ソフトウェアプログラミング

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ソフトウェアプログラミング
科目番号 0147 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 /「Excelでわかるディープラーニング超入門」(桶井良幸・桶井貞美/技術評論社)「ニューラルネットワーク自作入門」(Tariq Rashid;新納浩幸/マイナビ出版)
担当教員 山﨑 俊夫

到達目標

1. オブジェクト指向プログラミングが理解できる。
2. ディープラーニングの基礎が理解できる。
3. プログラミング言語の特性を理解してプログラム開発ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オブジェクト指向プログラミングが理解でき、クラスやインスタンスが説明できる。オブジェクト指向プログラミングの基礎が理解できている。オブジェクト指向プログラミングの基礎が理解できていない。
評価項目2プログラミングツールを独力で操作することができる。プログラミングツールを指導を受けて操作することができる。プログラミングツールを指導を受けて操作することができない。
評価項目3ディープラーニングのプログラムを作成することができる。ディープラーニングを理解することができる。ディープラーニングを理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 B 説明 閉じる
JABEE学習・教育到達目標 (B-2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラム言語を使用してオブジェクト指向プログラム作成に関する応用的な技法を理解する.この科目は,「情報処理Ⅰ・Ⅱ」で習得した基礎的なプログラミング技法に関する理解を深め,複雑な処理を必要とするソフトウェアの構成に関する知識を習得し,実践に対応できる技術者の育成を目的としている.
授業の進め方・方法:
プログラミング言語としてPython3.xを使用し、エディタとしてVisual Studio Codeを使用する。Excelを使用して,ディープラーニングの基礎を理解する.この科目では「情報処理Ⅰ」で習得したC言語プログラミングに関する知識を基本として、Python3.xによる実践的なアプリケーション開発を行う。プログラミングの導入部分では、新たに習得することとなるプログラミング言語の基礎について学習する。そのうえで、授業ではプログラミング方法に関する説明はあまり行わず、プログラミングの実践を通して理解してもらう。
注意点:
本科目は学修単位(1単位)の授業であるため、履修時間は授業時間15時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて45時間である。
自学自習の成果は課題によって評価する。
「社会基盤工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
 期末試験(B-2)(50%),課題(B-2)(50%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ディープラーニングの基礎と準備 AIとディープラーニングの基礎について理解し,Excelソルバーを準備する.
2週 ニューロンモデル ニューロンの基礎と数式表現が理解できる。
3週 ニューラルネットワークのしくみ(1) ニューラルネットワークの出力について理解できる。
4週 ニューラルネットワークのしくみ(2) ニューラルネットワークによる手書き文字の認識について理解できる。
5週 ニューラルネットワークのしくみのまとめ ニューラルネットワークのしくみについて理解できる.
6週 畳み込みニューラルネットワークのしくみ(1) 畳み込みニューラルネットワークによる手書き文字の認識について理解できる。
7週 畳み込みニューラルネットワークのしくみ(2) 畳み込みニューラルネットワークのプーリング層・出力層について理解できる。
8週 畳み込みニューラルネットワークのしくみ(3) 畳み込みニューラルネットワークの目的関数と最適化について理解できる。
4thQ
9週 畳み込みニューラルネットワークのしくみのまとめ及び中テスト 畳み込みニューラルネットワークのしくみについて理解できる。
10週 Pythonの基礎とオブジェクト指向 Pythonの基礎を学び,オブジェクト指向プログラミングについて理解できる。
11週 Pythonでニューラルネットワーク(1) Pythonによるニューラルネットワークが理解できる。
12週 Pythonでニューラルネットワーク(2) Pythonプログラムによる手書き文字の認識が理解できる。
13週 Pythonでニューラルネットワークのまとめ Pythonによるニューラルネットワークのプログラムが理解できる。
14週 建設実務におけるAI活用事例 事例を通して建設実務におけるAIの活用方法が理解できる。
15週 期末試験
16週 答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000