総合英語ⅢA

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 総合英語ⅢA
科目番号 0065 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質環境工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Building English Essentials(木村聡雄・鈴木理枝他 )Science Explorer『Science News』やさしい科学英語リーディング演習 (野﨑 嘉信 松本 和子 Kevin Cleary 著 南雲堂) 必携英語表現集(数研出版)
担当教員 高橋 眞規子

到達目標

1. 中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、慣用句など1200語程度の語彙を定着させると共に専門教育の科学技術英語を含む400語程度の語彙を新たに習得する。
2. 中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。
3.説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。
4.平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。           5.日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。また自分や身近なことについて簡単な英会話ができる。                        6.関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。                         

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の基礎的な語彙、慣用句・技術英語1600語の70%以上の単熟語,英文を理解し運用できる。英語の基礎的な語彙、慣用句・技術英語1600語のほぼ60%の単熟語、英文を理解しており、大まかに運用ができる。英語の基礎的な語彙、慣用句・科学技術英語1600語の英単語、英文の理解が50%未満であり、運用することができない。
評価項目2高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を70%以上理解し運用できる高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を60%程度理解し運用できる高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文の理解が50%未満であり、運用できない。
評価項目3英文を毎分100語程度以上の速度で読んだり、聞き手にわかるように音読できる。英文をおおよそ毎分80語程度の速度で読んだり、聞き手にわかるように音読できる。英文をおおよそ毎分80語程度の速度で読んだり、聞いたりして理解することができない。
評価項目4平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。身の回りのことを書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。身の回りの出来事を平易な英語で書かれた文章で読んでも、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができない。
評価項目5日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。また自分や身近なことについて英会話ができる。日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、60語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。また自分や身近なことについて平易な英語を使って英会話ができる。日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を、英語で書くことができない。また自分や身近なことについて簡単な英会話ができない。
評価項目6関心のあるトピックや自分の専門分野に関するニュースや英文記事などの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。関心のあるトピックや自分の専門分野に関する簡単な英文記事の概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。関心のあるトピックや自分の専門分野に関する簡単な英文記事の概要の把握や必要な情報を読み取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
総合英語ⅢAでは、国際社会に対応できる初歩的な英語運用と基礎的な科学技術英語の読解に必要な英語力を養うことを目標にする。国際社会に対応する技術者となるため日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すための演習を行い、また、科学技術英語に使用される基本的な構文や表現などに慣れ親しむようにする。
授業の進め方・方法:
本講義の内容は、①英単語、熟語の修得(科学技術用語含) ②基礎的な英文法の復習 ③科学技術英語の速読理解 ④国際社会で活躍する技術者として必要な英語の基礎的コミュニケーション力(おおよそ英検準2級程度)を養成するため、特に以下の項目に重点を置く。
1. 語彙:1600語以上の英語を理解するための基本的英語語彙の定着をはかるため、1年時に使用した 必携英語表現集を用いて語彙小テストを実施する。
2. 平易な英語で書かれた科学や技術に関する英文をリピーティング、シャドウイング等の手法を使いながら毎分80語以上で速読できるようにする。
3. 既習の文法を復習しながら日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すための演習を行い、簡単な英語スキットを演じる。

注意点:
授業中の居眠り、授業に関係ない行動(PCやモバイル機器の指示以外の操作、漫画読み、内職など)は減点の対象とする。また、課題や提出物の未提出、提出遅れも減点対象となる。
関連する科目:総合英語Ⅰ、Ⅱ、英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ
※この講義内容は全てコアカリキュラムの内容に基づいている

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction: Lesson guidance To be able to understand the objectives, evaluation methods, and flow of the course.
2週 Unit1 Pleased to Meet You! At a Party
Grammar(品詞) Unit 1 Self-cleaning clothes(1)
To be able to introduce yourself and greet.
To be able to understand the English Grammar, part of speech.      光触媒の働きについて概要を理解できる
3週 Unit 2 By Air or Surface Mail?
Grammar(英文の成り立ち)            Unit 1 Self-cleaning clothes(2)
To be able to send mails in the Post office.
To be able to understand the English Grammar, The Constituent Parts of Sentences. 
UNIT1で学んだ表現を元に英作文ができる。
4週 Unit 3Whatʼs the Trouble?
Grammar( (文型1) [SV, SVC と SVO]    Unit 2 Wet-dog physics(1)      
To be able to ask and answer your daily matters .
To be able to understand the English Grammar, Sentence Patterns .
Unit2動物の生態を物理学の観点から英語で考察できる
5週 Unit 4Why? Tell Me the Reason.
Grammar( (文型2) [SVOO と SVOC]     )Unit 2 Wet-dog physics(2)
To be able to tell the reasons.
To be able to understand the English Grammar, Sentence Pattern.
UNIT2で学んだ内容をもとに英作文が作れる
6週 Unit 5Weʼre Sorry for the Inconvenience.
Grammar(Tense)            Unit 3 Hot technology(1)
To be able to apologize.
To be able to understand the English Grammar, tense.
Unit3酸化亜鉛の効用について英語で概要を理解できる
7週 Unit 6 I Havenʼt Had an Opportunity.
Grammar (進行形と過去形)         Unit 3 Hot technology(2)
To be able to talk daily matters.
To be able to understand the English Grammar, Progressive Form / Perfect Tense.
UNIT3で学んだ内容をもとに英作文が作れる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Test correction
Unit 7 Sightseeing in Kamakura
grammar (受動態と能動態)          Unit 4 Elephant songs(1)
To be able to understand the mistakes made during the test. To be able to understand grammer VOICE.S
Unit4動物の生態を科学的アプローチで分析する新聞記事の概要が理解できる
10週 Unit 8 You Should Ask Koji.
Grammar(助動詞)              Unit 4 Elephant songs(2)
To be able to give advice. To be able to understand the English Grammar,Auxiliary Verbs
UNIT4で学んだ内容をもとに英作文が作れる
11週 Unit 9 Are You Busy Tomorrow Morning
Grammar( 不定詞) Unit 5 The origin of mummies(1)
To be able to ask future plan.
To be able to understand the English Grammar,Infinitives
UNIT5砂漠で発見されたミイラについての英文記事を読んで概要が理解できる。
12週 Unit 10ʼd Like to Check In.
Grammar (分詞)          Unit 5 The origin of mummies(2)
To be able to check in and saty at hotels.
To be able to understand the English Grammar, Participles.
UNIT5で学んだ内容をもとに英作文が作れる
13週 Unit 11Iʼd Like a Smaller One.
Grammar(比較)          Unit 6 Tracing a gem’s origins(1)
To be able to compare things.
To be able to understand the English Grammar, comparatives.
Unit6 宝石の鑑定に関する科学的分析法についての記事を読み、概要を理解できる。
14週 Unit 12 Are You Ready to Order?
Grammar (関係代名詞)           Unit 6 Tracing a gem’s origins(2)
To be able to order food at the restaruant.
To be able to understand the English Grammar,Relative Pronouns.
UNIT6で学んだ内容をもとに英作文が作れる
15週 前期期末試験
16週 Test correction

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3

評価割合

試験小テスト相互評価態度スキット発表課題合計
総合評価割合6020001010100
基礎的能力6020001010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000