科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 公共
科目番号 0079 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 公共」(帝国書院)、「高等学校 公共ノート」(帝国書院)
担当教員 奥平 理,牧之内 友

到達目標

1. 政治のしくみや選挙制度、近代立憲主義、日本国憲法について、データ等を用いた考察ができる。
2. 市場経済のしくみや企業について、データ等を用いた考察ができる。
3. 労働者の権利や社会保障について、データ等を用いた考察ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1政治のしくみや選挙制度、近代立憲主義、日本国憲法に関する発展的な学習項目を理解し、データ等を用いて深い考察ができる。政治のしくみや選挙制度、近代立憲主義、日本国憲法に関する基礎的な学習項目を理解し、学習内容を踏まえた考察ができる。政治のしくみや選挙制度、近代立憲主義、日本国憲法に関する学習項目の理解が不十分である。
評価項目2市場経済のしくみや企業に関する発展的な学習項目を理解し、データ等を用いて深い考察ができる。市場経済のしくみや企業に関する基礎的な学習項目を理解し、学習内容を踏まえた考察ができる。市場経済のしくみや企業に関する学習項目の理解が不十分である。
評価項目3労働者の権利や社会保障に関する発展的な学習項目を理解し、データ等を用いて深い考察ができる。労働者の権利や社会保障に関する基礎的な学習項目を理解し、学習内容を踏まえた考察ができる。労働者の権利や社会保障に関する学習項目の理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会が直面する様々な課題について、人文・社会科学的な視点から多面的に考察することを目指す。具体的には、政治、選挙制度、日本国憲法、市場経済、金融、企業、雇用・労働、社会保障などのテーマを取り上げる。
授業の進め方・方法:
主にパワーポイントを用いて授業を進める。授業時間外の課題として、予習もしくは復習のための課題に取り組んでもらう。知識の習得にとどまらず、授業内容に関連する事柄について自分なりに考えることを大切にしてほしい。
注意点:
◎教科書等の忘れ物、授業中の居眠り、携帯電話の使用等は減点の対象となるので、十分に注意すること。
◎課題の提出遅れは減点の対象となるので、必ず提出期限を守ること。
◎インターネットからのコピーや他人のレポートの写しと判断した提出物は、すべて0点とするので、十分に注意すること。
※授業内課題やグループワークを実施することがある。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、授業内容の一部を変更する場合がある。
※本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間30時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間である。自学自習の成果は 、課題によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
1. 政治と権力
・公共での学習内容・学習方法を理解する。
・政治や権力の役割について理解できる。
2週 2. 議院内閣制と権力分立 ・議院内閣制や権力分立について理解できる。
3週 3. 政党政治と選挙制度 ・政党政治や日本の選挙制度について理解できる。
4週 4. 近代立憲主義 ・近代立憲主義の考え方や広がりを理解できる。
5週 5. 日本国憲法 ・日本国憲法制定の経緯や原理を理解できる。
6週 6. 平等に生きる権利 ・平等権の特徴を理解できる。
7週 7. 人権保障の国際的な広がり ・国際的な人権問題を理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 9. 市場経済のしくみ ・市場経済のしくみを理解できる。
10週 10. 経済の変動と金融の役割 ・経済の変動や金融の役割を理解できる。
11週 11. 企業の目的と役割 ・企業の目的や役割を理解できる。
12週 12. 労働者の権利 ・労働者の権利を理解できる。
13週 13. 雇用と労働に関する課題 ・雇用と労働に関する課題を理解できる。
14週 14. 社会保障の役割と意義 ・社会保障の役割や意義を理解できる。
15週 定期試験
16週 試験答案返却・解答解説 ・間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

定期試験レポート公共ノートポートフォリオその他合計
総合評価割合70201000100
基礎的能力6010100080
専門的能力000000
分野横断的能力101000020