到達目標
1.書道を通して、美しい字を書くための基本を知り、実用書や創作などに対して体現できるようになる。
2.音楽をハーモニーを通して科学的・客観的に分析できるようになる。
3.様々な製品や建築物に要求される機能とデザインの関係を説明できる。
4.自らの考えや思いを書、音楽、デザインでを通して表現できることを知る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本を十分に意識して書写、創作、実用書道することができる。 | 基本を意識して書写、創作、実用書道することができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | ハーモニーが実際の曲でどのように用いられているかを客観的・科学的に分析でき、創作に活用できる。 | ハーモニーが実際の曲でどのように用いられているかを分析でき、創作に活用できる。 | 左記に達していない |
評価項目3 | さまざまなデザインの切り口とその効果を実現するために複数の観点から工夫したデザイン案を考えることができる。 | さまざまなデザインの切り口とその効果を実現するためのデザイン案を考えることができる。 | 左記に達していない |
評価項目4 | 決められた期限に十分に要求を満たした課題を提出できる | 決められた期限に要求を満たす課題を提出することができる。 | 提出期限を守ることができない。要求を満たす内容を表現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 A
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函館高専教育目標 D
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函館高専教育目標 E
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教育方法等
概要:
機能美というように、工学技術者にとって芸術は機能と美しさを兼ね備えた開発を行うために重要である。音楽はゲームBGMなど工学技術者にとってもその理論は知っておくべきものである。書は「フォント」と考えることもでき、製品イメージを形成する。このように工学技術者にとってスキルの幅を広げるための科目である。
歌が苦手、字が下手、絵が下手というスキルが成績に直結するわけではない。
<書道>毛筆でリズムよく美しい字を書くための基本を学び、書を入れたカレンダー製作なども通じて、目標など自分の気持ちを表現できるようになることを目指す。
<音楽>バッハなど古典音楽から現代の音楽に至るまでのコード進行、調律など音楽を工学的に捉えることができるようになる。
<デザイン>
デザインについて具体的な事例を通して学びながら、デザインの考え方を学び、アイディアを文章や簡単なイラスト等で表現し、他者に伝えるという意図を持って表現できるようになることを目指す。パッケージデザインや会社ロゴなどがデザインできるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
本科目は、高等学校の教育課程で実施される「芸術」の授業と異なり、書道、音楽、デザインのなかか2つを選択し7回ずつ学ぶ。加えて1回は作品のブラッシュアップなどにあてる。
※評価は書道、音楽、美術(デザイン)を各100点満点で評価し、その平均から計算する。
注意点:
この科目は提出物で評価する。したがって課題等が未提出の場合は科目として不合格になることもあるので注意すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
書道1「永字八法による点画の基本」 デザイン1「デザインとアート」 |
・楷書の基本となる「とめ、はね、はらい」をリズムよく書くための筆使いができる。 ・デザインとアートの違いを説明できる
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2週 |
書道2「古典臨書 で学ぶ楷書」 デザイン2「ロゴタイプ、シンボルマーク」 |
九成宮禮泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)と孔子廟堂碑(こうしびょうどうひ)の特徴をとらえ臨書することができる。 ・自分の名前を基にしたロゴタイプやシンボルマークをデザインできる
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3週 |
書道3「古典臨書で学ぶ行書」 デザイン3「ポスターデザイン」 |
九成宮禮泉銘(背勢)と孔子廟堂碑(向勢)の特徴をとらえ意識し臨書する事ができる。 ・街や趣味などを題材としたポスターを基本的なデザインのルールや著作権・肖像権などに配慮して作成できる(下書き)
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4週 |
書道4「創作〜五體書で干支を書く〜」 デザイン4「ポスターデザイン」 |
来年(今年)の干支文字を五書体の中から選び大筆で書作、小筆では自分の名前を楷書で字形と中心を意識し美しく書く事ができる。 ・先週のルール等に沿って、街や趣味に関するポスターをPCを持ちて完成させることができる。
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5週 |
書道5「古典臨書で学ぶ篆書 泰山刻石(たいざんこくせき)」 デザイン5「パッケージデザイン」 |
漢字の中で最も古くから受け継がれてきた 篆書体で泰山刻石を臨書。漢字の変遷を理解し、「蔵鋒」の筆遣いを意識して臨書する事ができる。 ・パッケージデザインの事例から配慮すべき点について説明できる
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6週 |
書道6 創作〜漢字仮名交じりの書Ⅰ〜 デザイン6「パッケージデザイン」 |
・漢字仮名交じりの書(漢字と仮名で表記された語句や詩文の書)を知り、学習した書体の筆遣いを生かして様々な言葉を表現する事ができる。 ・デザインしようとする商品のコンセプトを明確化できる
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7週 |
書道7「創作〜漢字仮名交じりの書Ⅱ〜書のカレンダー作り」 デザイン7「パッケージデザイン」 |
・自分で選んだ語句や歌の歌詞などを 書でカレンダーに仕上げる。 ・パッケージをデザインできる
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8週 |
音楽1「数で音楽を読み解く」 |
・ピタゴラスの発見した協和音程を説明できる。
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4thQ |
9週 |
音楽2「数で音楽を読み解く」 |
·音階の設定について説明できる。
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10週 |
音楽3「数で音楽を読み解く」 |
調律法を比較できる。
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11週 |
音楽4「数で音楽を読み解く」 |
·バッハが考えた"良い調律"とは何か説明できる
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12週 |
音楽5「音楽の鑑賞」
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音楽家の作品を通してその思想の一端を説明できる
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13週 |
音楽6「音楽の鑑賞」 |
音楽家の作品を通してその思想の一端を説明できる。
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14週 |
音楽7「音楽の鑑賞」 |
音楽家の作品を通してその思想の一端を説明できる。
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15週 |
書道、音楽、デザインの作品の振り返り |
音楽、デザイン、書道の作品をブラッシュアップまたは、その作品を振り返ることができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
評価割合
| 試験 | 課題 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |