様々な分野でグローバル化が進展する今日の国際社会。異文化との接し方や付き合い方を正しく理解することが今私たちに求められている。経済格差から環境汚染、食糧危機、エネルギー問題といった世界規模の様々な問題をかかえる今、こうした問題に対して、民族、宗教、慣習といった文化の違いはもとより、、協力し解決していかなければならないことになるだろう。このような背景を念頭に置きながら、本講義では、異文化とコミュニケーションの関係についての基礎知識を身につけながらさまざまな文化背景が混在する国際的な職場に対応できるよう、①基礎的な英語コミュニケーション能力を訓練すると共に(E-4)、②多様な文化に関する事象を英語や日本語で読んだり、聞いたりすることで(D-1)、③異文化理解を深めると共に、英語の言語学習の興味・関心を高めることができるようにする。
概要:
本講義では、異文化とコミュニケーションの関係についての基礎知識を身につけながらさまざまな文化背景が混在する国際的な職場に対応できるよう、基礎的な英語コミュニケーション能力を訓練すると共に(E-4)、多様な文化に関する事象を英語や日本語で読んだり、聞いたりすることで(D-1)、異文化理解を深めると共に、英語の言語学習の興味・関心を高めることができるようにする。そのため、本講義では異文化理解について書かれた資料などを前もって課題として読むことで英文リーディングの力をつけ、授業では異文化理解を促すような活動を英語を使って実施し、英語コミュニケーション力も伸ばそうとするものである。
授業の進め方・方法:
毎時必ず指定された副教材やAssignment Readingの指定された個所を読み要旨をまとめること。(レポート提出)また、毎時異文化コミュニケーション設定の英会話練習を行うので積極的に発話して練習すること。授業の最終回に各自で決めた異文化コミュニケーションのテーマについて発表してもらう。必要な準備やレポートは提出期限を厳守すること。遅延の場合は減点とする。
試験に関しては通常の英語授業のような試験ではなく、異文化コミュニケーション、および異文化理解促進の知識を問う形となる。
注意点:
授業内でのコミュニケーション活動は参加型である。したがって欠席した場合は点数が入らない。(本科の特欠にあたる理由のときは考慮する)また、リーディング課題と発表が必須となる。教科書など必要な教材を持ってこない場合、授業中の居眠りやおしゃべりなどは減点とする。
評価について:知識確認テスト:50%(D-1) 個人課題:30% :(E-4 100%)(E-learning 20% / 意見発表10%)Group Assignment 20%(D-1 50% E-4 50%)
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方が理解できる
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2週 |
Unit1 Communication |
コミュニケーションとは何か、特に人間のコミュニケーションとは何かを理解できる
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3週 |
Unit2 Culture |
「文化」の定義について理解できる
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4週 |
Unit3 Nonverbal Communication |
非言語コミュニケーションの定義と種類を理解できる
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5週 |
Unit4 Communicating Clearly |
文化の違いがコミュニケーションに与える影響について理解できる
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6週 |
Unit5 Culture and Values |
コミュニケーションの取り方が、文化や価値観によって影響を受けていることが理解できる
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7週 |
Unit6 Culture and Perception |
それぞれの文化には既存の価値観やものの見方が存在することが理解できる。
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8週 |
Unit7 Diversity |
多文化社会に対処するための方法を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
Unit8 Stereotypes |
ステレオタイプの定義と例を理解できる
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10週 |
Unit9 Culture Shock |
カルチャーショックの定義と例を理解できる
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11週 |
Unit10 Culture and Change |
文化への時代変化の影響を理解できる
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12週 |
Unit11 Talking about Japan |
日本の文化について日本国内の異文化理解の観点から様々な事象が理解できる
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13週 |
Unit12 Becoming a Global Person |
国際人になるために必要な考え方が理解できる
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14週 |
発表1 |
異文化コミュニケーションの実例とその対処についてグループごとに発表してもらう。
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15週 |
発表2 |
異文化コミュニケーションの実例とその対処についてグループごとに発表してもらう。
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16週 |
知識確認テストの実施 |
異文化理解についての必須用語についての理解度テストを実施する
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用能力の基礎固め | 文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13 |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 2 | 前7,後6 |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 2 | 前1,前8,前9,前15,前16,後7,後8,後14,後15,後16 |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |