社会人基礎力演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 社会人基礎力演習Ⅱ
科目番号 0333 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質環境工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 必要に応じて適宜配布する(1年次に使用したファイルは続けて使用する。)。
担当教員 奥平 理,中村 和之,泊 功,鳴海 雅哉,菅原 雅之

到達目標

1.社会人基礎力を理解し、実践しようとできる。
2.進路志望を明確にし、達成のために実践できる。
3.最上級生としてふさわしい言動を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会人基礎力を理解し、適切に、望ましい形で実践できる。社会人基礎力を理解し、実践しようとできる。社会人基礎力を理解し、実践できない。
評価項目2進路志望を明確にし、達成のためにあらゆる努力を重ねることができる。進路志望を明確にし、達成のために実践できる。進路志望を明確にし、達成のために実践できない。
評価項目3最上級生としてふさわしい言動を理解し、実践できる。最上級生としてふさわしい言動を理解できる。最上級生としてふさわしい言動を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (A-2) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 (D-3) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 (E-2) 説明 閉じる
函館高専教育目標 A 説明 閉じる
函館高専教育目標 D 説明 閉じる
函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会人になろうとする学生として、5年生であるということを十分考慮し、健全な生活や望ましい集団人間関係を築きながら、人間としての在り方生き方について自覚し、技術者として備えるべき分野横断的能力の伸長を意識して、自らの志望する進路を実現するために主体的実践的な行動をとることができる。
授業の進め方・方法:
グループ討議、発表、教員による講話
本講義は、各学年で設定される「コミュニケーション科目」の一つで、みなさんが函館高専の学生として健全に成長することを目標としている。特に5年次では、高専生活の集大成として、「社会に貢献できる自己」を意識して、卒業までに「社会人基礎力」(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)を養成していく。堂々と、胸を張って社会に旅立つために、準備をしてもらいたい。
注意点:
評価について、英語や数学などの一般教養科目と異なり、「知識を得た」ことを評価の対象としない。ワークショップや発表における姿勢やそのまとめとしてのレポート、および自己実現目標の設定とその自己評価でもって評価とする。前向きに取り組む姿勢であればあるほど、それに報いたいと考える(評価:その他)。
すでに述べたとおり、本講義には積極的に参加してもらいたい。従って、授業中に本講義と関係の無い取り組みをしていたり、不要の物を操作していたりした場合は、「意欲無し」と見なし、相応の減点措置となることを覚悟されたい。加えて、そのような姿勢であれば、将来に向けて必ずや失点となるであろうことを指摘しておく。
JABEE教育到達目標評価:定期試験30%(D-3:66.7%、E-2:33.3%)、課題40%(D-3:50%、E-2:50%)、発表20%(A-2)、ポートフォリオ10%(D-3:50%、E-2:50%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、1年間の自己実現目標再設定 本講義の概要を理解し、自己実現目標を再設定できる。
2週 【講話】卒業年度を迎えて意識するべきこと(卒業後1~2年くらいの卒業生が最適)
※実施週の変更ありうる
担当講師による講話を適切な姿勢で聞き、内容を十分理解し、自らの役に立てることができる。
3週 「最上級生としての在り方」ワークショップ①(最上級生として、校内でどういう存在であるべきかを検討する) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
4週 「最上級生としての在り方」ワークショップ②(同上) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
5週 「最上級生としての在り方」ワークショップ③(望ましい姿勢について検討する) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
6週 「最上級生としての在り方」ワークショップ④(同上) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
7週 「社会人基礎力」について 「社会人基礎力」について理解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 答案返却・解説
自己実現目標の見直しと反省
範囲の適切な理解ができる。
自ら設定した自己実現目標を見直すことができる。
10週 「社会人基礎力」ワークショップ①(すでに見聞きした社会人基礎力について、それを卒業までにどのように鍛えていくのか検討する) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
11週 「社会人基礎力」ワークショップ②(同上) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
12週 「社会人基礎力」ワークショップ③(卒業に向け、自身のあるべき姿について検討する) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
13週 「社会人基礎力」ワークショップ④(同上) ワークショップの目的を適切に理解し、自らのコミュニケーション能力(人間力)を活用あるいは伸ばそうとすることができる。
14週 「社会人基礎力演習」まとめ
これまでの本講義について、成果をまとめることができる。
15週 学年末試験は実施しない
16週 函館高専在学中の自己評価と反省 自ら設定した目標に対し、妥当な自己評価ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合3050100100100
基礎的能力20200010050
専門的能力0000000
分野横断的能力10301000050