日本史

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本史
科目番号 0090 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質環境工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 新選日本史B(東京書籍)
担当教員 中村 和之

到達目標

1.古代・中世・近世・近代の国家と社会や文化について、国際環境と関連づけて理解する。
2.歴史的事象の変化・因果関係を考察し、歴史の展開における諸事象の意味を解釈する。
3.複数の資料を活用し、資料に対する批判的な見方を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1政治史に関連する各種資料を活用し、諸事象を解釈できる。教科書に記述がある政治史関連の説明・用語を理解できる。教科書に記述されている政治史関連の説明・用語を理解できない。
評価項目2社会経済史の各種資料を活用し、諸事象を解釈できる。教科書に記述がある社会経済史関連の説明等を理解できる。教科書に記述されている社会経済史関連の説明・用語を理解できない。
評価項目3文化史に関連する各種資料を活用し、諸事象を解釈できる。教科書に記述がある文化史関連の説明・用語を理解できる。教科書に記述されている文化史関連の説明・用語を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
我が国の歴史展開を諸資料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連づけて総合的に考察し、我が国の伝統と文化の特色についての認識を深め、歴史的思考力を培う科目である。
・古代・中世・近世・近代の国家と社会や文化について、国際環境と関連づけて理解する。
・歴史的事象の変化・因果関係を考察し、歴史の展開における諸事象の意味を解釈する。
・複数の資料を活用し、資料に対する批判的な見方を養う。
授業の進め方・方法:
歴史における諸事象の本質をその歴史的形成・展開の過程の実証的に考察する。それにより、歴史的な見方や考え方を身に付け、国際社会で活躍する日本国民としての自覚と資質を養って欲しい。
注意点:
・授業を受けるにあたり次のことに留意すること。
・指示された予習・復習については確実に行うこと。
・レポート等を期限までに確実に提出すること。
JABEE教育到達目標評価:定期試験70%(D-1)、態度10%(D-1)、レポート20%(D-1)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古代国家の推移と社会の変化① 律令体制の再編と変質について考察する。
2週 古代国家の推移と社会の変化② 日本の伝統文化が洗練された事情について考察する。
3週 中世国家の形成① 中世的な国家や社会の在り方について考察する。
4週 中世国家の形成② 文化に新しい機運が生まれた背景等について考察する。
5週 中世社会の展開① 中世社会の展開・変貌、特色について考察する。
6週 中世社会の展開② 庶民の台頭、一揆の形成などについて考察する。
7週 近世国家の形成と幕藩体制の変容 幕藩体制と商品経済の発達について考察する。
8週 明治維新と立憲体制の成立近代 近代国家の基盤が形成された過程等について考察する。
4thQ
9週 国際関係の推移と立憲国家の展開 政党と藩閥の抗争を国際環境と関連させ考察する。
10週 政党政治の発展と大衆社会の形成 大衆社会の特色を産業革命等と関連させ考察する。
11週 第1次世界大戦と日本の経済・社会 第1次世界大戦を国際環境と関連させて考察する。
12週 第2次世界大戦と日本 国際社会・経済の動向を踏まえ第2次大戦を考察する。
13週 冷戦体制と日本 米ソの冷戦体制と戦後日本の歩みについて考察する。
14週 現代日本の政治と国際社会 憲法制定、平和条約締結と独立への過程を考察させる。
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価レポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力6000002080
専門的能力000001010
分野横断的能力100000010