高専生のコミュニケーション入門

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 高専生のコミュニケーション入門
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 内容に応じて適宜配布する。(A4ファイルを売店で購入すること。)
担当教員 奥平 理,中村 和之,泊 功,鳴海 雅哉

到達目標

1、与えられた課題について、仲間と協議し、結論を導き出すことができる。
2、他者の前で、ハキハキと、理路整然と発表することができる。
3、課題について、自らの考えを適切に文章化することができる。
4、与えられたテーマから、課題を発見し、解決法を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題について、議事を適切に進め、まとめることができる。課題について、議事進行に協力することができる。話し合いに協力することができない。
評価項目2他者の前でハキハキ、理路整然と発表することができる。他者の前で、大きな声で発表することができる。人前で発表することができない。
評価項目3自らの考えを適切に文章にまとめることができる。自らの考えを、文章にまとめようとすることができる。考えを文章にまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高専生としての調和のとれた育成を目指すため、新入生であるということと、各学生の心身の発達段階及び特性等を十分考慮し、本校の初年次教育としての科目として、よりよい生活態度や望ましい人間関係を築くこと、適切な進路意識を持つことを目標とする。具体的には、コミュニケーション活動を通して、対話経験を積み、社会や身の回りの諸問題について検討し、社会に旅立つための準備をしていく。
授業の進め方・方法:
テーマについてのグループ討議、各グループごとの発表、教員による講義・講話
注意点:
積極的に参加すること。
授業中に関係の無い言動があったり、不要の者を操作していたりした場合は、相応の減点措置とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、課題の書き方、提出の仕方 講義の目的や課題の書き方、提出方法を理解することができる。
2週 図書館の使い方 図書館の使い方を理解することができる。
3週 スマホのメリット・デメリット① スマートフォンの良い面、悪い面について検討することができる。
4週 スマホのメリット・デメリット② スマートフォンの良い面、悪い面について理解することができる。
5週 スタディサポート振り返り① スタディサポートの結果について分析することができる。
6週 スタディサポート振り返り② スタディサポートの分析結果を理解することができる。
7週 未成年の喫煙と飲酒 未成年の喫煙や飲酒の危険性を理解することができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる。
10週 ハラスメント① 人間関係で不快を感じる場面について検討することができる。
11週 ハラスメント② 他者に不快感を与えない行動について理解することができる。
12週 男女関係について気をつけること(性①) 思春期の性問題について、検討することができる。
13週 性の問題―デートDVや出会い系―(性②) 性の話題を通して、適切な知識を理解することができる。
14週 フューチャーマッピング作成① フューチャーマッピングを作るために、 夏季休業から学年末にかけての目標を設 定することができる。
15週 ※前期期末試験は実施しない
16週 フューチャーマッピング作成② 前時で設定した目標を達成するためのフ ューチャーマッピングを作ることができ る。
後期
3rdQ
1週 自己実現に向けて①(進路について考え る) 将来に向けて、自分の進路志望を考える ことができる。
2週 自己実現に向けて② 将来に向けて、自分の進路志望を考える ことができる。
3週 自己実現に向けて③(「仕事」とは何か) なぜ人は「仕事」をするのかを考えるこ とができる。
4週 自己実現に向けて④ 「仕事」について、適切な認識を持つこ とができる。
5週 自己実現に向けて⑤(キャリアデザイン 講座) 進路選択について、適切な認識を持つこ とができる。
6週 自己実現に向けて⑥(未来はどのように なるか) 未来の社会を想像することができる。
7週 自己実現に向けて⑦ 未来の社会に対して、柔軟に対応するこ とについて考えることができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができ る。
10週 スタディサポート振り返り① スタディサポートの結果について分析す ることができる。
11週 スタディサポート振り返り② スタディサポートの分析結果を理解する ことができる。
12週 自立した生き方①(家庭・家族と自分) 家族の中における自分について考えるこ とができる。
13週 自立した生き方② 家族や家庭の社会的役割について理解す ることができる。
14週 1年間を振り返る① 1年間の学習・生活を振り返り、他者と比 較することができる。
15週 ※学年末試験は実施しない
16週 1年間を振り返る② 1年間の学習・生活を振り返り、反省する ことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 2
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。2
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。2
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。2
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。2

評価割合

試験発表課題ポートフォリオ合計
総合評価割合30105010100
基礎的能力305401085
専門的能力00000
分野横断的能力0510015