到達目標
技術者として必要な次の1)~7)に示す基礎知識を得るために,下記の実験について,
1.基礎知識を理解し,それを実行し,説明することができる。
2.実施内容・結果等を報告書としてまとめることができる。
1)工学実験を行う上での心構え,報告書の作成方法,
2)ものづくりにおいて工作するための安全知識,意志を伝達するための図面に関する知識,
3)図面を作成する道具であるCADを使用するための知識,
4)電気を扱う上での基礎技術,安全知識,5)コンピュータを使うための基礎知識,
6)化学薬品を扱う上での器具取り扱い,安全知識,7)水,構造物に関する基礎知識。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実施内容を理解し,それを実行し,説明することができる。 | 実施内容を理解し,それを実行することができる。 | 実施内容を実行することができない。 |
評価項目2 | 実施内容・結果およびその評価をレポートとして報告でき,自身で考察できる。 | 実施内容・結果およびその評価をレポートとして報告できる。 | 実施内容・結果およびその評価をレポートとして報告できない。 |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 A
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函館高専教育目標 B
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函館高専教育目標 C
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函館高専教育目標 E
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函館高専教育目標 F
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教育方法等
概要:
技術者として必要な次の1)~7)に示す基礎知識を得るために,それぞれ4回実施する。
1)工学実験を行う上での心構え,報告書の作成方法,
2)ものづくりにおいて工作するための安全知識,意志を伝達するための図面に関する知識,
3)図面を作成する道具であるCADを使用するための知識,
4)電気を扱う上での基礎技術,安全知識,5)コンピュータを使うための基礎知識,
6)化学薬品を扱う上での器具取り扱い,安全知識,7)水,構造物に関する基礎知識。
それぞれの実験・演習の概念や方法の意味を理解し,それらの知識を必要に応じて活用できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
技術者として必要な次の1)~7)に示す基礎知識を得るために,それぞれ4回実施する。
1)工学実験を行う上での心構え,報告書の作成方法,
2)ものづくりにおいて工作するための安全知識,意志を伝達するための図面に関する知識,
3)図面を作成する道具であるCADを使用するための知識,
4)電気を扱う上での基礎技術,安全知識,5)コンピュータを使うための基礎知識,
6)化学薬品を扱う上での器具取り扱い,安全知識,7)水,構造物に関する基礎知識。
注意点:
各テーマにおいて,次の事項を基準に評定される。
1)レポート70%,実技30%, 2)レポート50%,成果品50%, 3)成果品実技100%,
4)レポート60%,成果品実技40%, 5)レポート40%,成果品実技 60%,
6)レポート100%, 7)レポート100%
これらを総合したものが上記達成度評価表である。それぞれのテーマでの評点は100/7となる。
・どのテーマにおいても,教員の指示に従って実験を行うこと。
・事前にテキストを読み,その回で行う作業内容を把握しておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス (大講義室) |
工学における実験の重要性を理解できる。
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2週 |
計算練習 (HR) |
四捨五入や有効桁のルールを理解し,計算できる。
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3週 |
レポートの書き方 (HR) |
実験等のレポートの基礎的な書き方を理解し作成できる。
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4週 |
共通課題実験(工学的実験の手順) (HR) |
実験の手順を理解しレポートにまとめることができる。
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5週 |
CAD操作演習1 (HR)(CAD演習室) |
Auto CADによる2D CADの操作法を習得 し,CADを使って作図できる。
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6週 |
CAD作図演習1 (CAD演習室) |
Auto CADによる2D CADの操作法を習得 し,CADを使って作図できる。
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7週 |
CAD操作演習2 (CAD演習室) |
Solid Edgeによる2D CADの操作法を習得 し,CADを使って簡単な機械や構造物の 製作図を作成できる。
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8週 |
CAD作図演習2 (CAD演習室) |
Solid Edgeによる2D および3D CADの 操作法を習得し,CADを使って簡単な機 械や構造物の製作図を作成できる。
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2ndQ |
9週 |
計測・工作と安全 (HR)(実習工場,創造工房) |
ノギス,マイクロメータの使い方を習得 し,安全作業を理解し,説明することが できる。
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10週 |
工作と安全 (実習工場) |
安全作業を理解し,簡単な工作機械・工 具を使って加工を行うことができる。
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11週 |
3次元CAD演習1 |
Solid Edgeによる3D CADの操作法を習 得し,3次元モデルから2次元図面製作図 を作成できる。
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12週 |
3次元CAD演習2 |
3D CADにより簡単な設計方法を習得し,製作図を含んだレポートを作成できる。
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13週 |
電気電子の安全や結線などの基礎 (HR)(電気電子工学科実験室1,3) |
電気の安全な扱い方を理解し,実験で実践できる。 基本的な結線のルールを理解できる。
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14週 |
はんだ付けの練習 (電気電子工学科実験室1,3) |
安全にプリント基板に部品をはんだ付けできる。
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15週 |
抵抗の測定 (計器の読み方,テスターの使い方を含む) (電気電子工学科実験室1,3) |
抵抗測定を実験的に確認できる。
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16週 |
LEDと電球の比較実験 (計器の読み方,テスターの使い方を含む) (電気電子工学科実験室1,3) |
LEDと豆電球を切り替えて点灯させる回路を製作し、電流電圧の測定から消費電力を求め、光源としての二つの部品の違いについて説明することができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
追実験・レポート指導 |
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2週 |
コンピュータのハードウェア構成 (PCの概要, PCへの取り付け方法) (HR)(3F 情報基礎実験室) |
・PCを構成する装置の機能を理解し、説明できる。 ・PCを構成する装置を識別できる。
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3週 |
オペレーティングシステム(OS) (3F 情報基礎実験室) |
OSの役割について説明することができる。 ・OSインストール方法を理解し、説明できる。
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4週 |
コンピュータ利用のための設定 (3F 情報基礎実験室) |
・アプリケーションのインストール方法、アンインストール方法を理解し、説明できる。 ・ネットワーク利用の設定方法を理解し、説明できる。 ・システム安全利用の設定方法を理解し、説明できる。
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5週 |
外部機器の利用 (3F 情報基礎実験室) |
・外部機器を利用するための手順を説明できる。
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6週 |
化学実験ガイダンス (HR)(基礎物質工学実験室) ※上靴準備 |
・試薬の特徴やガラス器具類の取扱いを理解できる ・実験室における安全の意識やマナー(服装,試薬の基本的な取扱い,廃液の扱いなど)を理解できる。
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7週 |
化学基礎実験 (基礎物質工学実験室) ※上靴準備 |
・試薬の調製や化学反応を理解できる。 ・海,川,水道水の水質検査・基準について説明できる。
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8週 |
微生物実験ガイダンス (基礎物質工学実験室) ※上靴準備 |
微生物の基本操作(培地の調製,滅菌の方法,微生物の培養など)を理解できる。
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4thQ |
9週 |
微生物基礎実験 (基礎物質工学実験室) ※上靴準備 |
・微生物実験用試薬と器具の適切な取扱いができる。 ・コロニーのカウント法を理解し,微生物の数を計測できる。
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10週 |
構造物に作用する力と変形 (HR) |
境界条件(固定・自由・ヒンジ)を理解し,梁柱構造に力が作用する時の変形状態や構造の弱点を理解できる。
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11週 |
構造実験1 (コンクリート実験室) |
コンクリートの破壊実験を行い,力と応力度の関係,材料強度について理解できる。
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12週 |
構造実験2 (創造工房) |
単純梁に力を与える実験を行い,力の釣合,支点反力,モーメントについて理解する。
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13週 |
水理実験 (創造工房) |
水圧の原理(静水圧・浮力)について理解できる。
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14週 |
追実験・レポート指導 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 2 | 後6,後7,後8,後9 |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 2 | 後6,後7,後8,後9 |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 2 | 後6,後7,後8,後9 |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 2 | 後6,後7,後8,後9 |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 2 | 後6,後7,後8,後9 |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 2 | 後6,後7 |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 2 | 後6,後7 |
試薬の調製ができる。 | 2 | 後6,後7 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 生物工学実験 | 光学顕微鏡を取り扱うことができ、生物試料を顕微鏡下で観察することができる。 | 2 | 後8,後9 |
滅菌・無菌操作をして、微生物を培養することができる。 | 2 | 後8,後9 |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 成果品 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |