創造工学Ⅲ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 創造工学Ⅲ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 なし/自作プリント
担当教員 奥山 由,奈須野 裕

到達目標

工学基礎力(ICT活用、数学活用を含む)を高め、様々な工学分野の課題に対応するための基礎力を身につける。
自身の将来のライフプランや職業観・勤労観を意識し,進路実現のための自己分析ができる。
グループワークを通じて,問題発見から問題解決までのプロセスを理解し実践することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学基礎力を高め、様々な工学分野の課題に対応するための基礎力を身につけることができる。工学基礎力を高め、様々な工学分野の課題に挑戦することができる。工学基礎力が不十分で、様々な工学分野の課題に挑戦することができない。
評価項目2自身の将来のライフプランや職業観・勤労観を意識し,進路実現のための自己分析ができる。自身の将来のライフプランや職業観・勤労観を意識することができる。自身の将来のライフプランや職業観・勤労観を意識できず,進路実現のための自己分析もできない。
評価項目3問題発見から問題解決までのプロセスを理解し実践することができる。問題発見から問題解決までのプロセスを理解している。問題発見から問題解決までのプロセスを理解せず,実践することもできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自身の専門分野にとどまらず,幅広い視点から問題解決のためのプロセスを立案し,チームワークによって実践する。また、キャリア形成に必要な能力や態度を身に付ける。
授業の進め方・方法:
通常、実験等と演習等を毎週行う。
授業は基本的にグループ単位での演習や実験を行う。
授業内容として、工学基礎が30%、キャリア教育が20%、PBLが50%で評価する。
課題や発表などの割合については、評価割合の項目を参照すること。
注意点:
・学習にあたっては、自己のキャリアについて常に意識し、将来の進路選択を行う際の参考にすること。
・ICT活用能力を高めるため、Blackboardに解答する簡単な小テストやアンケートを課すことがある。
・授業時間以外も活用してグループで調査研究や製作活動に取り組むことが必要となる項目もある。
・グループ学習では、自分の役割を見つけ、グループ活動に積極的に参加すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション、情報セキュリティ教育
2週 マイコン実習1(コンピュータの基礎) コンピュータを構成する要素について理解できる。
コンピュータの基本的な動作について理解できる。
3週 マイコン実習2(サンプルプログラムの実行) マイコンキットを使用して、サンプルプログラムを実行することができる。
4週 マイコン実習3(入出力ポートの制御1) キットに取り付けられている種々の入出力ポートの制御方法を理解できる。
5週 マイコン実習4(入出力ポートの制御2) キットに取り付けられている種々の入出力ポートの制御方法を理解できる。
6週 マイコン実習5(入出力ポートの制御3) キットに取り付けられている種々の入出力ポートの制御方法を理解できる。
7週 キャリア教育
8週 マイコン実習6(テーマとコンセプトの決定) グループワークで、マイコンキットで動作するプログラムを開発するために、製品のテーマやコンセプトを決定する。
2ndQ
9週 マイコン実習7(中間発表会) 決定したコンセプトやそれを実現するプログラムの概要について説明できる。
10週 マイコン実習8(グループワーク) キットで動作するプログラムを開発する。
11週 マイコン実習9(グループワーク) キットで動作するプログラムを開発する。
12週 マイコン実習10(グループワーク) キットで動作するプログラムを開発する。
13週 マイコン実習11(グループワーク) キットで動作するプログラムを開発する。
14週 マイコン実習12(グループワーク) キットで動作するプログラムを開発する。
15週 マイコン実習13(発表会とデモンストレーション) 開発したプログラムの動作を説明できる。開発で必要となった技術的な事柄について説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション、進路について 自分たちの将来像を画くことができる。
2週 今後とるべき資格について 自分たちのとるべき資格についてビジョン持つ。
3週 キャリア学習について 企業を知り、自分たちの将来像を画くことができる。
4週 専攻科の先輩による専攻科紹介と就職活動紹介 先輩の話を聞きを知り、質疑応答ができる。
5週 キャリア教育 企業を知り、自分たちの将来像を画くことができる。
6週 キャリア教育 企業を知り、自分たちの将来像を画くことができる。
7週 進路PBL 自分たちの将来をグループで議論することができる。
8週 進路PBL発表 自分たちの将来像を画き簡単な発表ができる。
4thQ
9週 キャリア教育(ジョブトーク) ーク) OB等のエンジニアに対するインタビューを通して、種々の仕事内容や社会人としての役割について知る
10週 キャリアデザインシート、ワークシート キャリア教育の総まとめ。
11週 IoTによるものづくりの変革 IoTにより今後、社会がどう変わっていくのか理解できる。
12週 IoT実習1 次世代社会での工学におけるIoTの重要性および、通信技術やマイコンの役割を理解できる。
13週 IoT実習2 Arduinoを用いて様々なデータを取得することが出来る。
14週 IoT実習3 取得したデータを分析することが出来る。
15週 IoT実習4 分析したデータが社会のためにどのように活用できるか議論することが出来る。
16週

評価割合

課題発表取り組み合計
総合評価割合602020100
基礎的能力2010535
専門的能力200525
分野横断的能力20101040