プラクティカル・サイエンス・イングリッシュ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 プラクティカル・サイエンス・イングリッシュ
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質環境工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Fundamental Science in English (Seibido) / TOEIC 公式問題集 / Speaking of Speech New Edition (MACMILLAN)
担当教員 奥崎 真理子,オレクサ ロバート

到達目標

・特別研究のアブストラクトを英語で発表できる
・特別研究のアブストラクトの内容を英語でスライド化できる
・特別研究のアブストラクトについて英語で質疑応答ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1:特別研究のアブストラクトを英語で発表できる特別研究のアブストラクトを英語のプロソディを保ちながら自然体で発表できる特別研究のアブストラクトを、ある程度の英語のプロソディを保ちながら制限時間内に発表できる特別研究のアブストラクトを英語で発表できない
評価項目2:特別研究のアブストラクトを英語スライドで表現できる特別研究のアブストラクトをほぼ正しい英語でスライド化できる特別研究のアブストラクトを、文法的な間違いは散見されるがある程度英語でスライド化できる特別研究のアブストラクトを英語で示しているが、日本語機械翻訳などで英語の意味をなさない
評価項目3:特別研究のアブストラクトについて英語で質疑応答ができる特別研究のアブストラクトについて英語でよどみなく質疑応答ができる特別研究のアブストラクトについてある程度の質疑応答ができる特別研究のアブストラクトについて質疑応答ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 D-1 説明 閉じる
学習・教育到達目標 E-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 英文の科学技術文書を読んで必要な情報や要点を把握することができる能力を身につけ(D-1)、将来仕事で国際的なコミュニケーションを行うために必要な基礎的英語表現力と理解力を養う(E-4)。最終的には、専攻科で取り組んでいる特別研究のアブストラクトを発表し、質疑応答ができることを学習到達目標とする。
授業の進め方・方法:
日本人英語科教員とアメリカ人英語科教員が指導し、基本的なプレゼンテーション技能、基礎的な英語表現力・理解力の定着を目指す。
注意点:
〇特別研究アブストラクトの英語プレゼンテーションと質疑応答ができることがこの演習の目標である。コミュニケーションに必要な英語のみならず、専門英語についても語彙力・表現力を高めていくこと。
本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間30時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間である。
自学自習の成果は 以下の評価方法によって評価する。
①教科書の英文を正しく音読し理解することを前提とした暗唱発表をミニプレゼンテーション実技として評価する(9レッスン:30%(D-1:50%, E-4:50%) 評価が18%を下回った場合は補習・再試験となる。
②前期試験:評価割合40%(D-1:50%, E-4:50%) 結果が24%を下回った場合は再試験対象となる。TOEIC IP または公開テストで500点以上の場合はスコアシートの証明を以て試験を免除する。
③特別研究のアブストラクト英語プレゼンテーション発表と質疑応答:30%(D-1:50%, E-4:50%)評価が18%を下回った場合は再発表(質疑応答含む)対象となる。
〇専攻科2年生12月までに国際学会の発表実績があれば最終成績に10点を加点する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
・授業の進め方、評価方法、課題について理解する
・個人の学習到達目標を組み立てる
・dictationを通して、語彙力理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
2週 Lesson1 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
3週 Lesson2 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
4週 Lesson3 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
5週 Lesson4 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
6週 Lesson5 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
7週 Lesson6 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
8週 Lesson7 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
2ndQ
9週 Lesson9 ・教科書の音読練習を通して理解力表現力を身につける
・プレゼンテーションの発表と自己評価ができる
10週 筆記試験 ・科学技術英語の基本的な表現を正しく理解できる
11週 特別研究のアブストラクトプレゼンテーション準備 ・英語で特別研究プレゼンテーションスライドを作る
12週 特別研究のアブストラクトプレゼンテーション準備 ・英語で特別研究プレゼンテーションスライドを作る
13週 特別研究のアブストラクトプレゼンテーション準備 ・英語で特別研究プレゼンテーションスライドを作る
14週 特別研究アブストラクトプレゼンテーション実技試験 ・英語で特別研究アブストラクトを発表し、質問に英語で答える。
15週 特別研究アブストラクトプレゼンテーション実技試験 ・英語で特別研究アブストラクトを発表し、質問に英語で答える。
16週 前期成績振り返り ・学習の成果を確認できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4

評価割合

試験発表教科書プレゼン自己評価合計
総合評価割合40252510100
基礎的能力2010101050
専門的能力1000010
分野横断的能力101515040