到達目標
高度情報社会を支える技術として必要不可欠なデータベースについて,その基礎理論や基本的な利用法を学習する。
また,その応用事例である情報システムやインターネットサービス等について学ぶとともに,データベースシステムを支える周辺技術について理解を深める。
更に,膨大なデータを活用するために注目されている,新たなデータベース技術やデータの解析方法についても基礎を学ぶ。
これらの知識を修得し,利用するための基礎技術を身に着けていることが目標である。(B-2)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | データベースの概要を理解して説明できるだけでなく、データを操作することができる。 | データベースの概要を理解し、説明することができる。 | データベースの概要について理解していない。 |
評価項目2 | データベースを活用すための周辺技術を理解し、基本的な利用方法を実践できる。 | データベースを活用すための周辺技術を理解し、説明できる。 | データベースを活用すための周辺技術を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
データベース及び、その周辺技術について理解するだけでなく、データを活用するための基本的な手法を実践できる能力を身着けることを目指す。
授業では理論を説明した後に、演習課題を課す。
授業の進め方・方法:
(1)情報技術に関する基礎的な知識、オブジェクト指向における物の捉え方やUML記法を理解していないと、授業内容の理解に苦労します。履修する場合は事前に学習しておいてください。
(2)本講義は授業終了後に課す課題を基に進めていきます。取り組んでいないと授業の内容が分からなくなりますので、必ず取り組むようにしてください。課題は授業開始時に提出させ、評価の一部とします。
注意点:
「生産システム工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
中間試験(B-2) (30%)、期末試験(B-2) (30%)、提出課題(B-2) (40%)で評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・ガイダンス ・情報化社会とデータベース |
・学習内容、評価方法を理解し、説明できる。 ・社会におけるデータベースの役割、ファイルシステムと比較したデータベースの利点、データベースの種類を理解し、説明できる。
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2週 |
リレーショナルデータモデル |
RDBの概要を理解し、説明できる。
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3週 |
正規化 |
正規化の意義を理解し、第三正規形にできる。
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4週 |
スキーマとデータベースの設計 |
各スキーマの概要を理解し、簡単な設計を行える。
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5週 |
DBMSと物理構成 |
DBMSの機能と物理的な設計を理解し、説明できる。
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6週 |
関係代数演算とSQL |
関係代数と基礎的なSQLについて理解し、使用できる。
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7週 |
トランザクション、同時実行制御、障害回復 |
各種機能の概要を理解し、説明できる。
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8週 |
中間試験 |
学習した内容に関する設問に、正しい解答を行える。
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2ndQ |
9週 |
半構造データによるデータベース |
XMLデータベースについて概要を説明できる。
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10週 |
マルチメディア・データベース |
非テキストを扱うDBの概要を理解し、説明できる。
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11週 |
NoSQL,P2P |
NoSQLやP2Pの概要を理解し、説明できる。
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12週 |
WebAPI |
WebAPIの概要を理解し、利用することができる。
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13週 |
データ解析の基礎(1) |
データベースに記録したデータを解析するための基礎的な手順を理解し、実践することが出来る。
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14週 |
データ解析の基礎(2) |
データベースに記録したデータを解析するための基礎的な手順を理解し、実践することが出来る。
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15週 |
データベースの応用 |
M2Mなど、日常の様々な場面でデータベースが利用されていることを理解し、説明することが出来る。
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16週 |
期末試験 |
学習した内容に関する設問に、正しい解答を行える。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |