ネットワーク応用

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ネットワーク応用
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配付資料
担当教員 今野 慎介

到達目標

情報通信ネットワークに関するネットワークアーキテクチャ、通信プロトコル、無線ネットワークなどの基礎技術とともに、セキュリティや応用技術についての知識を修得する(B-2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報ネットワークを構成する基礎から応用技術まで説明できる。情報ネットワークを構成する基礎技術の概要を説明できる。情報ネットワークを構成する基礎技術を説明できない。
評価項目2セキュリティやマルチメディア通信、IPV6などを構成する技術の詳細について説明できる。セキュリティやマルチメディア通信、IPV6などの技術の概要について説明できる。応用技術について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業は、本科3年生の授業では触れていなかった情報ネットワークを実現するための基礎技術(物理層など)を理解するとともに、セキュリティやマルチメディア通信、IPv6などの新たな技術についても学習をする。
情報ネットワークを構成する技術全体についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
授業の進め方:
ネットワークを構成する技術について、各種情報技術の説明を行う。
情報ネットワーク基礎(本科3年)で学習した内容をもとに説明を行う。情報ネットワーク基礎の内容について、復習をしておくこと。
注意点:
「生産システム工学専攻」学習・教育到達目標の評価:
期末試験(B-2)(60%)、課題(B-2)(40%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・ネットワークアーキテクチャの概要
・授業の進め方,評価方法を説明できる。
・階層化などの通信の基礎技術について説明できる。
2週 物理層 ・通信メディア、多重化などについて説明できる。
3週 ベースバンド伝送 ・ベースバンド伝送について概要を説明できる。
・Ethernetの各規格で行われる処理の手順と符号化について説明できる。
4週 ブロードバンド伝送 ・ブロードバンド伝送について概要を説明できる。
・デジタル変調について概要を説明できる。
5週 データリンク層1 データリンク層の機能を理解し、Ethernetを例に機能実現のための仕組みを説明できる。
6週 データリンク層2 インターネットへの接続に利用されているデータリンク層のプロトコルについて説明できる。
7週 誤り制御 誤り制御を実現する理論について説明できる。
8週 IP層 IP層のプロトコルについて説明できる。
2ndQ
9週 ルーティングプロトコル1 代表的なルーティングプロトコルについて、その動作を説明できる。
10週 ルーティングプロトコル2 代表的なルーティングプロトコルについて、その動作を説明できる。
11週 トランスポート層 トランスポート層のプロトコルについて説明できる。
12週 マルチメディア通信
マルチメディア通信に利用されるプロトコルについて説明できる。
13週 ネットワークセキュリティ ネットワークセキュリティを維持するための仕組みについて説明できる。
14週 IPv6 IPv6ネットワークを運用するために使用されている各種技術について説明できる。
15週 振り返り 演習を通して、これまで学習した内容についての理解を深める。
16週 期末試験 学習した内容に関する設問に、正しい解答を行える。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力3000002050
専門的能力3000002050
分野横断的能力0000000