環境工学実験

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境工学実験
科目番号 0417 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 伊藤 穂高,松永 智子

到達目標

1. 無菌操作を習得する
2. リサイクルの種類とそのリサイクル過程について化学的な見地から理解できる
3. CODの測定手法および環境基準との比較が行える

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法を習得している指定された無菌操作が行える指定された無菌操作ができない
評価項目2ケミカルリサイクルだけでなく他のリサイクル方法についても理解しているPETボトルを用いたケミカルリサイクルを理解できるPETボトルを用いたケミカルリサイクルを理解できない
評価項目3CODの測定手法および環境基準との比較が行える環境水のCOD測定及び計算が行える環境水のCOD測定及び計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (A-2) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 (B-4) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 (E-2) 説明 閉じる
函館高専教育目標 A 説明 閉じる
函館高専教育目標 B 説明 閉じる
函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境問題を理解・解析するための分析技術・微生物培養技術などさまざまな知識・技術の習得を目標とする。さらに、得られた実験結果を論理的な内容のレポートにまとめられる。また、この授業ではグループごとの実験もあるので実験内容をよく理解し効率的かつ自主的に実験を進められることも目標としている。
授業の進め方・方法:
本環境系の実験は生物・分析化学・有機合成化学等の知識および実験テクニックが必要とされるので、今までの物質工学実験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲやバイオ工学実験をよく復習しておくこと。
教育到達目標評価:レポート70%(A-2:10%,B-4:60%,E-2:30%),実技試験10%(B-4), その他20%(B-4)
その他はノート評価、課題提出を指す。
注意点:
実験が効率よく行えるようにあらかじめ予習により実験内容や実験結果の予測等を行っておくこと。
実験結果を実験ノートに記載し、実験中の詳細な実験の様子なども記入するように心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 全体ガイダンス 各テーマの目的・実験操作の注意点などを理解する
2週 皮膚常在菌の測定 無菌操作を行う意味を理解する
3週 無菌操作の実技試験(コア) 無菌操作を習得する
4週 車の排ガス分析 排ガス中に含まれる環境汚染物質を理解する
5週 グループ実験に関する実験ガイダンス グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
6週 グループ実験に関する実験ガイダンス グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
7週 グループ実験に関する実験ガイダンス グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
8週 PETボトルの分解とその分子量測定 リサイクルの種類とそのリサイクル過程について化学的な見地から理解できる
2ndQ
9週 CODの測定と環境評価 CODの測定手法および環境基準との比較が行える
10週 凝集剤による廃水処理 排水処理のひとつである凝集剤の特性を知る
11週 凝集剤による廃水処理 排水処理のひとつである凝集剤の特性を知る
12週 発酵乳中の乳酸菌の測定1(コア) 無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法の習得
13週 発酵乳中の乳酸菌の測定2(コア) 無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法の習得
14週 レポート提出及び実験器具の洗浄 レポートの内容の再確認。必要に応じて不十分な部分を理解し、追加・修正等を行う。
15週 レポート返却・レポート添削 レポートの内容の再確認。必要に応じて不十分な部分を理解し、追加・修正等を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力化学・生物系分野【実験・実習能力】生物工学実験光学顕微鏡を取り扱うことができ、生物試料を顕微鏡下で観察することができる。3前13
滅菌・無菌操作をして、微生物を培養することができる。4前12

評価割合

レポート発表相互評価態度実技その他合計
総合評価割合700001020100
基礎的能力0000000
専門的能力700001020100
分野横断的能力0000000