創造工学Ⅲ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 創造工学Ⅲ
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 なし/自作プリント
担当教員 工藤 彰洋,佐々木 幸司

到達目標

【工学基礎教育】他専門を先行する学生と共通のモノづくりテーマについて考える中で,自身の専門分野と社会や他専門分野との関連性について理解を深める.
【キャリア教育】自らの職業観・勤労観を意識した上で自身の将来像について考え,その実現に向けた自己分析できる.
【情報セキュリティ教育】社会や各専門分野において存在するセキュリティリスクを理解できる.
【技術者倫理教育】技術者・企業が社会に対して負っている責任を理解する.
【課題発見型学習】与えられたテーマに対して,専門分野の異なるメンバーと異論を重ねながら,チームとして課題発見および適切なレベル・範囲での課題解決案の創生ができる.
【汎用的技能教育】修得した知識・技術を活かして主体的に情報収集・分析し,他分野の人と協力して議論・課題に取り組むことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
工学基礎教育自身の専門分野と社会や他専門分野との関連性について理解し,それを踏まえた創造活動ができる.自身の専門分野と社会や他専門分野との関連性について理解できる.自身の専門分野と社会や他専門分野との関連性について理解できない.
キャリア教育自身の将来のライフプランや職業観・勤労観を意識し,進路実現のための自己分析ができる。自らの職業観・勤労観を意識した上で自身の将来像について考えることができる.自らの職業観・勤労観を意識した上で自身の将来像について考えることができない.
情報セキュリティー教育社会や各専門分野において存在するセキュリティリスクを理解できる.社会や各専門分野において存在するセキュリティリスクを理解できる.社会や各専門分野において存在するセキュリティリスクを理解できない.
技術者倫理教育技術者・企業が社会に対して負っている責任を理解できる.技術者・企業が社会に対して負っている責任を理解できる.技術者・企業が社会に対して負っている責任を理解できない.
課題発見型学習専門分野の異なるメンバーと異論を重ねながら,チームとして課題発見および適切なレベル・範囲での課題解決案が創生できる.専門分野の異なるメンバーと異論を重ねながら,チームとして課題発見および課題解決案の創生ができる.専門分野の異なるメンバーと異論を重ねながら,チームとして課題発見および課題解決案の創生ができない.
汎用的技能教育修得した知識・技術を活かして主体的に情報収集・分析し,他分野の人と協力して議論・課題に取り組むことができる.修得した知識・技術を活かして情報収集・分析し,他分野の人と協力して議論・課題に取り組むことができる.修得した知識・技術を活かして情報収集・分析し,他分野の人と協力して議論・課題に取り組むことができない.

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性
 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力  5 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力  7 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力

教育方法等

概要:
各専門系の枠組みを超えた班編成において,モノづくりを主題としたグループワークを行う.この中において,幅広い観点において社会に存在する工学的問題を捉える感覚や,専門分野の異なる人との協働能力を養うことを目的とする.
また,現代社会に必要な情報リテラシー,技術者に必要な倫理観,自身のキャリア形成に必要な能力や態度を身に付けることを目的とした情報セキュリティ教育やキャリア教育を実施する.
上記に加えて,半導体業界に関する理解を深める講演会や,GX教育の一環として金融リテラシーを身に着けるための外部講師による授業を行う.
授業の進め方・方法:
基本的には,講義とグループワーク(GW)を中心に授業を進める.
前期は,GWにおける課題成果物:60%,発表:20%,課題取組み状況:20%として100点法で評価する.
後期については,GWにおける課題成果物:30%,発表:20%,外部講師講義における課題レポート:30%,課題取組み状況:20 %として100点法で評価する.
学年末成績は,前期成績と後期成績の平均とする.
注意点:
・欠席する/した場合,必ず演習を担当する担当教員に連絡すること.また,必ず担当教員と面会の上で,欠席時の課題などへの対応について指示を受けること(面会を求める場合,担当教員に対してメールなどにより事前に面会の予約を行うこと).
・学習にあたっては,自己のキャリアについて常に意識し,将来の進路選択を行う際の参考にすること.
・授業時間以外も活用して,グループで調査研究や製作活動に取り組むことが必要となる項目もある.
・グループ学習では,自分の役割を見つけ,グループ活動に積極的に参加すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(1)-課題提示-
科目の目的を理解できる.
与えられた課題テーマの目的・意義について理解できる.
2週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(2)-課題調査- 主体的に課題テーマに対する情報調査・学習に取り組むことができる.
3週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(3)-課題調査・アイデア創出- 主体的に課題テーマに対する情報調査・学習に取り組むことができる.
他者との意見交換の中において,新しい付加価値を持ったアイデアを創出できる.
相手を尊重しながら意見を聴くことができる.相手に理解できるように意見を述べることができる.グループの議論に参加することができる.
4週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(4)-アイデア創出- 他者との意見交換の中において,新しい付加価値を持ったアイデアを創出できる.
相手を尊重しながら意見を聴くことができる.相手に理解できるように意見を述べることができる.グループの議論に参加することができる.
5週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(5)-発表資料作成- これまでの議論の内容を,発表資料としてまとめることができる.
6週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(6)-発表会- 聞き手を意識した発表の重要性について理解できる.
相手の質疑の内容を理解した上で,適切な応答ができる.
7週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(7)-発表会- 聞き手を意識した発表の重要性について理解できる.
相手の質疑の内容を理解した上で,適切な応答ができる.
8週 専門系混合グループワークⅠ(モノづくりアイデア創出)(8)-アイデアまとめ- 指定された構成・書式に基づいてレポートや報告書など作成ができる.
グループでの議論や発表会で得られた意見をもとに,アイデアを書類形式でまとめることができる.
2ndQ
9週 専門系混合グループワークⅡ(高校生ビジネスグランプリ)(1)-ビジネスとしての考え方- ビジネスと言う視点を持って,モノづくりを考えることができる.
10週 専門系混合グループワークⅡ(高校生ビジネスグランプリ)(2)-アイデア創出- ビジネスと言う視点に基づき,モノづくりのアイデアを創出することができる.
11週 専門系混合グループワークⅡ(高校生ビジネスグランプリ)(2)-アイデア創出・書類作成- ビジネスと言う視点に基づき,モノづくりのアイデアを創出することができる.
決められた申請書式に基づき,自分達のアイデアをまとめることができる.
12週 専門系混合グループワークⅡ(高校生ビジネスグランプリ)(2)-発表会- 聞き手を意識した発表の重要性について理解できる.
相手の質疑の内容を理解した上で,適切な応答ができる.
13週 専門系混合グループワークⅡ(高校生ビジネスグランプリ)(2)-書類提出- 決められた申請書式に基づき,自分達のアイデアをまとめることができる.
期日までに,所定の手続きを踏まえて応募書類の申請ができる.
14週 情報セキュリティ教育 社会や各専門分野において存在するセキュリティリスクを理解できる.
15週 キャリア教育 OBの講演会などの聴講を通して,自身の将来像について考えることができる.
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
英語プレゼン演習
後期の学習内容について目的と内容を理解できる.
英語でのプレゼンテーション演習を通して,他国言語の学習の重要性を認識できる.
2週 半導体キャリア教育(1) 半導体産業の現状と今後の展望について理解できる.
3週 半導体キャリア教育(2) 半導体とは何か理解できる.
半導体企業と呼ばれる企業が,どのような業務を行っているか理解できる.
半導体と自身の専門系の関りについて考えることができる.
4週 キャリア教育 -ジョブトーク- 自らの職業観・勤労観を意識した上で自身の将来像について考え,その実現に向けた自己分析ができる.
企業活動を様々な観点から捉えることができる.
5週 半導体キャリア教育(3) 半導体とは何か理解できる.
半導体企業と呼ばれる企業が,どのような業務を行っているか理解できる.
半導体と自身の専門系の関りについて考えることができる.
6週 半導体キャリア教育(4) 半導体とは何か理解できる.
半導体企業と呼ばれる企業が,どのような業務を行っているか理解できる.
半導体と自身の専門系の関りについて考えることができる.
7週 AIアプリ作成演習(1)-アイデア創出- 生成AIを活用したバイブコーディングを用いたAIアプリ作成方法について理解できる.
AIアプリの作成を通して,社会に存在する課題やニーズについて考えることができる.
8週 AIアプリ作成演習(2)-アイデア創出・アプリ作成- 生成AIを活用したバイブコーディングを用いたAIアプリ作成方法について理解できる.
AIアプリの作成を通して,社会に存在する課題やニーズについて考えることができる.
4thQ
9週 AIアプリ作成演習(3)-アプリ作成・改善- 試作→評価→改善というプロセスの重要性を理解できる.
10週 AIアプリ作成演習(4)-アプリ作成・発表資料作成- これまでの作業や議論の内容を踏まえて,目的・課題・生成アプリの内容を発表資料としてまとめることができる.
11週 PBL学習(9)
-発表会-
聞き手を意識した,分かり易く論理的な説明を心掛けて発表することができる.
立場・考え方の異なる教職員や学生と意見交換することができる.
12週 GXと金融(1) 高校生年代が身に着けておくべき金融リテラシーを理解できる.
13週 GXと金融(2) 外部講師の講演から,GXの重要性と,GXと金融との関係性について理解することができる.
14週 GXと金融(3) 外部講師の講演から,GXの重要性と,GXと金融との関係性について理解することができる.
15週 技術者倫理教育 技術者・企業が社会に対して負っている責任を理解する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題成果物(報告書・レポートを含める) 発表課題取組み状況合計
総合評価割合602020100
基礎的能力1010020
専門的能力200020
分野横断的能力30102060