到達目標
1. 空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差がある理由を説明できる。
2. 景観計画の基礎知識を有し，街並み景観の現状と景観整備の手法について理解できる。
3. グループ討議を通じて景観デザインを立案し、プレゼンテーションすることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差がある理由を説明できる。 | 空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差があることが理解できる。 | 空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差があることが理解できない。 |
| 評価項目2 | 景観計画の基礎知識を有し、街並み景観の現状と景観整備の手法について理解できる。 | 街並み景観の現状と景観整備の手法について理解できる。 | 街並み景観の現状と景観整備の手法について理解できない。 |
| 評価項目3 | グループ討議を通じて独自の景観デザインを立案し、プレゼンテーションできる。 | 景観デザインを立案し、プレゼンテーションすることができる。 | 景観デザインを立案し、プレゼンテーションすることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 B
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JABEE学習・教育到達目標 (B-2)
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教育方法等
概要:
この授業では、計画学･デザインなどの分野の知識と関連させながら、景観に関する基本的な考え方と景観計画に必要な基礎知識を学びとり、工学技術者の実用的な知識として身につけることを目標にする。さらに、基本的な景観デザイン表現を行いプレゼンテーションができることを目標にする。
授業の進め方・方法:
われわれが生きるこの社会の景観整備や景観形成においては、多くの分野の技術者、研究者の協同作業が必要とされるが、その中でも土木技術者の役割は特に大きいものがある。その意味で技術者として自信と責任を持って事業を行うだけの景観に関する知識を身につけることが重要である。できるだけ具体的な実例を取り上げ、これを視覚情報により提供する形式で授業を進める。グループワークを通じて自分の考えを具体的に表現し、プレゼンテーションする試みを行う。常に社会問題に関心を持ち、自分の意見を明瞭な言葉で話し、自分の考えを何らかの具体的な形式で表現できることが望ましい。定期試験による評価の内訳は、中テスト30％、期末試験30％である。講義に関するレポートを毎回出題し、これをFormsで回答させる。街並み景観ワークショップをグループワークにより実施する．中間時にレポートを提出し，後半においてプレゼンテーションを行う．
注意点:
「社会基盤工学専攻」学習・教育到達目標の評価：
中テスト(B-2)（30％），期末試験(B-2)（30％），講義レポート(B-2)（10％），中間レポート(B-2)（10％），ワークショップ(B-2)（20％）
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
視知覚と空間把握 |
視知覚による空間把握の仕組みを理解できる。
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| 2週 |
視覚的認知と美の要件 |
視覚的認知の段階構成と美の要件を理解できる。
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| 3週 |
景観工学の基礎的事項 |
景観工学の基礎的事項とその役割について理解できる。
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| 4週 |
景観形成と街づくり |
景観形成のための街づくり手法を理解できる。
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| 5週 |
景観法と函館の景観行政 |
景観法の役割と函館市の景観行政について理解できる。
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| 6週 |
函館市デザインブック |
デザインガイドラインによる景観形成について理解できる。
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| 7週 |
街なみの基礎調査 |
都市や街並みの基礎的な調査方法を理解できる。
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| 8週 |
町並み調査による課題抽出 |
現地状況を理解して街並み景観の問題点を説明できる。
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| 4thQ |
| 9週 |
中テスト／中間レポート提出 |
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| 10週 |
歴史的資源による町並み景観づくり |
歴史的資源の保存活用による町並み景観の整備方法を理解できる。
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| 11週 |
景観デザインの実際と事業評価 |
景観デザインの実例を通じて，まちづくりの事業評価について理解できる。
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| 12週 |
景観配慮型プロポーザル |
景観に配慮したプロポーザル方式などの提案方法を理解できる。
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| 13週 |
景観の予測手法 |
景観の予測方法を理解できる。
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| 14週 |
景観の評価方法 |
景観の評価方法を理解できる。
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| 15週 |
期末試験 |
試験問題の解説を通じて正しい解答を理解できる。
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| 16週 |
試験答案返却・解答解説／景観デザイン表現のプレゼンテーション |
試験問題の解説を通じて正しい解答を理解できる。
景観デザインを説明し，問題点の解決策をプレゼンテーションできる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 定期試験 | 講義レポート | 中間レポート | ワークショップ | 合計 |
| 総合評価割合 | 60 | 10 | 10 | 20 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 60 | 10 | 10 | 20 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |