景観工学

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 景観工学
科目番号 0141 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考図書教科書:「景観工学」(日本まちづくり協会/理工図書 2001)/「景観用語辞典」:篠原修ほか(彰国社)
担当教員 菊池 幸恵

到達目標

1. 空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差がある理由を説明できる.
2. 景観計画の基礎知識を有し,景観整備の手法について理解できる.
3. 景観の特性について論理的に説明・分析ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差がある理由を説明できる.空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差があることが理解できる.空間認識の仕組みを理解し、景観に対する考え方に個人差があることが理解できない.
評価項目2景観計画の基礎知識を有し、景観整備の手法・諸制度について理解できる.景観整備の手法・諸制度について理解できる.景観整備の手法・諸制度について理解できない.
評価項目3景観の特性について論理的に説明・分析ができる.景観の特性について理解ができる.景観の特性について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 B 説明 閉じる
JABEE学習・教育到達目標 (B-2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業では、計画学・デザインなどの分野の知識と関連させながら、景観に関する基本的な考え方と景観計画に必要な基礎知識を学びとり、工学技術者の実用的な知識として身につけることを目標にする.
授業の進め方・方法:
都市整備における景観計画の重要性がより高まっている現状を踏まえ、我が国における都市計画の発展の歴史を基礎として学び、景観整備およびランドスケープデザインの具体的事例をふまえながら,景観にかかわる諸制度についての理解を深めるとともに,空間デザイン手法についての基礎的知識を身に付ける.講義はスライドを中心に行うが、教材(プリント)は適宜配布する.評価は試験(中試験50%、期末試験50%)のみで行う.
注意点:
JABEE教育到達目標評価:定期試験100%(B-2:100%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、景観の概念
景観の概念について理解できる.
2週 景観及び都市デザインの歴史的系譜 国内外における景観デザインおよび都市デザインの歴史的系譜について理解できる.
3週
4週
5週 景観デザインの計画的なとらえ方 景観デザインの計画的なとらえ方について理解できる.
6週 景観デザインの基礎的手法 景観デザインの基礎的手法が理解できる.
7週
8週 景観デザインを取り巻く法制度 景観法や景観条例などの法制度の成立背景につい理解できる.
4thQ
9週 中テスト
10週 テストの返却・解説/都市における公園の計画・管理・運営 都市における公園の計画・管理・運営について理解できる.
11週
12週 自然と共生するランドスケープデザイン 自然と共生するランドスケープデザインのあり方について理解できる.
13週 アーバンデザインと都市におけるランドスケープ アーバンデザインと都市におけるランドスケープのあり方について理解できる.
14週 景観計画に関連する文化財の保存と活用
景観計画に関連する文化財の保存と活用について理解できる.
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 試験問題の解説を通じて正しい解答を理解できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画風景、景観と景観要素について、説明できる。4

評価割合

定期試験発表相互評価態度合計
総合評価割合100000100
基礎的能力1000010
専門的能力8000080
分野横断的能力1000010