情報処理演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報処理演習Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 辻 真吾「Pythonスタートブック」技術評論社
担当教員 工藤 彰洋

到達目標

1)Pythonの文法を理解し,正常に動作するプログラムを作ることができる.
2)Pythonのデータ型を理解し,種々のデータ型を用いたプログラムを作成できる。
3)Pythonの制御文を用いて,簡単な繰り返し処理や選択肢をもつ問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Pythonの文法についてPythonの文法について明確に説明できる。Pythonの文法について説明できる。Pythonの文法について説明できない。
Pythonのデータ型についてPythonのデータ型について明確に説明できる。Pythonのデータ型について説明できる。Pythonのデータ型について説明できない。
Pythonの制御文についてPythonの制御文について明確に説明できる。Pythonの制御文について説明できる。Pythonの制御文について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は、プログラミング言語を習得することを目的としている。高級言語のPythonを用いて、前半はデータ型を中心に、後半は文法を中心に学習する。
授業の進め方・方法:
1年次に修得したコンピュータ・リテラシーをもとに,コンピュータを用いて具体的な問題解決能力を養成することを目標として,高級言語Pythonの修得を目的とする.情報処理センター設置の端末を使用した実習形式で授業を進める.演習の成績で60%,授業中の演習への取り組み方で10%,課題で30%の割合で評価する。合格点は60点以上である。
注意点:
授業で用いるスライドをPDFファイルとして配布する.適宜行われる演習に備えて,自学自習による復習は欠かさず行うこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1章. プログラムを作ろう(プログラミング言語Python) 種々のプログラミング言語におけるPythonの位置付けについて理解できる。
2週 第1章. プログラムを作ろう(コンピュータに指示を出す) 高級言語としてのPythonの特徴を理解できる。
3週 第1章. プログラムを作ろう(インタラクティブシェルではじめるPython) インタラクティブシェルの起動と終了ができる。
4週 第1章. プログラムを作ろう(はじめてプログラムを書く) テキストエディタにプログラムを保存し,端末から命令を実行できる。
5週 演習課題 第1章の内容を復習する。
6週 第2章. プログラムの材料と道具(材料の種類とデータ型) データと型の概念を理解できる。
7週 第2章. プログラムの材料と道具(材料の種類とデータ型) データと型の概念を理解できる。
8週 第2章. プログラムの材料と道具(道具としての関数) 関数の概念を理解できる。
2ndQ
9週 第2章. プログラムの材料と道具(メソッド) メソッドの概念を理解できる。
10週 演習課題 第2章の内容を復習する。
11週 第3章. データと型のすべて(材料と道具をまとめて考える、モノの上下関係を考える)
12週 第3章. データと型のすべて(データの型とその中身、datetime モジュール)
13週 第3章. データと型のすべて(データ型とオブジェクト、人生を計算してみる) datetimeモジュールを用いて日数を計算するプログラムを作成できる。
14週 演習課題 第3章の内容を復習する。
15週 調査課題
16週
後期
3rdQ
1週 第4章. データの入れ物(リスト型) リスト型の概念を理解できる。
2週 第4章. データの入れ物(辞書型) 辞書型の概念を理解できる。
3週 第4章. データの入れ物(その他の入れ物) タプル,セットの概念を理解できる。
4週 第4章. データの入れ物(単語並べ替えプログラム) 簡単な単語並べ替えプログラムを作成できる。
5週 演習課題 第4章の内容を復習する。
6週 第5章. 条件分岐と繰り返し(for文) for文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
7週 第5章. 条件分岐と繰り返し(for文) for文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
8週 第5章. 条件分岐と繰り返し(if文) if文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
4thQ
9週 第5章. 条件分岐と繰り返し(if文) if文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
10週 第5章. 条件分岐と繰り返し(while文) while文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
11週 第5章. 条件分岐と繰り返し(while文) while文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
12週 第5章. 条件分岐と繰り返し(エラー) エラーの意味とエラーメッセージの構造を読み解くことができる。エラー処理の作成方法を理解し,簡単なエラー処理を作成できる。
13週 第5章. 条件分岐と繰り返し(体形判定プログラム) BMIを計算するプログラムを作成できる。
14週 第5章. 条件分岐と繰り返し(体形判定プログラムの続き) BMIを計算するプログラムを作成できる。
15週 演習課題 第5章の内容を復習する。
16週

評価割合

演習授業への取り組み方課題合計
総合評価割合601030100
基礎的能力010010
専門的能力6003090