地球環境科学

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地球環境科学
科目番号 0450 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質環境工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 わかる環境科学(鈴木啓輔、三共出版)/プリント,その他
担当教員 田中 孝

到達目標

1. 地球環境保全に関する基本理念を説明できる。
2. 農業・工業といった地域環境に関わる環境問題や自然環境の保全を考慮した持続的発展の必要性や自然環境の悪化に関する要因と対策の考え方を学び説明できる。
3. 地球規模の環境問題とその関連事項についての現状と問題解決の考え方を学び説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球環境保全関する基本理念を説明できる。地球環境保全の必要性を説明できる。地球環境保全の必要性を説明できない。
評価項目2農工業の持続的発展と自然環境保全の必要性を認識し、明確に説明できる。農工業の持続的発展には自然環境保全が必要であることを認識している。農工業の持続的発展に自然環境保全の必要性が理解できない。
評価項目3地球規模の環境問題にについて、その現状と問題解決手法について説明できる。地球規模の環境問題の現状については理解している。地球規模の環境問題があることを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (B-3) 説明 閉じる
函館高専教育目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
我々の周囲で起きている様々な環境問題を理解するためには、地球という限られた生存環境の基礎知識を修得する必要がある。本講では技術者として必要な、具体的な地球環境と環境問題との係わりを認識することで,人類社会の持続的発展に必要な環境技術と社会的責任とを説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
本講義では地球環境と環境問題に関わる専門用語や、理化学的な関連分野の知識を必要とする。そして、環境に関わる教養として必要な知識習得も目的のひとつである。
注意点:
・自学自習による成果を小テストやレポートにて評価する。
・授業中態度が悪い(居眠り,携帯電話の使用など)場合は減点とするので十分に注意すること。

JABEE教育到達目標評価:定期試験80%(B-3),小テスト10%(B-3),レポート10%(B-3)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 地球環境科学で学ぶ内容について理解できる。
2週 有限な地球資源を考える 有限な地球資源について説明できる
3週 農業と自然破壊の関係(1) 食料資源確保にかかわる環境問題を理解できる。
4週 農業と自然破壊の関係(2) 食料資源確保にかかわる環境問題を理解できる。
5週 鉱工業の発展と自然破壊の関係(1) 資源開発と環境汚染のかかわりについて説明できる。
6週 鉱工業の発展と自然破壊の関係(2) 資源開発と環境汚染のかかわりについて説明できる。
7週 オゾン層破壊物質の影響 オゾン層破壊のメカニズムを説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 大気汚染問題 大気汚染問題とその影響を説明できる
10週 大気汚染物質の除去技術 大気汚染物質の影響を評価し対策を考えることができる。
11週 我が国の主な公害(1) 我が国の主な公害問題を説明できる。
12週 我が国の主な公害(2) 我が国の主な公害問題の原因を説明できる。
13週 水資源と環境汚染 有限な水資源と水質汚染の影響を評価し説明できる。
14週 地球環境問題を考える ディスカッションを通じて地球環境問題とその原因を説明できる。
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801010000100
基礎的能力300000030
専門的能力50101000070
分野横断的能力0000000