科学技術中国語

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 科学技術中国語
科目番号 0035 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質環境工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 中国地区高専中国語中国教育研究会編『理系のための中国語入門 発音・基礎編』『理系のための中国語Ⅱ実践編』(好文出版)クラウン中日辞典(小型版)(三省堂)
担当教員 泊 功

到達目標

 本科で学習した中国語を基礎として、さらなる中国語学習を通し、
①技術者として必要な表現、語彙を学び、中国語圏技術者と基本的なコミュニケーションができる(D-1)。
②中国文化や歴史についても一定の知識を身につけている(D‐1)。
③日中両国の文化を尊重し合えるコミュニケーションの態度を身につける(D-1)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目①データ処理用漢字のGB、BIG5、JISの違いが正しく理解でき、全てのピンインについて読み書きができる。基本語彙と技術的な話題で簡単な会話ができる。データ処理漢字の種類を理解し、おおよそのピンインについて仕組みを理解し読み書きができる。また、基本語彙と簡単な日常会話ができる。漢字のデータ処理、ピンインの読み書きも、語彙、日常会話もできない。
評価項目②中国、台湾、日本の関係性、歴史、文化的相違について正しく理解できる。中国、台湾、日本の関係性、歴史、文化的相違についておおよそ理解できる。中国、台湾、日本の関係性、歴史、文化的相違について理解できていない。
評価項目③両国の文化的背景を踏まえ、中国語でコミュニケーションしようとする態度が積極的である。両国の文化的背景を踏まえ、中国語でコミュニケーションしようと努力する姿勢が見られる。中国語で積極的にコミュニケーションしようとする態度が見られない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
理系学生のために特化して編集されたテキスト及びプリントなどを基に、アジアの中国語圏(中国大陸・香港・マカオ・台湾・シンガポール・マレーシア)の仕事現場で使える中国の基礎と、日本と共通する文字である漢字が国際的に、またネットワーク上でどのように扱われているかを学ぶ。(基本的に5年次「中国語」履修者のみ選択可能、下記「注意点」参照)
授業の進め方・方法:
 中国語と日本語は漢字という学技術用語は共通しているものも少なくない。その最大限の利点を活用して学習を進めながら、国際的な漢字使用の現況や、企業において使用が想定される実践的な中国語を学んでいく。また「科学技術中国語」という科目名なので今中国で流行している中国のSF小説やレポートを利用して科学技術用語についても知識を深めてもらう。
 授業ではテキストに基づきながら、時にスマートフォンも使い、ネット上の学習資源を利用したアクティブラーニング的な方法も用いる予定である。上記のテキスト、辞書、スマートフォンを毎回用意すること。
注意点:
 本科5年生選択「中国語」で中国語の基礎ができているものとして授業を進める。したがって本科目は原則として本科5年生で「中国語」を選択した者(他高専の本科で「中国語」を選択した者も含む)のみ履修を認める。もし本科で「中国語」は履修していないが、高い意欲があって中国語の学習に取り組みたい者は、2年生前期に放課後を中心に週2時間程度の補講を受けることを前提として履修を認める場合がある(絶対ではない)ので、必ず2年前期の4月中に申し出ること。申し出がない場合は、本科で「中国語」を履修した学生のみ本科目の履修を認める。
評価:
中間試験(D‐1)(50%)、期末試験(D-1)(50%)
※本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間60時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間である。
自学自習の成果は課題及び試験によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 発音の復習 ガイダンス及び中国語発音のシステムを理解し、ピンイン、声調を正しく理解できる。
2週 発音の復習 ピンインの読み書きに習熟する。
3週 発音の復習・ 全てのピンインの読み書きができる。歓迎会などの会合で自己紹介及び基本的な表現ができる。
4週 第4課(入門編の復習) 前週で学習した内容を口頭で再現できる。
5週 第5課 食事や買い物の際の基本的な表現ができる。
6週 第6課 食事や買い物の際にやや複雑な表現ができる。
7週 中国SF翻訳 日本でまだ翻訳されていないSF小説の翻訳に取り組ことで、中国語の科学用語の基礎を理解できる。
8週 中テスト これまで学習した内容について、習熟できている。
4thQ
9週 第7課 タクシーに乗る時の表現ができる。
10週 第8課 中国語で携帯・スマホを使うことができる。
11週 第9課 パソコンに関する用語を知り・関連表現ができる。
12週 第9課 数学に関する用語を知り・関連表現ができる。
13週 第10課 自動車関連の用語を知り・関連表現ができる。
14週 第10課~第11課 工具、電気に関する用語を知り・関連表現ができる。
15週 第12課 プレゼンに関する用語を知り・関連表現ができる。
16週 期末試験 これまでの学習内容について習熟できている。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020