人間と文明Ⅱ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 人間と文明Ⅱ
科目番号 0315 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 『アイヌ民族:歴史と現在』(財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構)
担当教員 中村 和之

到達目標

1. アイヌの歴史について、地図や年表を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
2. アイヌの文化について、地図や年表用いてそれぞれの特徴を説明できる。
3. アイヌ史をめぐる国際関係について、地図や年表を用いてそれぞれの特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1アイヌ史の重要な用語に関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。アイヌ史の重要な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない
評価項目2アイヌ文化圏の成り立ちに関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。アイヌ文化圏の成り立ちに関して、基礎的な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。
評価項目3アイヌ史の問題に関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。アイヌ史の基礎的な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近世・近代のアイヌ民族の歴史を概括的に学ぶことを通して、アイヌ民族が先住民族になっていく過程を知る。また、過去と現在における人間と地域の諸問題を国際社会の多様な歴史的背景において考察できる能力を身につけることを目標とする。さらに先住民族に対する偏見を排除し、共生社会を築くための相互理解を進めることをめざす。
授業の進め方・方法:
これまで3年間に学んできた社会科関連科目の学習成果が問われる。自ら計画的に学習する姿勢が必要であり、また、広い視野と見識を身につけられるように努力することが求められる。
注意点:
◎本授業では授業中の居眠り,携帯電話の使用等について3点/回の減点を行うので,十分に注意すること。
◎写しと判断したレポート等の提出物は誰がオリジナルであろうともすべて0点とするので十分に注意すること。
※本授業で扱う内容は、すべて高専卒業生として当然の知識として期待されるコアであることを留意してほしい。
JABEE教育到達目標評価:試験50%(D-1),レポート40%(D-1),態度5%(D-1),提出物締切り5%(D-1)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
16世紀のアイヌ
アイヌ史の学習内容・学習方法を理解する。
江戸時代初期のアイヌ史について理解できる。
2週 商場知行制の展開 商場知行制とアイヌとの関係について理解できる。
3週 シャクシャインの戦いと松前藩 シャクシャインの戦いの異境について理解できる。
4週 場所請負制とアイヌ 場所請負制とアイヌとの関係について理解できる。
5週 千島アイヌの成立 千島アイヌの成立について理解できる。
6週 カラフトアイヌと清朝 カラフトアイヌと清朝との関係について理解できる。
7週 田沼意次の蝦夷地探検隊 田沼意次の蝦夷地探検隊の影響について理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却・解答解説
ロシアの進出とアイヌ
間違った問題の正答を求めることができる。
ロシアとアイヌとの関係について理解できる。
10週 明治維新がアイヌ社会にもたらしたもの 明治維新政府の政策とアイヌ民族との関係を理解できる。
11週 近代国家と先住民族としてのアイヌ 明治期の対アイヌ政策とその結果について理解できる。
12週 大正デモクラシーとアイヌの運動 アイヌ民族の権利を求める運動の経緯について理解できる。
13週 第二次世界大戦とアイヌ民族 ファシズム体制下におけるアイヌ社会の動向について理解できる。
14週 第二次世界大戦後の社会とアイヌ民族 第二次世界大戦後のアイヌ社会の変化について理解できる。
15週 答案返却・解答解説 間違った箇所を理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオ提出物締切り合計
総合評価割合50400505100
基礎的能力50400505100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000