての生き方を考える学問である。ただし、現代における人間の生き方の前提は、「行動に責任をもつこと」である。ゆえに、行動に責任を持つリーダーに求められる資質について意識すること。
注意点:
○ 学習上の助言
・授業は講義だけでなく、毎時間、ペアワーク・グループワーク等を行う。
・予習としてテキストの指示された部分を通読し、簡単な内容の要約を作成しておくこと。
・新聞(全国紙が望ましい。また、複数の新聞を読むこと。)の政治・経済記事や社説を読む習慣をつけること。
・テキストにある専門的経済用語等については、事前に調べておくこと。
※JABEE教育到達目標評価:試験60%(D-2:50%、D-3:50%)、発表20%(D-3:50%、E-1:50%)、課題20%(D-2:50%、D-3:50%)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
マネジメントの意義と課題① |
「知識を生産資源に変える」ことについて理解する。
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2週 |
マネジメントの意義と課題② |
「事業利益と社会貢献は矛盾しない」ことを理解する。
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3週 |
マネジメントの意義と課題③ |
IBMやGM等の失敗について理解する。
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4週 |
マネジメントの意義と課題④ |
「NPOが企業に教えたこと」について理解する。
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5週 |
マネジメントと人間・文化① |
組織の存在理由及び社会的責任について理解する。
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6週 |
マネジメントと人間・文化② |
「自己管理とマネジメント」について理解する。
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7週 |
マネジメントと人間・文化③ |
「企業における人事の原則」について理解する。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
答案返却・解答解説 マネジメント戦略と地域課題① |
間違った箇所を理解できる。 「明日のために今日何をすべきか」について考察する。
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10週 |
マネジメント戦略と地域課題② |
「どこに未来を探すか」について考察する。
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11週 |
マネジメント戦略と地域課題③ |
「起業家精神が生まれる構造」について考察する。
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12週 |
マネジメント戦略と地域課題④ |
「起業家マネジメントのタブー」について考察する。
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13週 |
マネジメント戦略と地域課題⑤ |
「成功のための原則」について考察する。
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14週 |
マネジメント戦略と地域課題⑥ |
「トップ・チームの構築」について考察する。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
答案返却・解答解説 |
間違った箇所を理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 課題 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 30 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 50 |