概要:
①対話や収集した情報・データ(根拠)を理解・分析し、演繹・帰納などによって論拠(根拠と主張・
結論をつなぐもの)を明らかにし、自分の意見や考えを効果的に伝えることができる。
②パブリックスピーキング(公共の場での発言・発表・対話)を説得的に展開できる。
③上記の形式に習熟し、合意形成へ向けた口頭コミュニケーション能力を獲得する。
④日本語を広く習得し、適切に用いて社会的コミュニケーションに応用できる。
授業の進め方・方法:
各単元のコミュニケーション課題を個人またはグループで取り組み、発表する。口頭発表過程で製作する紙ベースの成果物は提出して点検を受け、ポートフォリオに整理する。また副教材のワークは定期試験で評価し、また最後にはポートフォリオとして提出する。
注意点:
① グループ活動における作業過程・発表はグループ全体責任であり、評価もまた同様とする。ただし、グループ内に著しく非協力的な個人がいる場合は個別に減点対象とすることもあり得る。また、逆にビブリオバトルなどの競争的発表における代表者、グループリーダーなどで積極的役割を果たしたものは高く評価する。
② 原稿用ファイルなど、紙の各種ドキュメント(授業中に配布したプリントや自分やグループで作った文書作品)を保管するA4クリアファイル1冊を必ず用意すること(最初の授業で改めて指示する)。これらはポートフォリオ(書類入れ)として、自己の学習成果の確認に用いるとともに、自分の成績の証明となる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 2 | 前5,前6 |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 2 | 前1 |
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。 | 2 | |
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。 | 2 | |
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。 | 2 | |
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。 | 2 | |
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。 | 2 | 前4 |
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前7,前14 |
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,前13,前16 |