コミュニケーション日本語Ⅱ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コミュニケーション日本語Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 国語便覧(大修館書店)※1年次に購入済み、補助教材として「国語常識・作文ステップアップ」(数研出版)
担当教員 泊 功

到達目標

① 自分の考えや意見を述べるために情報やデータを集めたり、他者と議論したりできる。
② 自分の考えや意見を公共の場で説得的に述べることができる。
③ 漢字や語彙、敬語など社会的なコミュニケーションに必要な日本語を運用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 図書館や新聞、インターネットなどで集めた情報を分析し、他者と議論し、自分の意見をまとめられる。図書館や新聞、インターネットなどを用いて必要な情報にアクセスし、情報を集めて分析できる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。
評価項目2資料やデータに基づき、他者の意見を取り入れたり批判したりしつつ、説得的にパブリックスピーキングを展開できる。公共の場において、適切な表現を用いて自分の考えや意見を述べることができる。(パブリックスピーキングができる。)居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。
評価項目3課題のワークを期日までに全て終了して提出し、定期テストで80点以上得点し、習得した内容を実際のコミュニケーションに応用できる。課題のワークを期日までに全て終了して提出し、定期テストで60点以上得点できる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
①対話や収集した情報・データ(根拠)を理解・分析し、演繹・帰納などによって論拠(根拠と主張・
結論をつなぐもの)を明らかにし、自分の意見や考えを効果的に伝えることができる。
②パブリックスピーキング(公共の場での発言・発表・対話)を説得的に展開できる。
③上記の形式に習熟し、合意形成へ向けた口頭コミュニケーション能力を獲得する。
④日本語を広く習得し、適切に用いて社会的コミュニケーションに応用できる。
授業の進め方・方法:
・各単元のコミュニケーション課題を個人またはグループで取り組み、発表する。口頭発表過程で製作する紙ベースの成果物は提出して点検を受け、ポートフォリオに整理する。また副教材のワークは定期試験で評価し、また最後にはポートフォリオとして提出する。
・各週の単元内容が授業時間内で終了し、時間が余る場合には日本語コミュニケーション能力強化のためのワークを実施する。
・今年度は高専機構と提携する台湾からの留学生が実習に来る予定なので、国際コミュニケーションの実習授業も計画している(コロナ禍のため未定)。

・中間試験は実施せず、期末試験(40%)及び課題(60%)で評価する。

 
注意点:
① グループ活動における作業過程・発表はグループ全体責任であり、評価もまた同様とする。ただし、グループ内に著しく非協力的な個人がいる場合は個別に減点対象とすることもあり得る。また、逆にビブリオバトルなどの競争的発表における代表者、グループリーダーなどで積極的役割を果たしたものは高く評価する。
② 紙のドキュメント(写メもしくはテキスト化)、電子ファイルの課題提出は全てwebclass経由
③ ノートパソコンを毎回持参すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
日本語ワーク
・授業の進め方、評価の仕方などが理解できる。
・自分の考えをパブリックスピーキングできる。
2週 シナリオを読む(グループで朗読)
日本語ワーク
・グループで役割を決めて朗読劇を作る。
3週 ビブリオバトル(ブックトーク)
日本語ワーク
・ビブリオバトル(ブックトーク)について理解して選書する。
4週 ビブリオバトル(ブックトーク)
日本語ワーク
・自分の選んだ本について口頭で紹介できる。
5週 ブックレビューを作る①
日本語ワーク
・4週の授業で紹介した本についてのレビューを書ける。
6週 ブックレビューを作る②
日本語ワーク
・ブックレビュー評価に基づき他者と交流できる。
7週 ブックレビューを作る③ ・読んだ本についての交流をもっと深められる。
8週 友人の作ったレビューを評価する。 他の人のレビューを評価することで、読書への興味を広げられる。
2ndQ
9週 インタビュー・プレゼンテーション① ・インタビュー・プレゼンの概要を理解できる。
10週 インタビュー・プレゼンテーション② ・インタビュー対象への取材内容を整理できる。
11週 インタビュー・プレゼンテーション③ ・インタビューの内容についてまとめられる。
12週 インタビュー・プレゼンテーション④ ・適切なメディア・表現で報告できる。
13週 インタビュー・プレゼンテーション⑤ ・適切なメディア・表現で報告できる。
14週 インタビュー・プレゼンテーション⑥ ・適切なメディア・表現で報告できる。
15週 期末試験 なし
16週 答案返却、日本語ワーク成果確認(課題) 自分の学習成果を電子ポートフォリオにまとめて提出する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4
鋼材の種類、形状を説明できる。4
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。4
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。4
曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。3

評価割合

試験発表成果品レポート課題その他合計
総合評価割合4020101010090
基礎的能力4020101010090
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000