情報工学実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報工学実験Ⅲ
科目番号 0344 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 プリント配布
担当教員 高橋 直樹,河合 博之,後藤 等,佐藤 恵一

到達目標

1. データ構造を用いたプログラムの実装,データの処理を行うことができる
2. 順序回路の構築,回路中の信号測定ができる
3. ネットワークの概念を理解し,実装できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1多様なデータ構造を用いたプログラムの実装,多様なデータの処理を行うことができる基本的なデータ構造を用いたプログラムの実装,基本的なデータの処理を行うことができる基本的なデータ構造を用いたプログラムの実装,基本的なデータの処理を行うことができない
評価項目2Scheme言語で簡単な数式処理ができるScheme言語でプログラムをつくることができるScheme言語でプログラムをつくることができない
評価項目3複雑なネットワークの実装できる基本的なネットワークの実装できる基本的なネットワークの実装できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
IT分野の様々な技術に関する基本的素養を身につける。また、そこから得られた知識を他の応用分野へ適用する方法についても理解できる。また、この実験から得られた結果を論理的な文書にまとめることができる能力を養うと共に、技術的な課題について自分の考えをまとめシステムを組み上げに応用し、かつまた自分の考えについて他者と討論ができるようになるのが到達レベルである。
授業の進め方・方法:
課題ごとに、取組姿勢(実験への参加状況や実験中の意欲・姿勢など)およびレポートによって評価し、その平均点を学年総合評点とする。すべてのレポートが提出されていない場合は、この科目の評価は59点以下とする。
注意点:
<実験上の留意点>
・感電等の事故を起こさないよう細心の注意をはらう。
・実験結果の処理とその結果に対する検討を行う。
・実験・実習中はできるだけ自分達で問題を解決し、応用力を養うと同時に、実験における各自の分担作業について責任を持って遂行する。
・測定器の取扱いには十分に注意する。
・正しい報告書を作成し、提出期限までに必ず提出する。

JABEE教育到達目評価:レポート50%(E-2:50%, E-3:25%, F-1:25%),取組姿勢50%(A-2:25%, B-4;50%, E-1:25%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験テーマの概要を把握する。
2週 アルゴリズムとデータ構造 データ構造について,プログラムを作成することができる
3週 アルゴリズムとデータ構造 データ構造について,プログラムを作成することができる
4週 論理回路 カウンタを組むことができる
5週 論理回路 カウンタを組むことができる
6週 情報ネットワークⅠ 各種プロトコルについて説明できる
7週 情報ネットワークⅠ 各種プロトコルについて説明できる
8週 レポート整理
2ndQ
9週 確率・統計 データの処理(推定・検定)についてExcelを用いてできる
10週 確率・統計 データの処理(推定・検定)についてExcelを用いてできる
11週 Scheme言語 Scheme言語で簡単な問題を解くことができる
12週 Scheme言語 Scheme言語とC言語で簡単な問題を解く。各言語における特徴を説明できる
13週 情報ネットワークⅡ LANを構築できる
14週 情報ネットワークⅡ LANを構築できる
15週 レポート整理
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。4前6,前7,前12,前13,前14
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。4前6,前7,前13,前14
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。4前6,前7,前13,前14
インターネットの概念を説明できる。4前6,前7,前13,前14
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。4前6,前7,前13,前14

評価割合

試験発表レポート取組姿勢ポートフォリオその他合計
総合評価割合00505000100
基礎的能力0000000
専門的能力00505000100
分野横断的能力0000000