文章作成法

科目基礎情報

学校	函館工業高等専門学校	開講年度	2017
授業科目	文章作成法
科目番号	0424	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 1
開設学科	物質環境工学科	対象学年	4
開設期	前期	週時間数	1
教科書/教材	藤沢晃治著『「分かりやすい文章」の技術』（講談社ブルーバックス）、大修館書店『国語便覧』、国語辞典等、適宜用意すること。
担当教員	鳴海 雅哉

到達目標

1.実用的文章の書き方を身に付けることができる。
2.明確に他者に伝わる文章の書き方を身に付けることができる。
3.自分で推敲し、よりよい文章表現とすることができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	実用的文章を自在に書くことができる。	実用的文章の書き方を身に付けることができる。	実用的文章を書くことができない。
評価項目2	明確に他者に伝わる文章を、自在に書くことができる。	明確に他者に伝わる文章を書くことができる。	明確に他者に伝わる文章を書くことができない。
評価項目3	自分で推敲し、表現だけではなく内容も改善することができる。	自分で推敲し、よりよい文章表現とすることができる。	自分で推敲することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (E-2) （技術的成果を正確な日本語を用いて論理的な文書にまとめることができる。）

函館高専教育目標 Ｅ （多面的なコミュニケーション能力を持った技術者）

教育方法等

概要:

社会人として必要な、実用的な文章の書き方、及び明確に他者に伝わる文章の書き方を身に付けるための演習を行う。具体的には、作文演習を何度もくり返し、その推敲を重ねることによって、自分自身で適切な文章が書けるようになることを目指す。加えて、他者の論理的な文章を正確に理解できる力の習得も目指す。

授業の進め方・方法:

教員による解説と課題文執筆

注意点:

１，本講義では、毎回課題を課すので、丁寧に仕上げ、授業時間内もしくは指定の期日までに提出すること。
２，多くの語彙を扱うので、国語事典を必ず持参すること。スマートフォン・電子辞書の使用も許可する。
３，演習課題だけではなく、新聞や書籍等を読んで広い視野と思考力、論理的なものの考え方やその表現方法を養うこと。
４，他者に見られる文章作成を意識すること。
５，課題の提出がないときは、評価対象が無いものと見なす。特欠等の理由があるときは、申し出て提出すること。普通欠席については、申し出ても対応できないことがあり得る。
６，授業に不要な行動をしていた際は、没収の上、減点等のペナルティを与える。
７，（評価についての補足）各時間の課題を80%、定期試験時の課題を20%として評価する。
８，課題はできる限り早期に返却することを心がけるが、授業者の校務により、遅れることもあることを諒とされたい。
９，JABEE教育到達目標評価：課題80%（E-2）、定期試験20%（E-2）

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ガイダンス、文章作成のコツ	授業の進め方、文章作成のコツを理解することができる。
		2週	読んで要約する①	論理的文章を読んで、要約することができる。
		3週	読んで要約する②	論理的文章の構成を認識し、要約することができる。
		4週	意見文①	自分の意見を、構成を意識して書くことができる。
		5週	意見文②	自分の意見を、論理的に書くことができる。
		6週	意見文③	自分の意見を文章に書き、それを推敲できる。
		7週	意見文④	自分の意見を適切に書くことができる。
		8週	前期中間試験	自分の意見を適切に書くことができる。
	2ndQ
		9週	小論文①（書き方のコツ）	小論文を書くコツを理解することができる。
		10週	小論文②	小論文を、構成を意識して書くことができる。
		11週	小論文③	小論文を、論理的に書くことができる。
		12週	小論文④	小論文を書いて、推敲して適切に修正することができる。
		13週	小論文⑤	小論文を書いて、それを要約することができる。
		14週	小論文⑥	小論文を書いて、他者と批正することができる。
		15週	前期期末試験	自分の意見を適切に書くことができる。
		16週	小論文⑦	望ましい小論文を書くことができる。

評価割合

	試験	課題	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	20	80	0	0	0	0	100
基礎的能力	10	40	0	0	0	0	50
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	10	40	0	0	0	0	50