到達目標
1. 国土計画および地域計画の目的と意義,考え方,変遷について説明できる..
2. 日本の国土・地域・都市計画の関連法規について説明できる.
3. 都市整備の手続きと手法について説明できる.
4. 計画評価および便益計測の代表的な手法の考え方について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 国土計画および地域計画の目的と意義,考え方,変遷について説明できる. | 国土計画および地域計画の目的と意義,考え方,変遷について理解している. | 国土計画および地域計画の目的と意義,考え方,変遷について理解していない. |
評価項目2 | 日本の国土・地域・都市計画の関連法規について説明できる. | 日本の国土・地域・都市計画の関連法規について理解している. | 日本の国土・地域・都市計画の関連法規について理解していない. |
評価項目3 | 都市整備の手続きと手法について説明できる. | 都市整備の手続きと手法について理解している. | 都市整備の手続きと手法について理解していない. |
評価項目4 | 計画評価および便益計測の代表的な手法について理解するとともに,目的に応じた手法を説明できる. | 計画評価および便益計測の代表的な手法について理解している. | 計画評価および便益計測の手法について理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE学習・教育到達目標 (B-2)
説明
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教育方法等
概要:
国土や地域といった広範囲の空間スケールに関わる計画から,我々の生活により身近な都市スケールまでの計画について学ぶ.その中で,経済,人口,土地利用,合意形成などの計画手法,関連する法規,都市の整備手法,計画評価や便益評価の手法などを理解する.
授業の進め方・方法:
国土計画および地域計画は,地域社会に暮らす住民の社会基盤整備,福祉・防災などの生活環境の向上など,我々の生活に密接に関係した事象を取り扱う反面,これらの評価や社会的合意に関しては難しい点が多い.そのため,社会計画に関わる情報に興味を持ち,自らの意見を持つことも必要である.
なお,この科目は法規の名称や施策などを理解しなければならず,試験は記述形式が多くなるため,日頃からの予習・復習を怠らないこと.
本講義は定期試験(80%),レポート(20%)で評価し,レポートを一つでも未提出の場合は学年評価において合格点を与えない.
注意点:
JABEE教育到達目標評価:定期試験80%(B-2:100%),課題20%(B-2:100%)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス (0.5h) 1. 国土・地域計画の意義(1.5h)
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・国土計画,地域計画および都市計画の意義と定義を理解している.
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2週 |
2. 国土計画 2.1 国土計画の変遷(1.0h) 2.2 全国総合開発計画 / 国土形成計画(1.0h) |
・国土計画の歴史と考え方の変遷について理解している. ・全国総合開発計画および国土形成計画の変遷と系譜について理解している.
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3週 |
2.2 全国総合開発計画 / 国土形成計画(2.0h) |
・全国総合開発計画および国土形成計画の変遷と系譜について理解している.
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4週 |
2.3 国土利用計画と土地利用基本計画(2.0h) |
・国土の利用に関する諸計画の体系について理解している.
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5週 |
3. 地域計画 3.1 地域計画の変遷(2.0h) |
・地域計画の変遷について理解している.
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6週 |
3.2 地方圏と過疎地域(2.0h) |
・地方圏と過疎地域の計画について理解している.
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7週 |
4. 諸外国の国土・地域計画(2.0h) |
・諸外国の国土・地域計画の思想および理念と実際について理解している.
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8週 |
中試験 |
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4thQ |
9週 |
5. 都市整備の手続きと手法 5.1 総合計画とマスタープラン(1.5h) |
・総合計画とマスタープランについて理解している.
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10週 |
5.2 土地区画整備事業と市街地開発・再開発事業(2.0h) |
・土地区画整理事業および市街地開発,再開発事業について理解している.
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11週 |
5.3 土地利用計画と交通計画(2.0h) |
・土地利用計画と交通計画について理解している.
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12週 |
6. 計画評価・便益評価の手法 6.1 政策評価・事業評価(2.0h) |
・政策評価および事業評価について説明できる.
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13週 |
6.2 CVM(2.0h) |
・CVM(仮想評価法)について考え方とその方法を説明できる.
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14週 |
6.3 ヘドニックアプローチ法(2.0h) |
・ヘドニックアプローチ法について考え方とその方法を説明できる.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験答案返却・解答解説 |
・間違った問題の正答を求めることができる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 全国総合開発計画・国土形成計画の変遷と系譜について理解している。 | 3 | |
国土計画の歴史と考え方の変遷について理解している。 | 3 | |
全国総合開発計画について理解している。 | 3 | |
地方圏と過疎地域の計画について理解している。 | 2 | |
国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | 後1 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | 後2,後5,後7 |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | 後1 |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | 後11 |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | 後9 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | 後11 |
中心市街地活性化(再生)について理解している。 | 3 | |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | 後10 |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | 後10 |
計画の目的論と目標設定を理解している。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |