エネルギー応用実験

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 エネルギー応用実験
科目番号 0315 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 実験テキストを配布する。
担当教員 三島 裕樹,柳谷 俊一,下町 健太朗,高田 明雄,森谷 健二,湊 賢一

到達目標

1. 実験機材・装置を適切に操作でき,実験を安全に実施できる。 
2.各実験テーマの内容を理解できる。
3.実験の結果を正確な日本語を用いて論理的な文章にまとめ,期日を守ってレポートを提出できる。
4.自ら適切な実験方法を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験に使用する機材や装置を適切に操作して安全に実験を実施できる。実験に使用する機材や装置を,指導のもとで操作して安全に実験を実施できる。実験に使用する機材や装置を操作できず,安全に実験を実施できない。
評価項目2実験テーマに関する専門分野の原理や理論を理解して自ら実験を実施でき,実験結果を考察できる。実験テーマに関する原理や理論を理解してテキストに従って実験を実施できる。実験テーマに関する原理や理論を理解できない。
評価項目3実験の結果を正確な日本語を用いて論理的な文章にまとめ,レポートを提出できる。実験の結果を論理的な文章にまとめ,レポートを提出できる。実験の結果を論理的な文章にまとめることができず,レポートを提出できない。
評価項目4実験テキストで与えられた手順で実験でき,さらに実験テキストで与えられた実験方法以外の適切な実験方法を自ら提案できる。実験テキストで与えられた手順で実験できる。テキストに従って実験を実施できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気系エネルギー分野の実験を通して,各諸量の計測法・試験法等についての技術を習得するとともに,講義で学習した内容を実験を通して理解することを目的とする。
授業の進め方・方法:
・本実験では,講義で学習した内容をベースにした4つの電気エネルギー系実験テーマについて各3週(12時間)で実験を行う。
・第8週はレポート確認・予備日として設定する。
・実験テーマ毎にレポートを提出し,未提出レポートがある場合,学年成績を59点以下とする。
・近隣のエネルギー関連施設への見学も予定しているが,実施の可否については社会情勢を見て判断する。実施不可と判断した場合は,当該時間を実験レポートチェックおよび予備日に充てる。

・電気主任技術者認定のための必須科目である。
注意点:
・主となる専門分野の基礎知識,およびそれらと複合するための他の専門分野の基礎知識を持っている。
・実験や実習,演習を通して専門工学における実践的な基礎技術を身につけている。
・技術的成果を正確な日本語を用いて論理的な文書にまとめることができる。
・問題解決のためにデータに基づいた工学的な考察を行い,複数の解決手法を考案し,それらを評価してその中から最適な解決策を提案できる。
以上の4項目について評価を行う。
・レポート60%(B:50%, E:25%, F:25%)
・実技40%(B:100%)
※ただし,提出期限に遅れた場合には,1日につき5点をレポート点より差し引く。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとテーマおよび実験装置の概要説明(4.0 h)
班ごとに4テーマをローテーションする。各テーマは3週にわたって実施する。以下に実験テーマを示す。
実験の概要と使用装置の概要がわかる。
2週 1 高電圧インパルスの実験 (12.0 h) 高電圧インパルスの試験法がわかる。
3週 2 直流機の実験(12.0 h)
直流機の特性試験法がわかる。
4週 3 パワーエレクトロニクスに関する実験(12.0 h) パワーエレクトロニクスに用いられる素子の特性,各種回路の特性がわかる。
5週 4 スマートグリッドの実験(12.0 h) スマートグリッドやスマートハウスの管理運用法が分かる。
6週
7週
8週 レポート確認・予備日(4.0h)
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週 エネルギー施設等の実地見学(4.0h)
(レポート確認・予備日(4.0h))
近隣のエネルギー施設を見学して知識の定着を図る。
ただし,見学の実施ができない場合はレポート確認・予備日とする。
16週 定期試験は実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポート態度実技その他合計
総合評価割合00600400100
基礎的能力0000000
専門的能力0030040070
分野横断的能力003000030