到達目標
OS の種類,特徴,機能,構成を修得し,応用する。
OS でのセキュリティ制御方法の種類と特徴を理解する。
OSにおける障害管理について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | OSの機能と構成について理解し、プログラムや機器開発に応用できる。 | OSの機能と構成について理解し、どのような役割を持っているのかを説明できる。 | OSの機能と構成について理解できず、OSの役割を説明できない。 |
評価項目2 | OSにおけるセキュリティ制御機能を理解し、セキュリティカーネルの設計に関する説明ができる。 | OSにおけるセキュリティ制御機能について説明できる。 | OSにおけるセキュリティ制御機能について説明できない。 |
評価項目3 | 障害発生から対策完了までの一連の工程を説明できる。 | OSにおける障害管理について説明できる。 | OSにおける障害管理について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報コース必修科目である「オペレーティングシステム」の発展内容として、OSにおける入出力管理、ネットワーク制御、セキュリティ制御、障害管理について学ぶ。また、OSに関連する最新のトピックス、標準化、技術動向などを理解する。
授業の進め方・方法:
主に座学となる。関連する科目と結びつけた説明となるので、本科で学んだ内容などを復習しておくこと。
また、AWSでLinuxサーバを立て、それを利用した演習を行うので、クラウドサーバに関する知識も調べておくこと。
関連科目:コンピュータアーキテクチャ、論理回路、コンピュータ工学、Webシステム、オペレーティングシステム、各種実験
注意点:
本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間30時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間である。
自学自習の成果は課題及び定期試験によって評価する。課題は決められた期限までに提出すること。
「生産システム工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
期末試験(B-2)(80%),課題(B-2)(20%)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
OSの役割、カーネルについて説明できる
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2週 |
プロセス |
プロセスの状態遷移について説明できる。またCPU割り付けスケジューリングアルゴリズムの種類と概要を説明できる。
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3週 |
プロセス同期、プロセス間通信 |
プロセス同期と相互排除の仕組み、およびプロセス間通信の仕組みについて説明できる
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4週 |
Linux演習(1) |
AWS EC2でのLinuxサーバ作成ができる
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5週 |
Linux演習(2) |
ユーザモードとカーネルモードの動作の違い、スケジューリングの仕組みを演習を通じて理解できる
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6週 |
メモリ管理 |
プロセスのメモリ領域管理の仕組みを説明できる
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7週 |
仮想メモリ |
仮想メモリの仕組みや、メモリスケジューリングアルゴリズムについて説明できる
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8週 |
中テスト |
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4thQ |
9週 |
入出力制御 |
入出力アーキテクチャ、入出力制御、DMAについて説明できる
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10週 |
割込み制御 |
割込みアーキテクチャ、割り込み優先制御について説明できる
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11週 |
ファイル管理 |
ファイル編成、ファイル操作、ファイル保護の仕組みについて説明できる
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12週 |
ネットワーク制御 |
ソケット通信の仕組みについて説明できる
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13週 |
セキュリティと信頼性 |
OSの信頼性・可用性を実現する機能について説明できる
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14週 |
仮想化技術 |
ハードウェアを抽象化して仮想マシンを実現する仕組みについて説明できる
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15週 |
仮想化演習 |
Dockerを使ったコンテナ型仮想化の仕組みを演習を通じて理解できる
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |