到達目標
1.製品を作るための工作法の概念や方法を理解し,目標とする寸法・精度の製品を加工できる。
2.情報技術を活用した製作図作成と加工方法を理解する。
3.組立に必要な位置決め、加工精度を理解し、必要精度で修正加工できる。
4.実習内容を理解し、レポートにまとめるとともに、他者に説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 種々の加工法により精度の高い製品を作成できる。 | 種々の加工法により製品を作成できる。 | 機械加工ができない。 |
評価項目2 | CAD/CAMの手法を用いて加工法を理解でき、想定した形状の製品を作成できる。 | CAD/CAMの手法を用いて想定した形状の製品を作成できる。 | CAD/CAMおよびコンピュータを使えない。 |
評価項目3 | 組立を可能にする部品間の位置決め公差を理解し、修正加工ができる。 | 組立を可能にする部品の修正加工ができる。 | 製品を組立てられない。 |
評価項目4 | 実習内容に関連した工作法の原理や注意することをレポートに纏めることができる. | 実習内容をレポートに纏めることができる. | 実習内容をレポートに書けない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
スターリングエンジンの製作を最終目標におき,その部品製作を行う過程で,種々の工作機械を用いた材料加工により,モノづくりの基本となる創造力と実践力とを身につけ,製品を作るための基礎的な知識を習得する。また、情報技術を活用した製作図作成と加工方法を理解する。製品の組立・修正作業を通して、加工方法と加工精度の関連・その意味を理解し,それらの知識を必要に応じて活用できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
作業には危険が伴うので,指示に従い,安全な服装(作業服)で作業すること。レポートはパート毎の提出とする.ただし,実習内容の理解を深めるため週毎にまとめること。工作機械使用時,使用前の点検,使用後の清掃をきちんと行うこと。
評価について、レポート40%,態度は実習への取組姿勢,理解度,協調性を評価し35%,成果品検査に関しては25%、ただし学習内容6については小テスト(15%)を含み25%とし,4パート平均で評定する.ただし,1パートでもレポートが提出されない場合は,学年末におけるレポートの評点をゼロとする.
注意点:
遅刻や欠席をしても補習を行わない事もあるので、必ず出席すること。また、機械加工は危険と隣り合わせでることを肝に銘じ、緊張感を持ってのぞむこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
旋盤加工法 |
スターリングエンジン部品のDPシリンダ、PPの製作を通して端面、外径、中ぐり、溝加工等を行い、旋盤およびCNC旋盤加工について理解を深める.
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2週 |
旋盤加工法 |
スターリングエンジン部品のDPシリンダ、PPの製作を通して端面、外径、中ぐり、溝加工等を行い、旋盤およびCNC旋盤加工について理解を深める.
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3週 |
CNC旋盤加工法 |
タップを用いてねじ切り作業ができる.CNC旋盤 の機能を理解し説明できる.
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4週 |
手仕上げ作業法(スターリングエンジン部品加工) |
けがき・穴あけ・タップなどの作業を理解し実行できる。
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5週 |
NC機械加工(スターリングエンジン部品加工) |
切削加工(NCフライス盤、5軸マシニングセンタ使用)を理解し,作業ができる.
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6週 |
製品検査法 |
製品検査の必要性を理解し、品質検査、精度検定ができる。
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7週 |
CAD/CAM、NC機械加工 (スターリングエンジン部品加工) |
各種穴加工について理解し、CAD/CAMを用いてプログラム作成ができる。
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8週 |
CAD/CAM、NC機械加工
CAD/CAM、NC機械加工 (スターリングエンジン部品加工) |
マシニングセンタおよびツーリングの各部名称と機能を理解し、基本作業ができる。 NC制御装置の取り扱いを理解し、加工作業ができる。
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2ndQ |
9週 |
レーザ加工 (スターリングエンジン部品加工) |
レーザ加工のしくみを理解し、基本作業ができる。
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10週 |
鋳造作業(スターリングエンジンの部品製作)フルモールド鋳造法 |
フルモールド法を理解し、その造型作業ができる。(アルミニウム熔解)
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11週 |
鋳造作業(スターリングエンジンの部品製作)生型鋳造法 |
生型鋳造法を理解し、その造型作業ができる。(鋳鉄熔解)
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12週 |
鋳造作業(スターリングエンジンの部品製作)造型機械による鋳型の製作 |
モールディングマシン(造型機)による造型法を理解し、その作業ができる。
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13週 |
スターリングエンジンの組立、調整 |
各種部品を基に組立て作業をおこない、必要に応じて必要箇所の修正加工および調整作業を行い、加工精度を理解できる。
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14週 |
スターリングエンジンの組立、調整 |
各種部品を基に組立て作業をおこない、必要に応じて必要箇所の修正加工および調整作業を行い、加工精度を理解できる。
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15週 |
スターリングエンジンの組立、調整 |
試運転作業により、製品の完成度および組み立て精度を理解できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 1 | 前1 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 2 | 前1 |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 2 | 前5 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 2 | 前5 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 2 | 前4 |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 2 | 前3,前5 |
少なくとも一つのNC工作機械について、プログラミングができる。 | 1 | 前7 |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 1 | 前5,前8 |
評価割合
| レポート | 小テスト | 成果品 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 4 | 21 | 35 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 4 | 21 | 35 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |