科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 歴史
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(機械系共通科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 『詳説世界史』(山川出版社)、『新詳高等地図』(帝国書院)/講義中に適宜紹介
担当教員 佐々木 彩

到達目標

1.産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。
2.人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。
3.社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。
4.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。
5.国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。
6.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について説明できる。産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響に関する基本的な問題が解ける。産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響に関する基本的な問題が解けない。
2.人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から説明できる。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
3.社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。 社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて説明できる。社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みに関する基本的な問題が解ける。社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みに関する基本的な問題が解けない。
4.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から説明できる。日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
5.国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から説明できる。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から基本的な問題が解ける。国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から基本的な問題が解けない。
6.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを説明できる。文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さに関する基本的な問題が解ける。文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さに関する基本的な問題が解けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・歴史的な視点から人間、社会、文化について多面的に理解し、国際社会の一員として社会的諸問題の解決に向けて主体的に貢献する自覚と素養を培う。
・人間活動や科学技術の役割と影響に関心を持ち、幸福とは何かを追求しながら、技術者として社会に貢献する自覚と素養を培う。
授業の進め方・方法:
・授業は、配布プリント・スライド等を用いて、主に講義形式で進める。適宜、練習問題を取り入れて、受講者の理解度を確認しながら授業を行う。                                            
・成績は、前・後期中間試験各22.5%、前・後期定期試験各22.5%、課題レポート10%の割合で評価する。合格点は60点以上とする。なお、評価が60点未満の者は再試験を行う。
注意点:
学生は日頃より、新聞等を読み、社会問題や社会情勢に関心を持つよう心がけること。また自学自習として、授業中に配布するプリントで、教科書を参照しながら、予習・復習をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.近代世界の成立
1-1 近代ヨーロッパの成立と世界①
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
2週 1.近代世界の成立
1-1 近代ヨーロッパの成立と世界②
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
3週 1.近代世界の成立         1-2 絶対王政と近代国家の形成
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
4週 1.近代世界の成立
1-3 市民革命と産業革命①
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
5週 1.近代世界の成立            1-3 市民革命と産業革命②
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
6週 1.近代世界の成立
1-4 ナショナリズムと「国民国家」の成立
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
7週 1.近代世界の成立        1-5 アジアの植民地化
ルネサンスと宗教改革などのヨーロッパにおける中世から近代への転換、大航海時代以後の「世界」発見、絶対王政と市民革命を経ての「国民国家」の形成と、産業革命にはじまる資本主義の成立を学ぶ。
 
8週 2.帝国主義の時代
2-1 「帝国主義」の成立と世界分割①

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
2ndQ
9週 2.帝国主義の時代
2-1 「帝国主義」の成立と世界分割②

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
10週 2.帝国主義の時代
2-1 「帝国主義」の成立と世界分割③

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
11週 2.帝国主義の時代
2-1 「帝国主義」の成立と世界分割④

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
12週 2.帝国主義の時代
2-2 近代日本の成立とアジア①

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
13週 2.帝国主義の時代
2-2 近代日本の成立とアジア②

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
14週 2.帝国主義の時代
2-2 近代日本の成立とアジア③

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
15週 2.帝国主義の時代
2-2 近代日本の成立とアジア④

帝国主義の成立・展開と、列強による世界分割状況について学び、そのような近代世界の状況に規定された近代日本がたどった歴史についても理解を深める。
16週
後期
3rdQ
1週 3.第一次世界大戦と世界
3-1 第一次世界大戦とロシア革命①

世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
2週 3.第一次世界大戦と世界
3-1 第一次世界大戦とロシア革命②

世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
3週 3.第一次世界大戦と世界
3-1 第一次世界大戦とロシア革命③

世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
4週 3.第一次世界大戦と世界
3-2 戦間期の世界①


世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
5週 3.第一次世界大戦と世界
3-2 戦間期の世界②
世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
6週 3.第一次世界大戦と世界
3-3 アジア・アフリカのナショナリズム①

世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
7週 3.第一次世界大戦と世界
3-3 アジア・アフリカのナショナリズム②

世界史においては、第一次世界大戦を以て現代のはじまりとしている。世界戦争は、勝敗の別なく、戦前の世界秩序・構造を変化させた。資本主義を全否定したロシア革命、イギリスに代わるアメリカ合衆国の台頭、ヨーロッパの植民地であったアジア・アフリカにおける独立運動の勃興などに注目する。
8週 4.第二次世界大戦と世界
4-1 世界経済恐慌とファシズム①


第一次世界大戦後のヴェルサイユ=ワシントン体制をめぐる対立が第二次世界大戦の遠因となったことを学ぶとともに、第二次世界大戦の一部であったアジア・太平洋戦争が、半世紀以上を経た今日においても現在の問題であり続けることの意味を考える。
4thQ
9週 4.第二次世界大戦と世界
4-1 世界経済恐慌とファシズム②


第一次世界大戦後のヴェルサイユ=ワシントン体制をめぐる対立が第二次世界大戦の遠因となったことを学ぶとともに、第二次世界大戦の一部であったアジア・太平洋戦争が、半世紀以上を経た今日においても現在の問題であり続けることの意味を考える。
10週 4.第二次世界大戦と世界
4-2 日本のアジア侵略


第一次世界大戦後のヴェルサイユ=ワシントン体制をめぐる対立が第二次世界大戦の遠因となったことを学ぶとともに、第二次世界大戦の一部であったアジア・太平洋戦争が、半世紀以上を経た今日においても現在の問題であり続けることの意味を考える。
11週 4.第二次世界大戦と世界
4-3 第二次世界大戦とアジア・太平洋戦争

第一次世界大戦後のヴェルサイユ=ワシントン体制をめぐる対立が第二次世界大戦の遠因となったことを学ぶとともに、第二次世界大戦の一部であったアジア・太平洋戦争が、半世紀以上を経た今日においても現在の問題であり続けることの意味を考える。
12週 5.大戦後の世界
5-1 東西対立と冷戦
1991年のソビエト連邦崩壊以前、国際政治を規定していた東西対立=冷戦構造についての理解を深めるとともに、91年以後、グローバリゼーションの展開とリージョナリズムの伸張が同時進行する現代世界について考える。
13週 5.大戦後の世界
5-2 世界の多極化
1991年のソビエト連邦崩壊以前、国際政治を規定していた東西対立=冷戦構造についての理解を深めるとともに、92年以後、グローバリゼーションの展開とリージョナリズムの伸張が同時進行する現代世界について考える。
14週 5.大戦後の世界
5-3 冷戦の終結と国際社会
 
1991年のソビエト連邦崩壊以前、国際政治を規定していた東西対立=冷戦構造についての理解を深めるとともに、93年以後、グローバリゼーションの展開とリージョナリズムの伸張が同時進行する現代世界について考える。
15週 5.大戦後の世界
5-4 24世紀の現代世界
 
1991年のソビエト連邦崩壊以前、国際政治を規定していた東西対立=冷戦構造についての理解を深めるとともに、94年以後、グローバリゼーションの展開とリージョナリズムの伸張が同時進行する現代世界について考える。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験到達度試験(中間試験)課題等合計
総合評価割合454510100
基礎的能力454510100
専門的能力0000
分野横断的能力0000