現代社会

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 現代社会
科目番号 0308 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高等学校 新現代社会 最新版(清水書院)/高等学校 新現代社会 最新版 ワークノート(清水書院) 
担当教員 奥平 理

到達目標

1. 主要な宗教と日本国憲法について、データ等を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
2. 資本主義と企業について、データ等を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
3. 国際社会とグローバル化について、地図やデータを用いてそれぞれの特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主要な宗教や日本国憲法に関する高度な専門用語を理解し、データ等を用いて特徴を明快に説明することができる。教主要な宗教や日本国憲法に関する基礎的な用語を理解し、データ等を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。
評価項目2資本主義と企業に関する高度な専門用語を理解し、データを用いて特徴を明快に説明することができる。資本主義と企業に関する基礎的な用語を理解し、データ等を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。
評価項目3国際社会の現状とグローバル化に関する高度な専門用語を理解し、データや地図を用いて特徴を明快に説明することができる。国際社会の現状とグローバル化に関する基礎的な用語を理解し、データや地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会は人文・社会学的視点から人間・社会・文化について多面的に理解するための科目である。現代社会が直面する諸課題について、各種データや地図等を用いてアプローチする。そして、現代社会が直面するさまざまな問題に対して、データや地図を用いて説明できるようになろう。
授業の進め方・方法:
現代社会における諸課題をとらえ、考察するための枠組みを身に付けること。また、21世紀に入りますます激しく変化する社会に対する関心を高め、この社会のなかでいかによく生きていくのかを考察することの大切さを自覚すること。世界で活躍する技術者にはこうした知識が必要不可欠であり、本授業内容の完全理解と自学自習への積極的な取り組みが求められる。授業前日までに予習し、授業日に復習することが望ましい。ワークノート・問題集での予習復習に自ら進んで取り組むこと。
注意点:
◎本授業では授業中の居眠り,携帯電話の使用等について-5点/回の減点を行うので,十分に注意すること。提出遅れは翌日午前10:40~午前10:39迄:-3点、以降-3点/日。未提出は学年成績-(10点/回)。
◎写しと判断したレポート等の提出物は誰がオリジナルであろうともすべて0点とするので十分に注意すること。
※本授業で扱う内容は、すべて高専卒業生として当然の知識として期待されるコアであることを留意してほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
1.生き方と宗教
・現代社会での学習内容・学習方法を理解する。
・キリスト教・イスラーム教の違いと思想を理解できる。
2週 2.憲法とは何か ・憲法の歴史と憲法の特徴を理解できる。
3週 3.日本国憲法制定とその原理 ・日本国憲法制定の経緯とその原理を理解できる。
4週 4.基本的人権の尊重と平等権の保障 ・基本的人権の意味と平等権について理解できる。
5週 5.資本主義経済のしくみとその変容 ・資本主義経済のしくみとその変容を理解できる。
6週 6.市場経済の機能と限界 ・市場経済のしくみと問題点を理解できる。
7週 7.現代の企業 ・企業のしくみとその動向を理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験答案返却・解答解説
8.雇用・労働問題1
・間違った箇所を理解できる
・雇用の課題を幸福・公正・正義の観点から理解できる。
10週 9.雇用・労働問題2 ・グループ討議を通じて、わが国の雇用・労働問題や将来の見通しを理解できる。
11週 10.社会保障の意義・しくみと
             その課題1
・社会保障制度を幸福・公正・正義の観点から理解できる。
12週 11.社会保障の意義・ しくみと
             その課題2
・グループ討議を通じて、わが国の社会保障の問題点や将来の見通しを理解できる。
13週 12 .これからの国際社会1 ・新興国の躍進と国際経済のグローバル化を理解できる
14週 13.これからの国際社会2 ・グループ討議を通じて、グローバル化とわが国の製造業との関係や将来の見通しを理解できる。
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 ・間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。2
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。2
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。2前1
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。2
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。2前1
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。2前1,前13
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。2前1
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。2前2,前3,前4
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。2前5,前6,前7
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2前9,前10,前11,前12
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。2前14
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。2前14
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。2前13,前14
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。2前13,前14
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。2前13,前14

評価割合

定期試験レポート成果品ポートフォリオその他合計
総合評価割合404010100100
基礎的能力353555080
専門的能力000000
分野横断的能力5555020