概要:
自身の専門分野における演習や実験に加え,自身に関連する可能性のある他専門分野に関する演習や実験を通して,幅広く工学的基礎知識・技術を身に付ける.
また,専門分野ごとに異なる視点・考え方を理解でき,幅広い観点において工学を捉えられるようになることを目的に,各専門系の枠組みを超えた班編成においてグループワークを行う.
上記に加えて,現代社会に必要な情報リテラシー,技術者に必要な倫理観,自身のキャリア形成に必要な能力や態度を身に付けることを目的とする.
授業の進め方・方法:
授業は,基本的に実験や演習などを中心に行う.
グループ単位での演習や実験も行われる.
前期は,各分野ごとに【課題:80%】【取組み:20%】として100点法で評価する.
後期については【課題:40%】【発表:40%】【取組み;20%】として100点法で評価する.
満点が100点となるように,上記の評価点に重みづけをして合算したものを最終評価点とする.
なお,正当な理由がなく【IoT教育】【自系専門演習】【他系専門演習】【グループワーク】の各分野において60点未満の評価点が付いた場合,全体の評価点を60点未満とする.
注意点:
・欠席する/した場合,必ず演習を担当する担当教員に連絡すること.また,必ず担当教員と面会の上で,欠席時の課題などへの対応について指示を受けること(面会を求める場合,担当教員に対してメールなどにより事前に面会の予約を行うこと).
・課題の提出などに当たっては,Blackboardなどが使用されることもある.また,講義室の変更などに関する連絡はOffice365のメールにより行われる.そのため,BlackboardやOffice365のメールを確実に利用できる様にしておくこと.
・授業時間以外も活用して課題作製や調査研究などに取り組むことが必要となる場合もあります.
・グループ学習では、自分の役割を見つけ、グループ活動に積極的に参加すること.
・学習にあたっては、自己のキャリアについて常に意識し、将来の進路選択を行う際の参考にすること.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期内容ガイダンス, 3D-CADの基本演習(1) |
Solidworksの基本的な操作方法が理解できる.
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2週 |
3D-CADの基本演習(2) |
Solidworksの基本的な操作方法が理解できる.
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3週 |
3D-CADの基本演習(3) |
第3角法で書かれた2次元の図面より,3次元の形状を認識し,それを3D-CADにて描く事ができる.
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4週 |
3D-CADの基本演習(4) |
第3角法で書かれた2次元の図面より,3次元の形状を認識し,それを3D-CADにて描く事ができる.
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5週 |
3D-CADによる機械部品作図(1) |
Solidworksにより簡単な機械部品の作図ができる.
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6週 |
3D-CADによる機械部品作図(2) |
Solidworksにより簡単な機械部品の作図ができる.
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7週 |
3D-CADによる機械部品作図(3) |
Solidworksにより簡単な組立部品の作図ができる.
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8週 |
3D-CADによる機械部品作図(4) |
Solidworksにより簡単な組立部品の作図ができ,アニメーションにて組み立て部品の動作を確認することができる.
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2ndQ |
9週 |
情報セキュリティー教育 |
インターネットを利用する上での様々な脅威を認識できる.
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10週 |
Arduino製作実験を通して学ぶIoT(1) -次世代社会におけるIoTとマイコンボードの役割- |
次世代社会での工学におけるIoTの重要性および、通信技術やマイコンの役割を理解できる.
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11週 |
Arduino製作実験を通して学ぶIoT(2) -Arduinoの仕組み- |
Arduinoプログラムの基礎となる変数、制御文、関数などについて理解しできる.
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12週 |
Arduino製作実験を通して学ぶIoT(3) -各種入力センサ制御- |
Arduinoプログラムの基礎となるアナログ・ディジタル入出力について理解しできる. 超音波センサや温度センサなどの入力センサの仕組み・制御について理解できる.
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13週 |
Arduino製作実験を通して学ぶIoT(4) -各種出力部品制御- |
モーターや圧電スピーカーなどの出力部品の制御について理解できる.
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14週 |
Arduino製作実験を通して学ぶIoT(5) -総合演習- |
これまで学んできた内容から,与えられた課題内容を達成する回路およびプログラムを自ら考え,作成することができる.
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15週 |
キャリア教育<職業人インタビュー> |
様々な職業人に対しインタビューし、その内容を簡潔にまとめ発表できる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期内容ガイダンス, 技術者倫理教育 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解できる.
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2週 |
電気電子系専門内容(1) |
他系専門内容についての知識を身に付けることができる.
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3週 |
電気電子系専門内容(2) |
他系専門内容についての知識を身に付けることができる.
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4週 |
電気電子系専門内容(3) |
他系専門内容についての知識を身に付けることができる.
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5週 |
電気電子系専門内容(4) |
他系専門内容についての知識を身に付けることができる.
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6週 |
キャリア教育<キャリア講演会> |
高専出身の企業人の話を聞き,企業・働き方の多様性について理解できる.
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7週 |
企業見学ツアー |
地域に根差す企業を見学し,地域産業の特徴について理解する.
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8週 |
企業見学ツアー |
地域に根差す企業を見学し,地域産業の特徴について理解する.
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4thQ |
9週 |
グループワーク演習 -ガイダンス,自身のタイプ分け- |
自己分析手法について理解できる. グループ討議に積極的に参加できる.
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10週 |
グループワーク演習 -アイスブレイク,グループディスカッション- |
グループ討議における合意形成手法を理解し,実践できる. 課題に対するグループ討議に,自ら積極的に参加することができる.
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11週 |
グループワーク演習 -グループディスカッション- |
主体性をもってグループでの議論に参加できる. 作業の中において情報を収集・整理・分析し,活用していくことができる.
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12週 |
グループワーク演習 -グループディスカッション- |
主体性をもってグループでの議論に参加できる. 作業の中において情報を収集・整理・分析し,活用していくことができる.
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13週 |
グループワーク演習 -発表資料の作成,発表打ち合わせ・練習- |
主体性をもってグループでの作業に参加できる. 論理的な説明ができるように,文章・図表などを用いた発表資料を作成できる.
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14週 |
グループワーク演習 -プレゼンテーション- |
聞き手に理解してもらうことを意識して,論理的な発表や質疑応答ができる. 相手の発表内容を理解し,質問ができる.
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15週 |
グループワーク演習 -個別レポートの作成- |
グループでまとめた内容をもとに,自身の考え・アイデアを文書として示すことができる.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | |