技術者教育実践Ⅱ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 技術者教育実践Ⅱ
科目番号 0282 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 学習指導上必要なものを各自で揃えること。
担当教員 柳谷 俊一

到達目標

1.低学年生の適切な学習指導ができる。
2.他者と積極的なコミュニケーションをとることができる。
3.学習指導のためのスケジュール管理ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1低学年生に適切な学習指導を施し、効果を上げることができる。低学年生に適切な学習指導ができる。低学年生に適切な学習指導ができない。
評価項目2他者と積極的なコミュニケーションをとり、自らの対人能力を鍛えることができる。他者と積極的なコミュニケーションをとることができる。他者と積極的なコミュニケーションをとることができない。
評価項目3学習指導のためのスケジュール管理により、マネジメント能力を鍛えることができる。学習指導のためのスケジュール管理ができる。学習指導のためのスケジュール管理ができない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 A 説明 閉じる
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函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年生までのあらゆる教科の学習を基礎として、学生自らが指導する立場となり、低学年生の学習や生活指導に携わる。それにより、国際的に活躍できる技術者として身に付けておくべき人生観・世界観・価値観の形成を目指し、社会人基礎力としての対話力・交渉術・説明力を養い、対人コミュニケーション能力が深まることを目標としている
授業の進め方・方法:
この科目は、本校のラーニングアドバイザー制度(Learning Advisor、略称はLA)等の、校内における低学年生対象
の学習指導の補助を通して、総合的な対人コミュニケーション能力の養成を上級学年のみなさんに期待するものであ
る。将来、みなさんが社会人になったとき、さまざまな年代、立場、職業の人間とコミュニケーションを図ることとなる。そ
の予行演習と捉えてもらって構わない。近いところでは面接試験の練習になるだろう。遠いところでは、部下に指導する
年代になったときの練習ともなるだろう。そうした経験を、若いうちに得てもらうことを期待している。
注意点:
なお、関連する科目として、1~2年次の数学や英語、理科としておくが、低学年生の学習状況によっては、専門科目
の指導を担当してもらうこともある。その点については、相談させてもらうこともある。
 上級学年の先輩として、後輩たちの学習を手助けするボランティアとして、積極的な参加を待っている

※JABEE教育到達目標評価:ポートフォリオ100%(A-1:30%、D-2:30%、E-1:20%、E-2:20%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 履修願いの提出 履修(低学年生への学習指導)を希望する場合は、「技術者教育実践Ⅰ履修願」を担当教員に提出すること。
2週 指導に当たっての注意点や、単位認定までの流れを確認する。 低学年生に対する学習指導の方法や、注意点を理解できる。
3週 担当する低学年生と対面し、学習計画を立てる。 担当する低学年生とともに、学習の目的や計画を具体的にし、よい結果が得られるための道筋を明らかにできる。
4週 担当する低学年生に対し、定期的に学習指導をする。 担当する低学年生と連絡を取り合い、定期的に学習指導をすることができる。
5週 学習指導をするごとに、担当教員に確認をしてもらう。 学習内容や経過を、担当教員に報告できる。
6週 所定の時間の学習を終わりしだい、学習指導に当たっての報告書を提出する。 学習指導をした報告を、適切に行うことができる。
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2前2,前3,前4,前5,前6
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2前3,前4,前5,前6
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2前1,前3,前4,前5,前6
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前4,前5,前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000050050
専門的能力0000000
分野横断的能力000050050