到達目標
OS の種類,特徴,機能,構成を修得し,応用する。
OS でのセキュリティ制御方法の種類と特徴を理解する。
OSにおける障害管理について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | OSの機能と構成について理解し、プログラムや機器開発に応用できる。 | OSの機能と構成について理解し、どのような役割を持っているのかを説明できる。 | OSの機能と構成について理解できず、OSの役割を説明できない。 |
評価項目2 | OSにおけるセキュリティ制御機能を理解し、セキュリティカーネルの設計に関する説明ができる。 | OSにおけるセキュリティ制御機能について説明できる。 | OSにおけるセキュリティ制御機能について説明できない。 |
評価項目3 | 障害発生から対策完了までの一連の工程を説明できる。 | OSにおける障害管理について説明できる。 | OSにおける障害管理について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報コース必修科目である「オペレーティングシステム」の発展内容として、OSにおける入出力管理、ネットワーク制御、セキュリティ制御、障害管理について学ぶ。また、OSに関連する最新のトピックス、標準化、技術動向などを理解する。
授業の進め方・方法:
主に座学となる。関連する科目と結びつけた説明となるので、本科で学んだ内容などを復習しておくこと。
関連科目:コンピュータアーキテクチャ、論理回路、コンピュータ工学、オペレーティングシステム、各種実験
注意点:
課題は決められた期限までに提出すること。
「生産システム工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
中間試験(B-2)(40%),期末試験(B-2)(40%),課題(B-2)(20%)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
OSの位置づけと必要性を理解できる。
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2週 |
OSの種類と特徴 |
汎用機用、PC用、リアルタイム用などのOSの種類と特徴を理解できる。
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3週 |
OSの機能と構成 |
OSの機能、構成、カーネル、言語プロセッサなどを理解できる。
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4週 |
カーネル |
カーネルの機能と処理内容、マイクロカーネルについて理解できる。
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5週 |
入出力管理 |
入出力チャネルを介した装置制御について理解できる。
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6週 |
入出力の効率化 |
ブロッキングやバッファリングなど入出力効率化手法を理解できる。
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7週 |
ファイル管理 |
ファイル編成、ファイルシステムの内部構造について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
これまでの学習内容について、試験問題を通じて説明できる。
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2ndQ |
9週 |
答案返却・解説 |
解答を通じて中テストに課された内容を確実に理解する
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10週 |
ネットワークプロトコル |
OSとネットワークの関係、およびTCP/IPプロトコルスタックについて理解を深める。
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11週 |
通信用プログラミング(1) |
ソケット機能による通信の仕方について、演習を通じて理解できる。
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12週 |
通信用プログラミング(2) |
RPCによる通信の仕方について、演習を通じて理解できる。
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13週 |
セキュリティと信頼性 |
コンピュータを取り巻く脅威と、それを保護するセキュリティ機能について理解できる。
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14週 |
セキュリティカーネル |
ファイル保護,外部か らの侵入検出と防御などのセキュリティが施されたセキュリティカーネルの特徴を理解できる。
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15週 |
障害管理 |
障害の検出,試験と診断,自動訂正,障害の記録,再構成,リスタート,原因の解決など, 障害発生から対策完了までの一連の工程を理解できる。
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16週 |
期末試験 |
これまでの学習内容について、試験問題を通じて説明できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |