コミュニケーション英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 コミュニケーション英語Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 自主教材 / 英語4技能型テストへのアプローチ
担当教員 臼田 悦之

到達目標

1. 英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき実際に発音できる。
2. 4技能を駆使して、様々な情報や考えなどを的確に理解したり、相手に伝えることができる。
3. 語彙や言語運用についての知識を身につけ、背景にある文化を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき、正しく発音できる。英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき、意識すればほぼ正しく発音できる。英語の子音・母音、音 変化、プロソディー、 発音記号を理解できな い。また、意識しても 正しく発音できない。
評価項目2様々な情報や考えなど を的確に理解でき、相 手に概要をわかりやす く伝え、意見交換がで きる。様々な情報や考えなど を的確に理解でき、相 手に概要をおおまかに 伝え、簡単な意見交換 ができる。情報や考えなどを的確 に理解できない。また 相手に概要を伝えられ ない。簡単な意見交換 もできない。
評価項目3語彙や言語運用の知識 を身につけ実際に運用 でき、背景にある文化 を理解できる。語彙や言語運用の知識 を身につけ、ある程度 運用でき、背景にある 文化を理解できる。語彙や言語運用の知識 を身につけられない。 背景にある文化も理解 できない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け、身近なこと、自然現象、社会の出来事などの話題について英語で理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。また、基本的な英語発音・プロソディー・発音記号に関して理解でき、実際に発音できるようにする。さらに、タスクに基づく活動を通じて4技能(Reading, Listening, Speaking, Writing)をバランスよく向上させ、語いや文法の知識を広げることを目指す。
授業の進め方・方法:
・カタカナ英語にならないよう、英語らしい発音を心がけること ※特に子音と音変 化をしっかりと意識すること
・4技能(reading, listening, speaking, writing) をバランスよく鍛え、積極的にコミ ュニケーションをとること
・自分の考えや意見を、間違いを恐れず積極的に英語で表現しようとする姿勢を持つこ と
※この講義内容は全てコアカリキュラムの内容に基づいている
注意点:
・英語は積み上げ科目なので、単語学習、予習復習、課題、e-Learningなど毎日勉強 すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・LMSの使い方
・英語の語順
・英語らしい発音
・学習の到達目標、学習内容、および留意点を理解できる
・LMSの使い方が理解できる
・英語の基本的な語順がわかる
【発音】英語の音変化がわかる
2週 ・英語発音の基礎:音変化
・Self-introduction
・eラーニングについて
・Information gap task 1
【発音】英語らしい音・ストレス・リズムを理解できる
・自己紹介を英語でできる
・eランーニングを使った学習方法がわかる
・情報格差タスクを通じて簡単な図形の描写ができる
3週 ・英語発音[th]
・My Hometown
・Information gap task 2
【発音】無声音と有声音の[th]を正確に発音できる
・自分のホームタウンについて説明できる(プレゼン)
・情報格差タスクを通じて基本的な前置詞の使い方がわかる
4週 ・英語発音[f]
・About the World
・Information gap task 3
【発音】子音[f]の音を正確に発音できる
・地球の大陸と国々についての英文を理解できる
・情報格差タスクを通じて方角・位置関係の表現が使える
5週 ・英語発音[v]
・About the World
・Information gap task 4
【発音】子音[v]の音を正確に発音できる
・世界の国々について興味を深め、行ってみたい国についての説明ができる(プレゼン)
・情報格差タスクを通じて基本動作の動詞と進行形が使える
6週 ・英語発音[r]
・World Heritage
・Information gap task 5
【発音】子音[r]の音を正確に発音できる
・世界遺産に関する英文を理解できる
・情報格差タスクを通じてストーリーの違いを発見できる
7週 ・英語発音[l]
・World Heritage
・復習
【発音】子音[l]の音を正確に発音できる
・世界遺産について興味を深め、訪れてみたい世界遺産についての説明ができる
・試験範囲の重要ポイントについて理解できる
8週 中間試験 学習した内容を60%以上理解できる
2ndQ
9週 ・答案返却・解答解説
・英語発音(復習)
・The old paintings
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
【発音】子音[th],[f],[v],[r],[l]の音を正確に発音できる
・世界最古の壁画についての英文を理解できる
10週 ・英語発音[子音+r]
・e-mail writing
・Map task
【発音】[子音+r]の音を正確に発音できる
・e-mailの書く際の形式を理解し、実際に書くことができる
・Mapタスクを通じて簡単な道案内ができる
11週 ・英語発音[l]
・Insects as food
・Map task
【発音】子音[pl]の音を正確に発音できる
・人口増加に伴う食糧不足問題に関する英文を理解できる
・Mapタスクを通じて道案内ができる
12週 ・英語発音[r],[l]応用
・Graph
・Picture description task 1
【発音】子音[r],[l]の音が連続しても正確に発音できる(応用)
・グラフを使った説明文を理解できる
・絵描写タスクを通じて簡単な絵の描写ができる
13週 ・英語発音[w]
・Save the Earth ①
・Picture description task 2
【発音】子音[w]の音を正確に発音できる
・環境問題に関しての英文を理解できる
・写真描写タスクを通じて自分が撮った写真を描写できる
14週 ・英語発音[n],[ng]
・Save the Earth ②
・復習
【発音】子音[n],[ng]の音を正確に発音できる
・地球温暖化の原因と解決策をまとめ、説明できる
・試験範囲の重要ポイントについて理解できる
15週 ・前期期末試験
学習した内容を60%以上理解できる
16週 答案返却・解答解説
・英語発音[s],[z],[t]
・Giants in history
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
【発音】紛らわしい子音[s],[z],[t]の音を正確に発音できる
・歴史上の人物について調べ説明できる
後期
3rdQ
1週 ・英語発音[æ]
・Countries in the world and large numbers
【発音】母音[æ]の音を正確に発音できる
・世界の国々の人口や面積を調べて表を作成し、英語で数値を言ったり違いを説明したりできる
2週 ・英語発音[ʌ]
・One-day tour around Motomachi ①
【発音】母音[ʌ]の音を正確に発音できる
・.函館市元町のおすすめ観光スポットを巡るプランを作成できる
3週 ・英語発音[ir]
・One-day tour around Motomachi ②
【発音】[ir]の音を正確に発音できる
・函館市元町のおすすめ観光スポットを巡るプランを作成し、訪問予定の外国人に説明できる
4週 ・英語発音[ar]
・Classroom survey ①
【発音】[ar]の音を正確に発音できる
・グループで協力しながらクラスメート全員にあるトピックに関して質問し、結果をまとめて報告できる(トピック1)
5週 ・英語発音:あいまい母音
・Classroom survey ②
【発音】あいまい母音を正確に発音できる
・グループで協力しながらクラスメート全員にあるトピックに関して質問し、結果をまとめて報告できる(トピック2)
また、グラフや表を使って報告書を作成できる
6週 ・英語発音[ou],[ɔ :]
・Planning a fun winter event
【発音】[ou],[ɔ :]の音を正確に発音できる
・函館市の冬のイベントを考え、ポスターを作成してPRできる
7週 ・英語発音[i],[i:]
・Desert Island
・復習
【発音】[i],[i:]の音を正確に発音できる
・無人島で1か月暮らすことになった場合、与えられたものをどう使うか説明できる
・試験範囲の重要ポイントについて理解できる
8週 後期中間試験 学習した内容を60%以上理解できる
4thQ
9週 答案返却・解答解説
・Pair conversation
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
・自分で質問を作成し、できるだけ多くのクラスメートと会話できる。また、相手の言った内容をメモできる
10週 ・英語発音[u],[u:]
・Ideal timetable
【発音】[u],[u:]の音を正確に発音できる
・理想の時間割を作成し説明できる
11週 ・英語発音:母音の復習
・History of chocolate ①
【発音】[æ],[ʌ],[ou],[i:],[u:][ɔ:]などの母音を正確に発音できる
・チョコレートの歴史についての英文を理解できる
12週 ・英語の音変化とプロソディー
・History of chocolate ②
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
・チョコレートの歴史についての英文を要約できる
13週 ・英語の音変化とプロソディー
・New Technology
・GTEC振返り
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
・近年のテクノロジーについての進歩に関する英文を理解できる
・GTECの結果を振り返り、自分の強み弱みを把握できる。また、今後どのように学習していくかの目標を立てられる
14週 ・英語の音変化とプロソディー
・New Technology
・復習
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
1.未来におけるテクノロジーを想像し自分で作ってみたいテクノロジーについて説明できる(プレゼン)
2.試験範囲の重要ポイントについて理解できる
15週 学年末試験 学習した内容を60%以上理解できる
16週 ・答案返却・解答解説
・振り返り
・解説を通じて、自分の間違った箇所を 理解できる
・1年間の自分の英語学習を振り返り,今 後の英語学習の計画を立てられる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題等合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力602000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000