コミュニケーション日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コミュニケーション日本語Ⅰ
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 国語表現の演習(明治書院)/ビジュアルカラ―国語便覧(大修館)、国語辞典、漢和 辞典
担当教員 松代 周平

到達目標

1.漢字や慣用句・ことわざなどの語彙を豊かにし、表記の基本を身につけることができる。
2.文章表現のための基礎となる語法、表現法を理解することができる。
3.様々な目的・種類の実用的・論理的な基本の文章を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章表現のために必要 な語彙と表記を習得し、それを使いこなすこ とができる。基本的な語彙と表記を 習得し、言葉を豊富に しようとする意識を持 つことができる。基本的な語彙と表記を 習得できず、言葉を豊 富にしようとする意識 も持つことができない。
評価項目2文章表現のための語法・表現法を身に付け、 実践的にそれらを活用 することができる。文章表現に必要な語法・表現法を理解し、そ れらを活用しようと努 めることができる。文章表現に必要な語法・表現法を理解できず、それらを活用しよう とする意識も持つこと ができない。
評価項目3様々な種類と目的に応 じて、適切な内容のわ かりやすい文章を書く ことができる。目的に沿った文章の書 き方の基本を理解し、 それを念頭において書 くことができる。目的に沿った文章の書 き方の基本を理解でき ず、また、それを念頭 において書くこともで きない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語表現の基礎となる語彙、表記、語法、表現技法などを学ぶとともに、実際の作 文演習を通して、実践的な文章表現力の基本を養うのがこの科目である。前半は語彙、表記、語法、表現技法などについて問題を解きながら習得し、後半は様々な設定で の作文演習が中心となる。したがって、後半は提出物中心の評価となり、期末試験は 実施しない。
授業の進め方・方法:
中間までの授業は、テキストの問題を解きながら言葉や表現方法などを学んでゆく。
中間試験はそれらから多くが出題されるので、解答をしっかり聞き、間違いは必ず直して、身に付くまで繰り返し復習すること。中間以降の授業は、作文の演習が中心で、短い文から徐々に本格的な文章が書けるように練習する。後半の評価は、テストではなく提出物になるので、期日を守って丁寧に仕上げること。
書く力のもとになる漢字力・語彙力の習得は、日常的に行うことが大切であり、授業以外にもあらゆる生活の場で身に付けるよう努力すること。また、書く力を養うためには、日頃から読書をしたり、新聞を読んだりすることが大変有効である。是非、心掛けてほしい。
なお、授業への参加姿勢に問題がある場合には、減点の対象となるので注意すること。
注意点:
中間までの授業は、テキストの問題を解きながら言葉や表現方法などを学んでゆく。
中間試験はそれらから多くが出題されるので、解答をしっかり聞き、間違いは必ず直して、身に付くまで繰り返し復習すること。中間以降の授業は、作文の演習が中心で、短い文から徐々に本格的な文章が書けるように練習する。後半の評価は、テストではなく提出物になるので、期日を守って丁寧に仕上げること。
書く力のもとになる漢字力・語彙力の習得は、日常的に行うことが大切であり、授業以外にもあらゆる生活の場で身に付けるよう努力すること。また、書く力を養うためには、日頃から読書をしたり、新聞を読んだりすることが大変有効である。是非、心掛けてほしい。
なお、授業への参加姿勢に問題がある場合には、減点の対象となるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 教科の目標および授業概要や評価につい て理解できる。
2週 語彙・熟語・類義語・対義語 語句の正確な意味を理解し、使える言葉 を豊富にすることができる。
3週
同音・同訓異義語、慣用句・ことわざ
同じ発音の語句を使い分け、慣用句・こ とわざの意味や使い方を理解することが できる。
4週 用字法・句読法、原稿用紙の書き方 用字法や句読法、原稿用紙の正しい書き 方を理解することができる。
5週 主語・述語・修飾語 主語・述語・修飾語など文の成分を理解 できる。
6週 指示・接続の関係 指示語・接続語を正しく使うことができ る。
7週 適切な表現 副詞や助詞を適切に使えるようにし、曖 昧な表現をなくすことができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 修辞法 様々な修辞法を理解し、それらを適切に 使うことができる。
10週 待遇(敬語)表現・文末表現 敬語の正しい使い方を理解し、文末表現 に気を配ることができる。
11週 一文を書く、文と文をつなぐ 様々な場面を想定し、発想豊かで正しい 接続関係の文を書くことができる。
12週
主題文をつくる、材料を集める
文章の題を考え、主題文を書くことがで きる。また、材料を集めるための方法を 理解することができる。
13週 構成を考える 筋道の通った論証の仕方および論の構成・展開の仕方を理解することができる。
14週 実用的文章を書く 目的に即した実用的文章を書くことがで きる。
15週 論理的文章を書く 根拠のある筋道だった論理的文章を書く ことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。2
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。2
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。2
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。2
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ提出物合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力50000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000