ヒューマンインタフェースⅡ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ヒューマンインタフェースⅡ
科目番号 0363 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし/参考資料:ユーザ工学入門(黒須正明他著・共立出版)
担当教員 小山 慎哉

到達目標

1.インスペクション法の効用と種類を理解している。
2.心理学的実験法の種類と方法を理解している。
3.具体的な事例に対して、適切な統計処理および分析ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インスペクション法をユーザビリティ評価に応用できる。インスペクション法の効用と種類を説明することができる。インスペクション法について理解していない。
評価項目2心理学的実験をユーザビリティティ評価に応用できる。心理学的実験法の種類を説明でき、使い分けができる。心理学的実験法について理解していない。
評価項目3具体的な事例に対して検定を応用し分析できる。検定法の種類と使い分けについて理解し、基本的な分析ができる。データに応じた検定法の使い分けができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ヒューマンインタフェースⅠで学んだ内容をもとに、ユーザビリティを評価するための手法、および実験方法についての基本的知識を習得し、卒業研究への応用ができる素質を身につけることを目標とする。
特に、ユーザビリティテスティングで得られたデータの統計処理の方法について学習し、得られたデータに対して適切な統計処理方法を適用できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業で学んだことの理解を確認するため、レポートにより心理学的実験の評価演習に関するレポートを課す。
注意点:
工学にとどまらない学際的分野であり、日常生活にも密接に関連する内容なので、身の回りの様々な機器におけるヒューマンインタフェースに関心を持つよう心がけること。
JABEE教育到達目標評価 定期試験80%(B-3),課題20%(B-3)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の概要および流れを理解できる。
2週 ユーザビリティテスティング ユーザビリティテスティングの概要について理解できる。
3週 インスペクション法 インスペクション法について理解し、その一つであるヒューリスティック法について理解できる。
4週 構造化ヒューリスティック法 構造化ヒューリスティック法について理解し、ガイドラインの概要を理解する。
5週 認知的ウォークスルー法 認知的ウォークスルー法について理解できる。
6週 心理学的実験法 探索的実験法、および仮説確認実験法の概要や手法について理解できる。
7週 心理学的実験法 探索的実験法、および仮説確認実験法の具体的事例について理解できる。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 答案返却・解説(1h)
データ水準(1h)
間違った問題の正答を求めることができる。
実験で得るデータの尺度の種類について理解できる。
10週 検定とは 検定の概要について説明できる。
11週 パラメトリック検定 パラメトリック検定の概要および手法について理解できる。
12週 演習 具体的な事例に対して、パラメトリック検定の手法を適用できる。
13週 ノンパラメトリック検定 ノンパラメトリック検定の概要および手法について理解できる。
14週 演習 具体的な事例に対して、ノンパラメトリック検定の手法を適用できる。
15週 期末試験 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000