到達目標
・自身の専門系を中心とした工学的基礎能力を身につける.
・グループワークを通して、与えられたテーマに対して問題を発見し解決する能力の基礎を涵養するとともに,コミュニケーション能力や協調性の基礎力を身につける。
・課題・レポートや発表会を通じて、報告能力やプレゼンテーション能力といった、相手に自分の考えを伝える能力の基礎を養う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
エクセルやパワーポイントの使い方及び電気の基礎知識について | 電気に関する計算やパワーポイントを用いた発表ができる | パワーポイントを用いた発表ができる | パワーポイントを用いた発表ができない |
製作実験について | 回路を製作することができる。 | 回路作成に必要な素子を選別できる。 | 回路作成に必要な素子を出来ない |
2. ロボット制御に必要となるモータ,各種センサーの原理と制御方法について理解し,提示された課題のプログラムを開発することができる. | 各種センサに関するプログラムを開発することができ,練習課題をすべて解くことができる. | 各種センサに関するプログラムを開発することができ,基礎的な練習課題を解くことができる. | 各種センサに関するプログラムを開発することができない. |
3. 与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案することができる. | 与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案し,その結果を発表できる | 与えられた課題に対してグループで議論して解決方法を立案し,その結果を発表できる | 与えられた課題に対してグループで議論できず,解決方法も立案できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
キャリア形成に必要な能力と素養を身につけ,工学を学んでいく上で必要となる基礎知識や基礎技術を習得する.
授業の進め方・方法:
前期は,各系の基礎教育として、ICT活用能力、チームワーク力、プレゼンテーション能力、創造力など幅広い能力に対する素養を養う.後期は,その実践としてPBL形式の演習課題を実施し,問題発見能力,解決力を養う.
注意点:
授業時間内に終えられなかった課題は自学自習により終えておくこと。なお,前期・後期とも,出席が2/3に満たない者は欠格とする.
前期:演習の理解度・参加度20%,レポート・発表80%の割合で評価する.
後期:演習の理解度・参加度20%,中間発表・最終発表の成果物80%の割合で評価する.
前期、後期ともに合格は60 点以上とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション(教員の研究テーマ紹介) |
教員の研究テーマを理解できる
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2週 |
教員の研究テーマを応用したグループワーク |
教員の研究テーマに関連したキーワードを集めて新しい工学的な製品のアイディアを提案できる
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3週 |
教員の研究テーマを応用したグループワーク |
教員の研究テーマに関連したキーワードを集めて新しい工学的な製品のアイディアを提案できる
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4週 |
グループワークの発表 |
パワーポイントを用いてグループワークの発表を行うことが出来る
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5週 |
電気基礎計算演習 |
電気に関連する簡単な計算をできる
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6週 |
エクセルを用いた電気基礎計算 |
エクセルを用いて電気に関連する簡単な計算をできる
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7週 |
エクセルを用いた図の作り方 |
エクセルを用いて簡単な図を描くことが出来る
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8週 |
キャリア教育 |
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2ndQ |
9週 |
Arduinoを用いた製作実験I |
Arduinoを用いてどのようなコンセプトで回路製作を行うか考えられる
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10週 |
Arduinoを用いた製作実験II |
回路製作に必要な素子の選別、回路図及び配線図を作成することが出来る
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11週 |
Arduinoを用いた製作実験III |
回路動作に必要なプログラムを組むことが出来る
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12週 |
Arduinoを用いた製作実験IV |
配線図の通りに回路を作製することができる
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13週 |
Arduinoを用いた製作実験V |
動作確認及びデバックを行うことができる
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14週 |
Arduinoを用いた製作物の発表 |
Arduinoを用いた製作物について発表することができる
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15週 |
報告書の作成 |
回路が正常に動作しなかった場合に、マルチメータを用いて接続不良箇所を発見することができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期の概要,およびモータ制御について |
モータの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
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2週 |
ループ・スイッチ,カラーセンサの制御 |
ループスイッチ,カラーセンサの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
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3週 |
タッチセンサ,超音波センサ,ジャイロセンサの制御 |
タッチセンサ,超音波センサ,ジャイロセンサの制御方法について理解し,実際にLEGOで動作させることができる
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4週 |
ライントレース,変数の扱い方,およびこれまでのまとめ |
変数を用いた制御プログラムとライントレースの簡単な原理について理解し,LEGOで動作させることができる
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5週 |
練習課題 |
センサとモータに関する簡単な練習課題を解決する
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6週 |
課題の受け渡し・発表準備 |
これまでの内容にもとづき,与えられた課題の解決方法をまとめることができる
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7週 |
中間発表 |
第6週でまとめた解決方法を発表する
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8週 |
キャリア講演会 |
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4thQ |
9週 |
課題解決のためのロボット制御プログラムの開発1 |
第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
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10週 |
課題解決のためのロボット制御プログラムの開発2 |
第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
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11週 |
課題解決のためのロボット制御プログラムの開発3 |
第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
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12週 |
課題解決のためのロボット制御プログラムの開発4 |
第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
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13週 |
課題解決のためのロボット制御プログラムの開発5 |
第6週でまとめた解決方法にもとづき,LEGOを用いた課題解決のためのプログラムを開発する
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14週 |
発表準備 |
与えられた課題の解決方法と,実際に作成したロボットとプログラムの動作について纏めることができる
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15週 |
最終発表 |
与えられた課題の解決方法と,実際に作成したロボットとプログラムの動作について発表することができる
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16週 |
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評価割合
| 前期 | 後期 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 40 |
専門的能力 | 20 | 20 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 20 |