創造工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 創造工学Ⅱ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント教材・資料
担当教員 工藤 彰洋

到達目標

・各系で必要な基礎知識と基礎技術を身につける.
・コミュニケーション能力を身につけ、グループワークを協調・実践できる.
・プレゼンテーション能力を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
レポート作成のためのデータの分析についてデータを読み解いて定量的に文章で表現できる。データを読み解いて文章で表現できる。データを読み解いて文章で表現できない。
回路製作について半田ごてを用いて図面通りの接続で、配線の重なりや半田の接着に配慮して回路を製作できる。半田ごてを用いて図面通りの接続で回路を製作できる。半田ごてを用いて図面通りの回路を製作できない。
2. ロボット制御に必要となるモータ,各種センサーの原理と制御方法について理解し,提示された課題のプログラムを開発することができる.各種センサに関するプログラムを開発することができ,練習課題をすべて解くことができる.各種センサに関するプログラムを開発することができ,基礎的な練習課題を解くことができる.各種センサに関するプログラムを開発することができない.
3. 与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案することができる.与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案し,その結果を発表できる与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案し,その結果を発表できる与えられた課題に対してグループで議論できず,解決方法も立案できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
キャリア形成に必要な能力と素養を身につけ,工学を学んでいく上で必要となる基礎知識や基礎技術を習得する.
授業の進め方・方法:
前期は,各系の基礎教育として、ICT活用能力、チームワーク力、プレゼンテーション能力、創造力など幅広い能力に対する素養を養う.後期は,その実践としてPBL形式の演習課題を実施し,問題発見能力,解決力を養う.
注意点:
授業時間内に終えられなかった課題は自学自習により終えておくこと。なお,前期・後期とも,出席が2/3に満たない者は欠格とする.
前期:演習の理解度・参加度20%,レポート・発表80%の割合で評価する.
後期:演習の理解度・参加度20%,中間発表・最終発表の成果物80%の割合で評価する.
前期、後期ともに合格は60 点以上とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(教員の研究テーマ紹介) 教員の研究テーマを理解できる
2週 オリエンテーション(教員の研究テーマを応用したグループワーク) 教員の研究テーマに関連したキーワードを集めて新しい工学的な製品のアイディアを提案できる
3週 レポートの書き方演習(レポートについて、数表の読み解き演習1) 学生実験で実験レポートを作成する意義について理解できる
数表から読み取った内容を文章で表現できる
4週 レポートの書き方演習(数表の読み解き演習2) 数表から読み取った内容を文章で表現できる
5週 レポートの書き方演習(グラフの読み解き演習1) グラフから読み取った内容を文章で表現できる
6週 レポートの書き方演習(グラフの読み解き演習2) グラフから読み取った内容を文章で表現できる
7週 レポートの書き方演習(考察の書き方演習1) 与えられた課題の回答を論理的かつ定量的に文章で表現できる
8週 レポートの書き方演習(考察の書き方演習2) 与えられた課題の回答を論理的かつ定量的に文章で表現できる
2ndQ
9週 レポートの書き方演習(考察の書き方演習3) 与えられた課題の回答を論理的かつ定量的に文章で表現できる
10週 レポートの書き方演習(考察の書き方演習4) 与えられた課題の回答を論理的かつ定量的に文章で表現できる
11週 製作実験(実体配線図作成) 回路図を見ながら実体配線図を作成することができる
12週 製作実験(回路製作1) 半田ごてを用いて実体配線図の通りに回路を作製することができる
13週 製作実験(回路製作2) 半田ごてを用いて実体配線図の通りに回路を作製することができる
14週 製作実験(回路製作3) 半田ごてを用いて実体配線図の通りに回路を作製することができる
15週 製作実験(回路製作4) 回路が正常に動作しなかった場合に、マルチメータを用いて接続不良箇所を発見することができる
16週
後期
3rdQ
1週 後期の概要,およびモータ制御について モータの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
2週 ループ・スイッチ,カラーセンサの制御 ループスイッチ,カラーセンサの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
3週 タッチセンサ,超音波センサ,ジャイロセンサの制御 タッチセンサ,超音波センサ,ジャイロセンサの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
4週 ライントレース,変数の扱い方,およびこれまでのまとめ 変数を用いた制御プログラムとライントレースの簡単な原理について理解し,LEGOで動作させることができる
5週 練習課題 センサとモータに関する簡単な練習課題を解決する
6週 課題の受け渡し・発表準備 これまでの内容にもとづき,与えられた課題の解決方法をまとめることができる
7週 中間発表 第6週でまとめた解決方法を発表する
8週 キャリア講演会
4thQ
9週 課題解決のためのロボット制御プログラムの開発1 第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
10週 課題解決のためのロボット制御プログラムの開発2 第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
11週 課題解決のためのロボット制御プログラムの開発3 第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
12週 課題解決のためのロボット制御プログラムの開発4 第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
13週 課題解決のためのロボット制御プログラムの開発5 第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
14週 発表準備 与えられた課題の解決方法と,実際に作成したロボットとプログラムの動作について纏めることができる
15週 最終発表 与えられた課題の解決方法と,実際に作成したロボットとプログラムの動作について発表することができる
16週

評価割合

前期後期合計
総合評価割合5050100
基礎的能力202040
専門的能力202040
分野横断的能力101020